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静電気は頭皮に危険?!
乾燥する季節にセーターを脱ぐと髪の毛がバチバチ!
静電気で髪の毛が顔に張り付いたりすること、ありますよね。
空気が乾燥すると、髪の毛も乾燥しがちになります。
乾燥すると静電気が・・・。
せっかくセットした髪も台無しです。
この静電気、バチバチと痛かったり不快なだけではなく、頭皮にもよくないんです。
今回は静電気がどうして頭皮に危険なのか、その理由と対策をお伝えしたいと思います。
静電気はどうして発生するのか
物質は全てプラスとマイナスの電荷を持っています。
普段はこのプラスとマイナスのバランスがほどよく保たれていますが、乾燥によってこのバランスが崩れ、静電気が発生してしまうのです。
静電気は髪の毛にも危険
髪の毛の表面はキューティクルで覆われています。
このキューティクルは魚の鱗のように重なっていて髪の毛の水分やたんぱく質を閉じ込め、乾燥から守ってくれています。
しかし、静電気が起こるとキューティクルが傷つきポロポロと剥がれ落ちてしまいます。
すると、閉じ込められていたたんぱく質と水分がシャンプーの際、流出したり、空気中言うに蒸発してしまったりして失われます。
そしてダメージを受けやすくなった髪の毛が抜けやすくなり、頭皮に炎症が起こったりしてしまいます。
静電気が毛根に影響
静電気は髪の毛から毛根へと伝わっています。
その刺激によって髪の毛が作られたり、成長したりするのを妨げてしまうのです。
目に見えにくいですが、静電気が放電される時火花を伴って放電します。
これが「バチッ」の正体です。
バチッとなるたびに頭皮に小さな雷が落ちるのを想像してみてください。
すごいダメージですよね。
ホコリを引き寄せる
テレビやパソコンはホコリが付きやすいですよね。
これはテレビやパソコンが出している静電気にホコリが吸い寄せられているからです。
髪の毛と頭皮にも同じことが起こります。
静電気でホコリや汚れを吸い寄せてしまうのです。
頭皮にホコリや汚れが付着すると毛穴が詰まったり炎症の原因となります。
ホコリの中にはダニなども生息しているため、頭皮にそれが付着することは頭皮の環境を悪化させることにしかなりません。
静電気を起こさないためには
静電気を起こさないためにはどうしたらよいのでしょうか。
静電気を予防できるいくつかの方法をご紹介していきます。
静電気防止スプレー
静電気防止スプレーをしましょう。
髪の毛用のほか、衣類用、機械用などもありますので、必ず髪の毛に使用できるかどうかを確認してから購入してください。
洗い流さないトリートメントと水をスプレーボトルに入れてよく混ぜ、手作りの静電気防止スプレーを作っている人もいます。
好きな香りで作ることができるのは嬉しいですね。
静電気防止アクセサリー
静電気防止のブレスレットなど最近はオシャレなものも多く、言われないと静電気防止グッズだとわからないものもたくさんあります。
このようなアイテムを使用して体に静電気を溜めないようにすることが大切です。
静電気除去シート
セルフのガソリンスタンドに貼ってあるアレですね。
玄関やドアなど、バチっとしやすい場所に貼っておきましょう。
ハンドクリーム
静電気はいきなり髪の毛にはやって来ません。
手でどこかを触ったり、足底で静電気を集めてしまったりすることが原因なのです。
ですから、手先をハンドクリームなどでしっかりと保湿することで、静電気を起こさずに済みます。
髪の毛の保湿
髪の毛の保湿をすることもy大切です。
髪の毛が潤い、静電気が発生しなければ頭皮や毛穴にダメージを受けることもありません。
髪の毛の保湿にはヘアオイル、ヘアミルクなどが効果的です。
シャンプー
シャンプーを保湿効果の高いものに変えましょう。
髪の毛だけではなく地肌にも優しく、潤い成分が配合されているものを選びましょう。
ドライヤー
ドライヤーも乾燥のもととなります。
ドライヤーをかける前にはタオルドライをよくして、なるべくドライヤーの時間が短くなるようにしましょう。
ブラシ
ヘアブラシは本体は木製のもの、毛は天然毛のブラシだと静電気が起こりにくくなります。
プラスティック製のものは静電気が起こりやすいので気をつけましょう。
加湿器
加湿器でお部屋の湿度を保ちましょう。
加湿器がおけない場合、濡れたタオルを干しておいたり、沸かしたやかんを蓋をとって置いておくだけでも効果があります。
40%以上にすると効果的です。
湿度を保つとインフルエンザなどの病気予防にもなりますので、ぜひ気をつけてください。
水分を摂る
体の中が乾いていると、表面の肌や髪の毛も乾燥します。
冬は汗をかかないので、水分を摂ることを忘れがちになりますが意識して飲むようにしましょう。
冷たい水だと吸収もよくないので、常温か人肌くらいの温度がおすすめです。
コーヒーや紅茶などは利尿作用のあるカフェインが入っていますので、あまりおすすめはできません。
手を洗う
こまめに手を洗い、静電気を外に放出させましょう。
こまめに洗うことで手に付いた汚れや菌も落とすことが出来、風邪やインフルエンザ予防にもなります。
しかし、手を洗いすぎると乾燥しやすくなるので洗ったら必ずハンドクリームで保湿するようにしてください。
外出先ではウェットティッシュが携帯にも便利です。
歩き方
靴の底を摺って歩くような歩き方だと静電気を溜めながら歩くことになります。
しっかりとカカトをあげて歩くように心がけましょう。
靴
靴底がゴムのものは静電気を溜め込みます。
ゴムは絶縁体のため、静電気が地面に逃げないからです。
革で出来た靴底なら静電気が溜まりにくくおすすめです。
洋服
フリースや、アクリルなどの化繊のセーターは静電気が起こりやすい衣類です。
天然の素材の綿、ウール、カシミア、シルクなどの素材のものにしましょう。
また、セーターを洗う時は必ずおしゃれ着洗いで洗濯すると普通の洗剤より静電気が起こりません。
普通の洋服を洗濯する際は柔軟剤を使用するようにしましょう。
柔軟剤は衣類のリンスみたいなものです。
静電気を防いでくれます。
放電する
それでも、静電気がたまってしまったら・・・。
車のドアなどバチッときそうなものを触る前に、金属以外のものを触って放電しましょう。
金属は静電気と反応してしまい、火花が散ってしまうため「バチッ」となるのですが、木や布、コンクリートなどは放電をゆっくりと行うため、バチッとすることがありません。
特に植物など水分を含むものだと放電相手としては理想的です。
まとめ
いかがでしたか。
静電気が薄毛の原因になるとはびっくりですね。
髪の毛や頭皮に静電気が置きないようにするためには予防がとても大切です。
洋服や歩き方に気をつけたり、ケアに気を使ったりすることである零度は防ぐことができます。
今回お話したことを参考にして静電気を防ぎ、バチッとしたときの不快感と薄毛、抜け毛を防いでみてくださいね。