服や帽子を着脱するたびに毛が逆立ったり、パチパチなったりしませんか?
それは冬の乾燥による”静電気”の仕業なのです。
”冬だからしょうがない”とわかってはいるけど、静電気は痛いですよね。
私にとって、静電気のパチパチは苦手で、身構えながら着脱をします。
実は髪にとっても、静電気は”苦手”なものなんです。
なぜなら静電気によって、髪がダメージを受けてしまうから。
静電気が髪で起こるたびに、どんどん髪が傷んでしまうんです。
せっかくオイルなどのケアをして、髪を大切にしていても、静電気を放ってしまうと…せっかくのケアが台無しに。
そんなのは悲しいですよね…。
でも安心してください!これから、静電気に対しての対処法や、なぜ髪が痛むのか、その理由についても紹介していきます。
この記事を読めば、静電気に対して適切な対処ができるので、静電気の回数を減らし、髪のダメージを軽減することができます。
ケアをしているのに、なぜかいつまで経っても髪がパサパサなまま…という状態を回避できます!
この冬の静電気対策に、ぜひ参考にして下さいね。
静電気が髪を傷める理由
静電気が髪を傷めるのは、ツヤを出すキューティクルを傷つけてしまうから。
キューティクルはツヤを出すだけではなく…
髪をダメージから守る
髪の中の水分やタンパク質などが、外に漏れないように保湿する
という役割があります。
キューティクルが良い状態なら髪は保湿され、ツヤのある健康な美髪を維持することができます。
しかし静電気は、そんなキューティクルを傷つけて…剥がれやすくしてしまうのです。
静電気に負けて剥がれてしまうと、ダメージから守ることも保湿もできなくなり、ツヤがないパサパサの髪になります。
”またキューティクルが再生するのを待てばいいのでは?”と思うかもしれませんが、再生しません。
だから剥がれてしまったら、もうあきらめるしかないんです。
だからこそ、キューティクルは大切にする必要があります。
静電気は髪にとって天敵であり、私たちがケアをして守ってあげる必要があるのです。
なぜ髪に静電気がおきるの?
乾燥…もそうですが、髪にプラスの電気が帯電しているからです。
髪の毛にはプラスの電気が帯びています。
そこへ、くしなどのマイナスの電気が帯電しているものを髪に当てると、反発し合って静電気がおこるんです。
くしや服などの素材により、静電気が起こりやすくなったり、起こりにくくなったりします。
静電気が起こりやすくなる、マイナスの電気が帯電しやすいのは…
ポリエステル
ポリエチレン
ゴム
シリコン
フッ素加工
など
以上の素材でできている衣類などの着脱は、静電気が起こりやすい。
逆のプラスの電気が帯電しやすい素材は…
木
木綿
レーヨン
絹
ウール
など
これらは髪と同じプラスの電気なので、静電気は起こりにくいです。
髪の静電気ですが、髪が傷んでいるところは、特に影響しやすい傾向があります。
傷んでいるところは帯電しやすいからです。
ダメージが酷いと水分が抜けて、髪がより乾燥していますから。
だから、静電気がおきて広がるのは”毛先”なんです。
生えてから数年…何十年と経っているので、ダメージの蓄積量も多い。
だからこそ、毛先はケアや対策が必要なのです。
静電気に負けない!6つの対処法
1.着脱前にスプレーをしよう
冬は空気が乾燥しています。
乾燥しているからこそ静電気が起きてしまうので、衣類の着脱前にヘアスプレー(ミスト)で髪に水分を与えましょう!
ついでに髪の毛のケアにも繋がるので、おすすめです。
ヘアスプレーがない人は、応急処置でお水でも良いと思います。でも風邪には気をつけて下さいね!
衣類の方にスプレーをしてもいいです。
静電気を防止する、衣類専用のスプレーも売られています。
こちらを活用してもOKです。
私は衣類の方にスプレーしています。
寒いので、冷たいミストを髪にかけると、鳥肌が立ってしまうんですよね…。
ヘアと衣類、どちらも色んな香りと値段のものがあるので、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか?
