どんな種類のダメージ髪でもケアを念入りにしたからといって髪は修復不可能なのです。
ダメージの原因は様々ですが、ダメージを受け続けることになると、回復しないまま悪化していくのです。
潤いある髪を取り戻すにためには、なぜダメージを受けているのか原因を知ることが重要です。
髪の毛がダメージを受ける原因がわかればケアの仕方もわかります。
・ゴムのように伸びてる髪
乾いた髪よりも濡れた髪を見ただけで、ダメージの度合いが明確になります。
末期状態のダメージヘアは、濡らして軽く髪を引っ張ると、ビヨーンとゴムのよう伸びきってしまう!
髪の構造として、表面はキューティクルで覆われていますが、そのキューティクルの内部は空洞になっているため、濡れている間はその水分がスポンジのように空洞の中に入り込み続けます。
そのことから濡らしたままで自然乾燥すると髪が傷んでしまう理由がココにありますね。
キューティクルの内側がダメージを帯びることで空洞が大きく広がってしまい、入り込んだ水分が増えるごとに伸びてしまいます。
ダメージを繰り返すたびに、より多くの空洞が増えてしまうため、キューティクルがスカスカ状態が生まれてしまい、ゴムのように伸び切ってしまうと、どんどん進行してしまい歯止めがつかなくなります。
そして、このまま何もしないで放置してしまうと、髪は断裂します。これは大変危険な状態です。
枝毛や切れ毛が気になりだしたら、早く髪のダメージに気づき、今以上にダメージを進行させないように毎日のケアが必要です。
Contents
傷んだ髪は復活できる?
傷んだ髪は自然には元気な髪にはなりません。
パーマやカラーリングを何度も繰り返した髪はダメージに弱いため、毎日のケアで進行しないようにすることが大切です。
髪が乾燥してスカスカになるということは、キューティクルの中身が流出してしまうため、髪の芯だけ残ります。
髪は死んだ細胞なのです。
なので自力での修繕は難しいのです。
傷んだ髪を修復する専用のヘアケアなどの商品はありますね。
しかしそれを使ったとしても科学的なダメージを受けた髪は元の健康な髪にはなりません。
ダメージある部分は、悪化する前にバッサリ切ることが、新しく生えてくる髪のためには必要ですし、健康な髪でいる近道になります。
髪が傷む原因
科学的ダメージ→例えば、ヘアカラー・パーマ・縮毛矯正など。
ヘアカラーやパーマ剤などに含まれるアルカリ剤が原因です。
それら、科学的に作らせた液剤を髪に塗ることで、髪の表面のキューティクルを剥がしてしまい、髪の内部の水分や栄養素が外に出てしまい乾燥してパサパサになってしまい傷んだ髪になってしまいます。
特にヘアカラーに含まれているパラフェニジアミンという成分があります。
これは、実は毒性が高いと言われていますね。
ジアミンアレルギーをご存知でしょうか。
このアレルギーによって海外では死亡した人もいたようです。
紫外線によるダメージ
紫外線のもっとも強いのは5月~9月頃です。
以外と紫外線が強い時期が長いにもかかわらず、暑い夏だけのケアになっている方が多いため、気づかないうちに紫外線からのダメージを受けてしまっているのです。
それは、太陽の光を浴びた髪の毛は、紫外線を吸収するからです。
髪の毛はタンパク質(アミノ酸)によって構成されているのですが、紫外線を浴びることによってアミノ酸が酸化してしてしまい、髪が火傷した状態を起こしているのです。
そうなることで、タンパク質が失われてしまい、キューティクルが剥がれ落ちることで、乾燥しダメージを受けることで、傷んだ髪になるのです。
このことから、お肌だけでなく髪の毛にも紫外線対策が必要になります。
海水浴に行くときは髪が濡れて紫外線にあたるため要注意です。
紫外線予防のヘアケア用品もたくさん種類が出ています。
UVケアが習慣になるものを見つけるといいでしょう。
ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージ
