女性の薄毛

女性必見!春特有の抜け毛や薄毛の原因と改善方法とは?

髪には一年に何度か生え変わる時期があり、春もそんな季節のひとつであると言われています。

しかし抜け毛が多い季節だからといって何の対策も講じないでおくと、紫外線などによる頭皮へのダメージと相まってさらに抜ける本数が増え、薄毛になる可能性も否定できないため注意が必要です。

そこで今回は、女性の春の抜け毛の原因やその対策方法について詳しく見ていきたいと思います。

ヘアサイクルによる抜け毛の本数

ヘアサイクルにより、髪は生え変わりを繰り返しています。1日に抜ける髪の本数にはもちろん個人差がありますが、だいたい50~100本程度であると言われています。

ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期があります。成長期では、2~6年かけて髪が成長し、退行期へ移り髪の成長が止まった後約2週間で休止期に入ります。

休止期に入ると頭皮の毛根が退化し、約3ヵ月で髪は自然に抜け落ちていきます。

春になると抜け毛が増える理由とは?

ここでは、春になると抜け毛が増える原因について、具体的に見ていきたいと思います。

毛の生え変わりによる自然現象

動物に夏毛と冬毛があり季節により生え変わるように、人間も冬から春にかけて、古い髪が抜けて新しい髪が生えてくるために抜け毛が増えるとされています。

この場合はいわば自然現象であるため、あまり心配しすぎる必要はないと言えるでしょう。

生活環境の変化によるストレス

新たな年度を迎える春は、進学や就職、転勤などこれまで環境が大きく変化する季節でもあります。

またさらに女性は結婚や出産などで、大きく生活サイクルが変化することが考えられます。

そんな中では新たな生活に対して、期待だけではなく不安を感じる方もきっと多いでしょう。

頭皮や髪を健康的に保つためをには、規則正しい生活や栄養バランスの整った食生活が必要不可欠となります。

しかし不安から生じるストレスや生活リズムの著しい変化により、外食が多くなり栄養が偏りがちになったり睡眠不足に陥ると、抜け毛が増える原因になることがあるため注意する必要があります。

また春はスギなどの花粉が多く飛散する時期でもあるため、免疫力が低下してアレルギー反応が起きやすくなり、それが抜け毛による薄毛につながるケースもあります。

特にストレスから起こる抜け毛は、春の一時的な抜け毛とは異なり違い長期化する場合もあるため、くれぐれも注意が必要です。

ですから抜け毛が多いと感じたら、まずは自分のこれまでの生活を振り返り、原因がどこにあるのか見定めることも重要です。

春の抜け毛を抑え薄毛を防ぐためには?

以下では春先に起こる抜け毛の症状を抑え、薄毛を予防する方法について、詳しく見ていきたいと思います。

栄養バランスの整った食生活を心がける

髪を健康な状態に保ち抜け毛を防ぐためには、タンパク質やビタミン類を、ミネラルなどさまざまな栄養素が必要不可欠となっています。

頭皮の毛母細胞の栄養不足は髪の成長に直接影響を及ぼすため、肉や魚類、緑黄色野菜や根菜類、フルーツなどをバランスよく摂取するようにしましょう。

体を動かし適度にストレスを発散させる

ストレスの蓄積は自律神経に悪影響を与えて血管を収縮させ血行不良を引き起こすことがあります。

髪の成長に必要な栄養素は血液の流れにより頭皮に乗って運ばれるため、血液の流れが滞ると、髪に十分な栄養素が行き届かなくなってしまいます。

そんな時にはウォーキングやストレッチなどを行うと、血流を回復させるとともにストレス発散にもつながります。

きちんと睡眠時間を確保する

頭皮にある毛母細胞は、細胞分裂を繰り返すことで髪を成長させます。この毛母細胞の働きを活発にするための成長ホルモンが分泌されるのが22時から2時までの間と言われています。

