女性の薄毛

気になる女性の薄毛への具体的アプローチ!血流と頭皮ケアがカギ!?

髪が薄くなってきたことを気にして、育毛剤などをいろいろ試す人も少なくありません。

髪は女の命と言われるくらい大切なものですから、抜け毛が増えて心配になるのは、女性として当然のことです。

実は薄毛には、血流と頭皮ケアが深く関わっており、薄毛を改善するためのカギとなっています。

そのため、薄毛と頭皮が深く関わっていることを知っておくと、薄毛対策をしていくときに、納得しながら実践していけますので、闇雲に行うよりも結果に繋がりやすくなります。

ここでは気になる薄毛への具体的なアプローチと、血流と頭皮ケアについて、詳しくお話ししていきます。

薄毛は血流と頭皮ケアがカギ!?

髪が薄くなった原因の1つには、頭皮と血流が関係しています。

頭皮の血流状態が改善できれば、薄毛の改善にも繋がっていきます。

最近多くの女性が薄毛に悩んでいます。

原因は1つではなく、さまざまな理由が重なって薄毛になっていることも多いです。

ただ、髪を作っている頭皮は作物を作る畑と同じです。

乾いて栄養のない固い土地では作物が育たないのと同じように、頭皮が硬く栄養が行き届いていない状態では、健康な髪も育ちません。

では薄毛の解決へのカギは、頭皮と血流にあることを、ここから詳しく説明していきます。

頭皮と血流の仕組み

血液は、取り入れた栄養素を体内の各器官・細胞に運ぶ役割があります。

人間の機能の1つとして、生命維持することが優先されています。

結論として、生命に関わりがない髪に栄養が運ばれる順位は、最下位となります。

そのため、他の器官で使われた栄養素の残りが髪になるという仕組みになっています。

健康的な血流

健康的な髪は、摂取して吸収した栄養が、血液によって毛母細胞まで運ばれて行きます。

毛母細胞とは、細胞分裂を繰り返すことによって、髪を作っている細胞のことです。

健康な髪を育てるには、この毛母細胞に栄養が行き届くことが必要になります。

栄養素は血液によって運ばれていきますから、健康な髪が育つということは、血流が良く、スムーズに毛母細胞まで栄養が供給されているということになります。

薄毛の血流

薄毛になってしまう血流の状態とは、血行不良であるといえます。

最後に運ばれてくる髪への栄養が不足していたり、血行不良でスムーズに頭皮の毛細血管に栄養素が行き渡らなかったりすると、髪の製造が上手くできなくなってしまいます。

頭皮内で髪が上手く作られなかったということは、既に髪が生える段階で健康ではない髪が育っているということです。

既に伸びている健康ではない髪をいくらケアしても、なかなか綺麗な髪に復活しないのは、元が上手く機能していないためです。

髪を綺麗に伸ばしていくということは、血流が良く頭皮全体にまで、栄養を行き渡らせる必要があるということになります。

気になる薄毛への具体的アプローチ!

薄毛は、血液で運ばれるはずの栄養が行き届いていない状態と言えます。

そこで薄毛を改善していくためには、血流を良くしていく必要があるということです。

ではここからは血行を良くするための、具体的なアプローチをお伝えしていきます。

頭皮の血流をよくするマッサージ

頭皮マッサージは、薄毛の改善に大変効果があると言われています。

マッサージすることで血流を良くし、頭皮を柔らかくしていくことが目的となります。

では、具体的に行う頭皮マッサージをご紹介します。

基本的にマッサージは、指の腹を使用して行っていきます。

頭皮を傷つけてしまう原因になるため、爪を立てたり強く押したりすることは避けてください。

①こめかみ辺りから頭皮を持ちあげるように、指の腹で上に向かって押し上げます。

(頭皮を上下に動かすようなイメージで行います)

