ヘアロスという言葉を耳にしたことのある方もいらっしゃると思います。
しかし、その意味や原因・対策法に関しては良く知らないという方が多いのではないでしょうか。
そこで本日は女性のヘアロスの意味や原因などをご紹介していきたいと思います。
最後までお付き合い下さいね。
Contents
ヘアロスとは
ヘアロスとは、女性の髪が何らかの影響によって薄くなってしまう状態のことを指します。
このヘアロスという言葉の指す範囲は大変広く、髪のボリュームの減少や加齢による頭皮環境の悪化・薄毛といった意味合いで使用されることも多いのだとか。
年代としては20代前半から30代前半の若年層や、更年期前後の女性の薄毛問題や脱毛などを指しており、女性独特の薄毛問題の総称として使われています。
女性がヘアロスに陥る原因としては加齢が一番の理由として挙げらてていましたが、近年出では若年層の女性もヘアロス悩みのを抱える割合が急増し、深刻な問題となっています。
では具体的にヘアロスとは、どういった症状を指すのでしょうか。
まず髪が細くなりコシがなくなったり、全体的にボリュームがなくなった。
こういった症状もヘアロスの症状だと言われています。
また髪型が決まらなくなったり、髪がうねってまとまらなかったり。
さらに分け目が目立つようになったというもまでヘアロスの範囲とされていますから、自分がヘアロスの状態にあることに気が付いていない方も意外と多いのかも知れません。
こういったヘアロスの症状が出るのにはいくつかの病気が考えられる場合もあります。
まず1つ目は、びまん性脱毛症です。
このびまん性脱毛症はアラフォー以降の年代に多くみられ、間違ったヘアケアやホルモンの乱れ・ストレスなどが原因と言われていいます。
この脱毛症は頭髪が全体的に薄くなるのが特徴で、髪のボリューム低下などを引き起こします。
2つ目は、ひこう性脱毛症です。
聞きなれない脱毛症の一つですが、意外に多くの女性に見られるのがこの脱毛症です。
この脱毛症は、頭皮が乾燥することで発生した毛穴に詰まることで引き起こされます。
そのことによって頭皮環境が悪化し髪の成長が妨げられることによって脱毛へと至ってしますのです。
3つ目は脂漏性脱毛症です。
この脱毛症は何らかの理由によって頭皮の皮脂が過剰に分泌され、その皮脂が頭皮毛穴を詰まらせ炎症を起こすことで引き起こされる脱毛症です。
この脱毛症は年代を問わず発症するため、多くの女性が悩まされている脱毛症でもあります。
最後は円形脱毛症です。
円形脱毛症は疲労やストレス・免疫力の低下などによって引き起こされる脱毛です。
この脱毛症は頭髪の一部分にみが抜け落ちるという特徴があり脱毛箇所が目立つといった特徴があります。
また改善までに時間を要するため、女性にとっては大変辛い脱毛症の一つです。
ヘアロスとは女性の薄毛問題という意味で広く使用されている言葉ですが、その症状や原因は多岐に渡り、場合によっては病院を受診する必要がある場合もあるのです
ヘアロスの原因とは
ではどのようなことが原因でヘアロスに陥ってしまうのでしょうか。
こちらではいくつかの原因をご紹介していきたいと思います。
まず1つ目に考えられる原因としては、生活習慣の乱れが挙げられます。
髪は食生活や睡眠時間と大きな関りがあると言われているため、こういった習慣が乱れることによってヘアロスへと繋がってしまうのです。
まず食生活ですが、塩分や動物性脂肪分・糖分などの多い食事を続けることで頭皮の環境を招き、結果的に薄毛や抜け毛を引き起こすと言われています。
こういった髪に悪影響を与える食事を続けることで頭皮の血行が悪化し、髪や頭皮に行き渡るはずの栄養素や酸素が滞ってしまうためです。
また脂肪分の摂りすぎることによって頭皮の皮脂が過剰に分泌にされ、その皮脂によって頭皮の毛穴が詰まり、頭皮全体が炎症を起こし、脱毛に至ってしまうことも少なくありません。
