ヘアケア

髪のボリュームが減ったかも?女性の薄毛その原因と改善法

どんなに頑張ってセットをしてもトップがすぐにペタンコになる。

分け目やつむじが目立つようになった。

そういったお悩みを持つ女性も多いのではないでしょうか。

このような髪のボリュームの減少にはいくつかの原因が存在します。

そこで本日は、そんな髪のお悩みの原因、その改善法についてご紹介していきたいと思います。

食生活の乱れ

私たちの美と健康を支えている食事。

その食事から十分な栄養素を摂取できない状態が続くことで、髪のボリュームは低下していきます。

食事からとった栄養素は血液や血管・筋肉や細胞といった生命の維持に欠かすことのできない部位から先に消費されていき、髪やお肌といった生命維持に直接的な関りを持たない部位は後回しになりがちです。

そのため食生活が偏り栄養が不足した状態になると、真っ先に髪やお肌が影響を受ける形になるのです。

偏食による栄養不足が続くと頭皮の環境は悪化し、髪をつくり出す毛母細胞が栄養失調状態に陥り細胞の働きが制限されてしまうため、ヘアサイクルの乱れを引き起こしてしまいます。

また栄養不足によって頭皮が血行不良に陥ると、頭皮全体が乾燥するようになり毛穴がたるんでしまうため毛穴の形が楕円形になってしまいます。

そうなることでその毛穴から生える髪は細く、弱い髪になってしまい切れ毛や抜け毛を発生させ、結果的にボリュームの低下を招いてしまうのです。

では、どういった食生活が髪のボリューム低下を引き起こす原因になるのでしょうか。

こちらでは髪に悪影響を与える食品をいくつかご紹介していきたいと思います。

まず1つ目にご紹介するのは、インスタント食品です。

カップラーメンや冷凍食品などのインスタント食品には、保存料や着色料・化学調味料といった添加物が大量に含まれています。

この食品添加物を継続的に摂取し続けることで、健康な頭皮や髪に欠かすことのできない栄養素が体の外に排出されたり、栄養の吸収が妨げられたりするのです。

また、こういった食品には血液をドロドロにする塩分や脂肪分・糖分が多く含まれている場合があります。

こういった成分を過剰に摂取することで血流が悪化し、髪や頭皮に行き渡るはずだった栄養素が行き渡らなくなり頭皮環境や髪質を悪化させます。

そのためインスタント食品をいくらとっても、十分な栄養をとることはできないのです。

2つ目にご紹介するのは、動物性タンパク質です。

豊かで健康な髪を保つために欠かすことのできないタンパク質ですが、牛肉や豚肉といった動物性タンパク質を過剰にとることで髪のボリューム減少を招きかねないので注意が必要になります。