ヘアブロー・ドライヤーやアイロンの熱で髪のタンパク質を固ませてしまうことがあります。
キューティクルにダメージを与えてしまうのです。
髪を傷めてしまう原因の多くは髪の乾燥ですね。
外気による乾燥にプラスして熱による髪のダメージでさらに乾燥させてしまうため、髪の状態がどんどん悪化してしまいます。
髪のタンパク質は熱を加えると固まってしまい、熱によって固まってしまったタンパク質は仮に一度であっても、もとに戻らないのです。
固まったタンパク質では、液剤の通り道がなくなるので、カラーは染まりずらくパーマもかかりずらい状態になります。
ここで、ダメージ髪にトリートメントをしてから液剤をつけても、効果はあまり変わらず染まりずらくかかりも薄くなります。
ドライヤーやヘアアイロンを使う時は、髪を乾かす前に流さないトリートメントをつけるといいでしょう。
濡れた髪の対処
お風呂に入ってから髪を乾かさないで自然乾燥する方も要注意ですね。
シャンプーの後、髪を濡らしたまま乾かさずに、長く放置したり寝てしまったりすることで、髪が絡りやすくなり、ますます傷みやすくなります。
ダメージ度は大きいでしょう。
濡れた髪は水分を含んでしまい、キューティクルが開いているため、その状態での摩擦や紫外線の影響を受けやすいのです。
そして、湿っている状態のまま寝ていると細菌も繁殖しやすくなり、髪だけがダメージを受けるだけでなく頭皮トラブルにもつながってしまいます。
濡れた髪を無理にブラシでとかすことも、髪や頭皮には良くありません。
目の粗いブラシやクッションブラシは頭皮に負担かけずとかせますのでオススメです。
自然乾燥をすることで、時間をかけてゆっくり乾燥させることで、髪の芯まで乾燥してしまうのです‼︎
しかし、ドライヤーで乾かすことにより、髪の内部の水分をとどめた状態で乾かし、最後の仕上げに冷風をあてるだなけで、キューティクルを引き締めることで、徐々に艶がでます。
傷んでいる髪を正しくケアをするためのアドバイス
シャンプー
あまり髪が濡れていない状態でシャンプーをつけてしまうと、泡が立たなくなるなど、髪が絡みやすく傷みやすくなるため、全体的に髪を濡らしてからシャンプーをつけましょう。
そして、優しく頭皮をマッサージするようなイメージで洗うことをオススメします。
そして、シャンプーなどは残らないようにしっかり流しましょう。
洗い残しをしてしまうと、肌トラブルにつながります。
乾かし方
A.根元をまずしっかり乾かす。
根元を先に乾かすことで、キューティクルの収まりが良くなり髪ツヤが出ます。
B.毛先を乾かす。
ドライヤーを下に向けて軽く手で梳かしながら、キューティクルを逆立たないように整えながら乾かします。
ブラッシング
強く梳くのではなく絡まりがあるときは、手で解してから優しくブラシで梳かしていきます。
毛先のブラッシングが終わったら、髪の毛の真ん中あたりから毛先に向かってブラッシングするのがポイントです。
そして最後は、髪の生え際から後ろに向かってブラッシングすることで、ボリュームが出やすいです。
インバストリートメント
トリートメントはつけ過ぎず適量がベルトです。
適量とは?
ショートの場合→100円玉2個分
ミディアム→500円玉1個分
ロング→500円玉2個分が目安となります。
付ける順番→毛先から徐々に上に向かうように塗布します。根本につかないようにつけるのがポイントです。
キューティクルは、根元から毛先に向かっているため、その方向に撫でると浸透力が早くなります。
それを10分ほど放置してから、手でとかすようにほぐします。
アウトバストリートメント
タオルドライで水分をしっかりとふき取るように!
水分が残っているほど、トリートメント効果は薄まってしまいます。
トリートメントの量はインバストリートメントの量に比べたら若干少なめにするのがポイントでしょう。
最初は毛先に付けてからその後全体に伸ばします。
普段の生活の中で、ヘアケアができると傷み予防ができます。
ダメージを最小限に減らして、ヘアアレンジを楽しみましょう。