次に同じ位置を、くるくると円を描くように移動します。

②上記内容を、少しずつ頭頂部に向かって指をずらしながら繰り返し行っていきます。

③後頭部の髪の生え際に同じように指の腹を当て、上に持ち上げるように上下を繰り返し、次にくるくると円を描くように動かします。

④上記内容を、頭頂部に向かって指を移動させながら繰り返していきます。

代謝を上げる有酸素運動

運動で基礎代謝を上げると血流が良くなるため、薄毛や抜け毛にも効果が出てきます。

特に女性は冷え性の人も少なくないため、血行不良で薄毛に繋がっている可能性もあります。

血液循環が悪いということは、血液が栄養素を上手く頭皮全体に運べていないということになり、健康な髪を育てることができなくなっている状態になります。

いきなりハードな運動をして体調を崩しても長続きはしませんので、可能な範囲からできる運動を行っていくようにしましょう。

具体的な方法としては、ウォーキングです。

歩くことは、女性でも手軽に始められる有酸素運動の1つです。

時間をかけて有酸素運動を行い、体内に酸素を取り込むと同時に代謝を上げ、血行促進することで頭皮に送られる血液循環も良くしていきます。

仕事などでウォーキングする時間がないという人は、通勤に使用している駅の1駅分を徒歩に変えたり、自転車通勤にしてみたりと、通勤のついでに行える運動を考えてみましょう。

清潔な頭皮環境作り

いくら頑張って血流を良くしたり、栄養を摂取したりしても、頭皮の環境が悪いと効果も出きれない状態になってしまいます。

髪を育てる環境で必要なことは、清潔な頭皮環境であり、毛穴の汚れを落とすことです。

毛穴が詰まった状態では血行不良となってしまい、健やかな髪を育てることを阻害してしまう原因にもなってしまいます。

だからと言って髪を洗いすぎるのは、健康な髪を育てる頭皮作りには間違った行動となります。

髪をキレイに育てるときに、水分と皮脂が必要となります。

髪を洗いすぎて皮脂を流しすぎてしまうと、皮脂が足りないと判断した体が、それを補うために通常以上に皮脂を分泌します。

皮脂量が過剰分泌されるということは、毛穴が詰まりやすい状況になるということです。

頭皮環境を整えるには、適度な皮脂と水分が必要不可欠となりますので、髪の洗いすぎには注意が必要です。

気をつけること

薄毛を改善していくうえで、気をつけていくことがあります。

理由は1つではありませんが、特に注意が必要なことをお話ししていきます。

体の冷え

女性は冷え性の人も多く、常に手足の先が冷たいという人もいます。

あるいは夏場など長時間冷房がきいた部屋にいて、体が冷え切ってしまい、関節などが痛くなる人もいます。

他にはデスクワークの人は、同じ体勢でずっと長時間座っていますので、血液が滞って肩が凝ったり、下肢が浮腫んだりする女性も少なくありません。

どんなに栄養をとって、どんなに常に頭皮環境を考えても、血行不良では血液が滞り、頭皮に栄養が行き渡らなくなってしまいます。

では、どうしたらいいのでしょか?

簡単な有酸素運動を行うのはもちろんですが、夏でも冷たい飲食ばかりではなく、温かい飲み物や食べ物を選んで体内から温めるようにしていきましょう。

職場などの冷房の調整が自分でできない環境下では、下半身を冷やさないよう膝掛けなどを利用し、肩にはカーディガンをかけるようにするだけでも、冷えを防ぐことができます。

あとは同じ姿勢はできるだけ避け、仕事の合間にも伸びをする・足を上げるなど、座ったままできる運動を取り入れるようにしていきましょう。

下半身の代謝を上げると全身の代謝が上がっていきますので、頭皮まで血流が良くなるよう、体が冷えないよう意識していきましょう。

毛穴の詰まり

汗をかいた時などでも、シャンプーをするのは1日1回までにしておきましょう。

洗浄しすぎると頭皮の皮脂分泌量が多くなりますので、逆に皮脂で脂ぎったようなペタっとした髪になってしまう場合もあります。

毛穴はホコリや皮脂汚れなどの詰まりがあると髪が上手く育たなくなるため、毛穴の詰まりがないようにしていきましょう。

可能であればシャンプー剤を使用せず、お湯だけで髪を洗う湯シャンを週に何度か実行するようにしてみてください。

シャンプーを使わないことに慣れない間は、違和感があるかもしれませんが、お湯だけでシャンプーをしてみると、洗っているうちに髪の脂で重くなるのを感じることができます。

それだけの皮脂が常にシャンプーで洗い流されているということです。

強いシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまうこともありますので、シャンプー選びやシャンプーをする回数は気をつけていきましょう。

まとめ

頭皮と血流は薄毛に深く関わっています。

血流を良くすることで、頭皮に必要な栄養素が運ばれるようになります。

ですが、せっかく血流が良く順調に栄養が運ばれるようになっても、毛穴の汚れなどで頭皮環境が整っていないと、結局また血行不良となり、頭皮からは健康な髪が育たなくなってしまいます。

薄毛改善のカギは、頭皮と血流両方を意識しながら実行することを心掛けてください。