2.ヘアゴムを変える
上記でもお話ししましたが、ゴムはマイナスの電気を帯電します。そのため、静電気が起こりやすくなります。
髪をゴムでまとめている人は、静電気が起こりにくいゴムに、変えてみるといいでしょう。
100均でも売られているので、手軽に試せますよ。
3.くしを変える
くしの素材によりますが…ほとんどのくしはプラスの電気を帯電する素材で、できています。
それを木のくしに変えてみたり、静電気防止の記載のあるくしに変えてみたりしましょう。
それだけでも、静電気は起こりにくくなるはずです。
100均に木のくしも、静電気防止のくしも売られています。
ヘアスプレーをして、”静電気が起こりにくいくし”でとかして、静電気防止のゴムでまとめれば完璧ですね!
4.ドライヤーを変えてみる
今使っているドライヤーを、”マイナスイオン”が出るドライヤーに変えてみましょう。
マイナスイオンはマイナスの微粒子水のこと。
マイナスだから静電気が起こるのでは?と思うかもしれませんが、大丈夫です!
確かにマイナスですが、凄く小さい微粒子水が髪の毛に浸透して、中和して静電気の発生を抑えてくれます。
しかも、髪の毛がマイナスイオンの効果で、しっとりまとまりやすくなります。
普通のドライヤーを使うよりも、こちらの方が髪には良いんですよ。
ドライヤーの買い替えを検討している人は、ぜひマイナスイオンのドライヤーで探してみてはいかがでしょうか?
5.シャンプーに変えてみる
シャンプーは洗浄力が強くなく、潤いを与えてキープできるものを選びましょう。
洗浄力が強すぎると、必要な油分まで落としてしまい、乾燥の原因になる可能性があります。
乾燥が静電気発生に繋がるので、髪の毛に潤いと保湿ができるものを選ぶのも、とても大切なのです。
”皮脂や汚れをしっかり落としたい・なるべく安くて良さそうなもの”で選ぶと、高アルコールの洗浄力の強いシャンプーを使っている可能性があります。
洗浄力が強くて、安いのが特徴だからです。
洗浄力が優しいのは、”アミノ酸”を使ったシャンプーです。
高アルコールシャンプーと比べて、優しい分は汚れが落ちにくくなりますが…シャンプー前に、しっかりお湯で皮脂や汚れを落としてから洗えば落ちます。
“アミノ酸・乾燥肌用”などの記載がされているシャンプーを選んでみて下さいね。
6.髪の保湿をケアを強化する
乾燥させないために、ヘアオイル・コンディショナー・トリートメントなどを取り入れましょう。
すでケアをしている人は、他のオイルやトリートメントに変えたり、増やしたりするのもいいですね。
ヘアオイルは、つけ過ぎるとベタベタになってしまいます。
髪が重い仕上がりになってしまうので、量には気をつけましょう。
裏の使用方法に適量の記載がありますので、読んでから髪につけるようにして下さいね。
コンディショナー・トリートメントは、毛先に揉みこむようにつけましょう。
でも、毛根…地肌につけないようにするのがポイントです。
頭皮につけないようにする理由は、肌や毛穴に残ってしまうから。
中には、地肌についても大丈夫なものもあります。
しかし、そういった記載がない限りは、なるべく頭皮につかないように使用した方が良いと思います。
まとめ
静電気はキューティクルを傷つけてしまう
剥がれたキューティクルは戻らない
乾燥やマイナスの電気の帯電が静電気の原因
6つの方法で静電気を回避しよう
静電気による髪のダメージや対策方法が、わかりましたでしょうか。
静電気は、季節に関係なく起こります。でも冬は特に乾燥するので、この時期だけ悩む私のような人も多いと思います。
なるべく”マイナスの電気が帯電するものを、髪に触れないようにする・ミストなどで乾燥を防ぐようにする・保湿ケアを強化する”などの対策をすれば、静電気から髪を守れます。
まずは貴方にとって、取り入れやすい静電気の対策方法から、始めてみてはいかがでしょうか?