動物性タンパク質の過剰摂取は、体内に内臓脂肪が増加し血管自体を細くしたり劣化させてしまう場合があります。

また体内に中性脂肪が増加するため血液が汚れ、ドロドロとした状態になるのです。

すると栄養が不足した頭皮は乾燥し、その乾燥から自らを守ろうと毛穴から皮脂を過剰分泌させるようになります。

その皮脂はやが毛穴を塞ぎ、髪をつくり出す毛母細胞にダメージを与えるため髪の成長が妨げられてしまうのです。

こういった頭皮ダメージが蓄積されていくことで髪のボリューム低下のみならず、抜け毛や薄毛といった髪トラブルを招く可能性があるため注意が必要になります。

3つ目は、アルコールです。

アルコールは摂取すると、体内でアセトアルデヒドという物質に変化をします。

このアセトアルデヒドは血液の中の栄養素や酸素・酵素といったものを押しのける作用があるのです。

そのためアルコールを大量にとることで、本来であれば頭皮や髪に行き渡るはずだった栄養素が行き渡らなくなり、髪が細くなってしまうのです。

また体内でアルコールを分解するためにはビタミンB群を大量に消費します。

すると体内がビタミンB不足になり髪の製造や修復に支障をきたすようになってしまいます。

さらに糖分が多く含まれるお酒をとることで頭皮の皮脂が過剰に分泌され、抜け毛や薄毛を引き起こしかねないのです。

紫外線による影響

紫外線はお肌のみならず、頭皮や髪にも悪影響を与えます。

頭皮に受ける紫外線ダメージはお肌へのダメージの数倍だと言われているため、その影響は計り知れないのです。

紫外線を大量に浴びることで自らを守ろうとした頭皮は活性酸素を発生させます。

するとこの活性酸素が髪をつくり出す毛母細胞などの活動を弱める作用をするため、抜け毛や薄毛・髪のボリューム低下を引き起こすのです。

また紫外線を浴びることで頭皮に存在する毛根にもダメージが及んでしまいます。

毛根にダメージが蓄積されることで細胞が正常に働かなくなり、ヘアサイクルの乱れを引き起こすのです。

特に毛根に存在する細胞の中でも重要な働きをする毛乳頭細胞が紫外線の影響で働きが弱くなることで、髪が細くやせ細ってしまうため髪のボリューム低下に直結してしまいます。

さらに紫外線は、髪の一番外側に存在するキューティクルにも悪影響を及ぼすと言われています。

強く美しい髪のカギとなるキューティクルはタンパク質で構成されているのですが、紫外線を浴びることによってタンパク質同士の結合が切断されます。

すると髪は脆くなり、髪が細くなったり枝毛や切れ毛といった髪トラブルが発生してしまうのです。

また紫外線はお肌だけでなく頭皮の老化スピードもあげると言われています。

頭皮が紫外線によって日焼けをすることで軽い火傷を負った状態になり、頭皮全体が極度に乾燥するようになります。

するとバリア機能や免疫力が低下した頭皮は皮膚の炎症やフケ・痒みといった症状を引き起こしてしまうのです。

こういったダメージを積み重ねていくことで本来の自然老化とは異なる、光老化が進行していくのです。

光老化とは紫外線の影響による老化を指し、対策をせず放置することでどんどんその速度を早めていくという特徴があります。

紫外線はこれだけの影響を、私たちの頭皮や髪に与えているのです。

ボリュームのある髪を手に入れるために

先ほどは、どういった原因で髪のボリューム低下が引き起こされてしまうのかをご紹介しました。

では、その改善法は存在するのでしょうか。

こちらでは髪のボリューム低下の予防や改善のためにすべきことをご紹介していきたいと思います。

1つ目に気をつけるべきなのが、食事の内容の改善です。

先ほどもご紹介した通り、食べ物と髪は密接に関わり合っているためです。

まず食生活を考える上で一番大切なのは、バランスです。

健康な髪に欠かすことのできない3大栄養素である「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」を含んだ食品を毎日の食事の中でバランスを意識しながらとることが大切なのです。

タンパク質はお肉や魚・豆腐などに多く含まれており、髪の主成分であるケラチンを生成する際に消費されます。

高タンパク質な食品の中でも鶏肉には弾力のある柔らかい頭皮を作るために必要不可欠なコラーゲンが豊富に含まれているため、積極的にとるといいでしょう。

また果物に多く含まれるビタミンは、タンパク質がアミノ酸に分解される工程を手助けをしてくれます。

さらに発毛する機能を高めたり髪を丈夫にする働きもしてくれるため、積極的にとるよう心がけましょう。

またミネラルは、髪の製造のサポートをしてくれます。

牡蠣やレバーに多く含まれているミネラルの一種、亜鉛はタンパク質がケラチンに変化する時に必要になる栄養素なので不足しないよう注意する必要があります。

2つ目に気をつけるべきなのは、紫外線対策です。

先ほどご紹介したとおり、紫外線が髪に与える影響は計り知れません。

紫外線を予防するためにも、UVスプレーや帽子・日傘といった紫外線ケアグッズを上手に活用して紫外線対策を行うようにしましょう。

髪のボリュームがなくなることで一気に老けた印象になりがちです。

どういった習慣が髪のボリューム低下を招いてしまうのかをきちんと理解し、対策を行っていくことで髪のボリューム低下の予防や改善をしていきましょう。