ですから遅くとも日付が変わる前には就寝して、6~8時間の睡眠時間を確保するようにしてください。

適切な方法でシャンプーを行う

シャンプーを行う前には必ずブラッシングをして、ある程度髪や頭皮についている汚れやフケを落としておくようにしましょう。

ブラッシングした後にはぬるま湯で髪を予洗いしてください。この時熱湯を使うと、頭皮を保湿するために必要な皮脂まで洗い流し乾燥の原因となってしまうため注意が必要です。

シャンプー剤を手のひらで十分に泡立てたら、指の腹で丁寧に頭皮を洗いましょう。

シャンプーをそのまま髪につけたり、爪を立ててゴシゴシと洗ったりすると頭皮にダメージを与えるため避けるようにしてください。

シャンプー後にはしっかりとシャワーで泡を洗い流すようにしましょう。

頭皮にシャンプーの成分が残ってしまうと、赤みやかゆみ、湿疹や炎症を引き起こし、抜け毛の原因となってしまう場合もあるため気をつけるようにしてください。

タオルドライをした後にドライヤーを使い髪や頭皮を乾かす際には、熱風でダメージを与えないように、30cm以上離してかけるようにしてください。

なお一日に何度もシャンプーを行う女性もいるようですが、実は過剰なシャンプーさ頭皮の乾燥を招いて抜け毛が増える可能性があるため多くても一日に1~2回に止めておくようにしてください。

頭皮の保湿を行い乾燥を防ぐ

頭皮の乾燥は薄毛や抜け毛の引き金となるため、グリセリンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合されているローションなどを使用して、頭皮に適度に水分を与えた保湿するようにしましょう。

特に春先はまだ空気が乾燥していて髪や頭皮の水分が失われやすい状態にあるため、意識的に保湿ケアを行うことが大切ですよ。

紫外線や花粉対策をする

頭皮から皮脂が多く分泌されている状態のまま紫外線を浴びると、皮脂が酸化して毛穴の詰まりや老化の原因となってしまい、抜け毛や薄毛ににつながる可能性があるため注意する必要があります。

春には予想以上に強い紫外線が地上に降り注いでいるため、帽子をかぶるなどして、紫外線対策を講じることが大切です。

また花粉から頭皮を守るためにも帽子をかぶることは大変効果的です。

さらに外出して室内に入る際には、玄関先で帽子や洋服ついた花粉をしっかり払い落とすことも必要となります。

特に花粉アレルギーを持っているという女性は、できるかぎり外出を控え、病院からアレルギーの薬を処方されている場合は適切に服用することが重要です。

ただし長時間帽子をかぶったままでいると、髪や頭皮が蒸れてしまい、雑菌が繁殖して頭皮環境が悪化して、抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。

ですから外出先でも、定期的に帽子を取り熱や湿気がこもらないようにしましょう。

頭皮マッサージで頭皮の血流を促す

ストレスや運動不足、睡眠不足などは血流悪化の原因となるため、季節性の抜け毛には頭皮マッサージを行い血流を促すことをおすすめします。

頭皮マッサージには、頭皮のコリを和らげ頭皮の血流を促進する効果の他にもリラックス効果もあるため、日々の生活の中でストレートを感じている方には非常に有効です。

ただし、あまり強く圧迫しすぎるとかえって抜け毛を増やし薄毛の原因となってしまうことも考えられるため、頭皮を優しく動かすようにマッサージするようにしましょう。

まとめ

春に抜け毛が増えたと感じたら、それが季節性の自然な抜け毛なのか、ストレスなどの何らかの理由があり引き起こされているものなのか見極めるために、普段から自身の髪や頭皮の状態に注意を向けておくことが大切です。

ストレスは誰でも多少はあるものですが、環境の変化などによるストレスを放置しておくと抜け毛だけではなく薄毛につながる可能性もあるため、できるだけ早く対処することが重要となります。