またアルコールの過剰摂取もヘアロスの原因と言われています。
というのも、アルコールを大量に摂取することによって健康な髪を保つために欠かすことのできない栄養分であるビタミンB群が消費されてしまい、頭皮や髪に行き渡らなくなってしまうのです。
2つ目に考えられる原因としては、睡眠時間が挙げられます。
あまり知られてはいませんが、睡眠と髪は大きな関りをもっています。
そのため睡眠不足が続いたりすることで、頭皮や髪の状態は一気に悪化してしまうのです。
では、どうして睡眠不足は髪に悪影響を与えてしまうのでしょうか。
その理由としては、睡眠は私たち人間にとって、身体の休息・成長・修復をいう3つの大きな役割りを果たしているためだと言われています。
睡眠が持つこの3つの役割りに欠かすことが出来ないのが成長ホルモンなのです。
また、成長ホルモンは睡眠中に最も分泌されるため睡眠時間が減少することでこの成長ホルモンの分泌量も一気に減少するため、髪の成長や修復が十分に行えない状態になってしまうのです。
また睡眠時間が不足することで皮脂が過剰に分泌されるため、頭皮環境の悪化を招きかねません。
こういった状態が続くことで知らず知らずのうちに頭皮にダメージが蓄積されていき、ヘアロスの原因となるのです。
最後に考えられる原因は、精神的なストレスです。
精神的なストレスが蓄積されていくことによって頭皮が血行不良の状態に陥ります。
過度なストレスを感じることによって自律神経が乱れ、血管が収縮してしまうためです。
すると髪や頭皮に必要な栄養分を行き渡らせることができず、栄養不良による脱毛を引き起こす原因になってしまうのです。
このようにヘアロスに至ってしまう原因には、いくつもの要因が考えられるのです。
ヘアロスの対策法
では、ヘアロスにならないための対策法ってあるのでしょうか。
こちらではヘアロスの予防や改善のための対策法をご紹介していきたいと思います。
まずは、食生活の改善です。
外食などが続くと塩分や脂肪分を過剰に摂取していることが多いですが、まずはこういった髪に悪影響を与えるものの摂取を控える必要があります。
また、それと同時に髪にいい食材を積極的に摂るよう心がけましょう。
まず髪にいい食品としては、タンパク質が豊富な赤みのお肉や魚が挙げられます。
タンパク質は髪の基本成分であるケラチンのもととなるため、健康な髪を保つためには必要不可欠な栄養素です。
また、ビタミン類を多く含む小松菜やほうれん草・ナッツ類やレモンといった食品もヘアロス対策に大変有効だといえるでしょう。
小松菜やほうれん草に多く含まれるビタミンEは血行を促進させる作用があり、抜け毛予防に効果的です。
レモンやオレンジといった柑橘系の果物にはビタミンCやビタミンAなどが豊富に含まれており、髪のツヤやコシに影響を与えます。
さらに、イワシやぶりといった魚類も血液の凝固を防ぐ役割りを果たしてくれる栄養素であるエイコサペンタエン酸を豊富に含んでいるため血液をサラサラにし、血流を促してくれるため定期的に摂取したい食品です。
こういった栄養素を食事からバランスよく摂ることでヘアロスを予防することが可能ですが、食事ですべての栄養素を摂る自信がないという方はサプリメントなどを活用して栄養補給を行うようにしましょう。
また、睡眠時間は毎日7時間以上確保するようにしましょう。
睡眠を十分にとることで髪の成分や修復に必要な成長ホルモンの分泌を促すことが出来ますし、自律神経の乱れを整えることもできるためです。
さらに気を付けたいのが、睡眠の質です。
いくら睡眠時間を確保しても睡眠の質が低いと成長ホルモンの分泌がは減少します。
夜休む前にはスマホやパソコンを触らないように心がけ、ホットミルクなどを飲んで身体を温めてから寝るようにすると睡眠の質を向上させることが出来ますよ。
こういった生活習慣の改善を心がけることでヘアロスの予防・改善をすることが出来るので、是非試してみてはいかがでしょうか。
