薄毛や抜け毛が気になりだしたら、髪が抜けることを不安に思って、シャンプーをすることさえも心配になってしまいますよね。
抜け毛の原因に頭皮環境がありますから、頭皮を清潔な状態に保つことは、健康な髪を育てるうえでの基本になります。
ですが、どのくらいの頻度でシャンプーをするのがいいのでしょうか?
あるいは、シャンプーを使用する・しないで、抜ける髪の量は違ってくるのでしょうか?
では今回は、シャンプーの回数と抜け毛の原因、湯シャンの薄毛への効果を解説していきます。
Contents
シャンプーの回数が抜け毛の原因?
外出すると、車などの排気ガスやほこりなどの汚れが多いですし、タバコの煙が付着したり汗をかいたりしますので、頭皮に汚れをためないためにも、髪は毎日洗うのが理想的です。
髪は夜寝ている間に、昼受けたダメージ修復しますので、頭皮や毛穴に昼間のホコリや汚れが残っていると、毛穴を詰まらせ、髪が成長することの妨げになります。
頭皮環境を保つためには、基本的に毎日髪を洗った方がいいですが、毎日シャンプーをすることを避けた方がいい場合もありますので、詳しく見ていきましょう。
毎日ではなくもいい場合
毎日汚れるからといっても、頭皮の乾燥状態が酷い場合は、皮脂分泌が少ない傾向にありますので、洗いすぎには注意が必要です。
頭皮や髪には適度な皮脂が必要なため、洗い流しすぎると頭皮の環境が逆に悪くなり、抜け毛や薄毛を作る原因になります。
そのため、頭皮の乾燥が気になる人は、毎日洗髪せずに2日に1回程度で様子を見るようにしていきましょう。
汗や皮脂が少ない場合
冬は気温・湿度共に低下して、汗の分泌量が減ることで、皮膚も髪も乾燥しやすい状態になります。
そういった場合は実は、洗髪はシャンプーを使用せず、お湯で丁寧に洗い流すだけでも十分なんです。
ただ、髪にスタイリング剤などを使用している場合は、頭皮の毛穴が詰まる可能性もありますので、洗髪する必要があります。
どのくらいの頻度がちょうどいい?
シャンプーは状況や季節によって毎日する必要がないときもありますが、基本的に頭皮を清潔に保つことは抜け毛や薄毛の予防になります。
そのため、何日も洗わないという状況は不衛生になりますので避けてください。
頭皮を不潔な状態でそのままにしておくと、雑菌や細菌が繁殖して、フケだけでなく炎症を起こす可能性もあります。
例えば外に出なかった日でも汗をかいたなら、シャンプーはした方が良いということを覚えていてください。
湯シャンに薄毛の改善効果がある理由
市販されているシャンプーの中には、成分的に強く、頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまい、逆に頭皮環境を悪化させ、抜け毛や薄毛を進行させる原因になっているものもあります。
そこでここでは、湯シャンを紹介していきますが、湯シャンは間違ったやり方をすると抜け毛を進行させてしまう結果となるため、注意していきましょう。
湯シャンの効果
湯シャンとは、シャンプーを使用せずにお湯だけで頭皮と髪を洗うことを言いますが、薄毛にどんな効果があるのでしょうか。
湯シャンは、シャンプーの流し残しもなければ、シャンプーが強すぎて必要な皮脂まで失うということもありません。
本来、きちんとシャワーで丁寧に頭皮や髪を流すことで、8割くらいは汚れを落とせるのだとか。
それを考えると、洗いすぎて頭皮の環境が崩れるようなことをするよりも、湯シャンで頭皮環境を整えたら育毛に繋がるという結果になります。
また、シャンプーを使用せずに、丁寧に頭皮を揉み込むようにマッサージすることで、育毛の効果に繋がっていくのが特徴です。
間違ったやり方は逆効果?
湯シャンは正しく行わないと、頭皮トラブルになることもありますので、注意をしていきましょう。
育毛にとって頭皮が清潔な状態であることは基本ですが、洗いすぎることで、必要な皮脂なども流しすぎてしまい、頭皮環境を乱してしまいます。
ですが、洗わな過ぎて汚れで毛穴を詰まらせるような不潔な環境も良くありません。
湯シャンはシャンプーを使用しない分、丁寧に時間をかけて頭皮と髪の汚れを取り除いていく必要があります。
適当な洗髪で汚れや皮脂が残っていると毛穴を詰まらせて、湿疹や炎症の原因を作ってしまうことにもなりますので気をつけましょう。
湯シャンのやり方
では正しい湯シャンの方法を覚えて、頭皮環境を整えていくことで、抜け毛・薄毛の予防と改善を目指していきましょう。
ブラッシング
湯シャンの前のブラッシングは必ずやってください。
ブラッシングすることで、髪の絡まりを解くだけでなく、皮脂やホコリや汚れをある程度取り払うことができるからです。
順番としては、最初に毛先からブラシを通して絡まりを解き、頭皮から毛先に向かって全体的にブラシを通していきます。
ブラッシングは乱暴に行わずに、頭皮を傷つけないよう丁寧に優しくまんべんなく行ってください。
また、適当にブラシを通して終わるのではなく、何度も念入りにブラッシングをして、汚れを落としていきましょう。
湯温は35~38°で10分は洗う
湯シャンのコツとしては、頭皮をマッサージするように揉み込むようなイメージで洗っていくことです。
湯温は熱いと頭皮に負担をかけてしまうため、38°くらいにして、40°を超えないよう気をつけてください。
頭皮を指の腹を使って揉んでいくようなイメージで、ゆっくりと生え際から頭頂部までを全体的に10分くらいかけて、丁寧に洗っていきます。
頭皮をマッサージすることは育毛に効果的で、血流が促進され、頭皮が柔らかくなり、マッサージによるリラックス効果もあるため、洗い残しがないよう意識していきましょう。
トリートメント
湯シャンの後は、毛先にトリートメントやコンディショナーを付けてください。
ただ、頭皮につかないよう気をつけましょう。ついた場合は、流し残しがないよう気をつけてください。
せっかく湯シャンしても、コンディショナーなどの洗い残しが頭皮に付着して毛穴を塞いでしまっては、湯シャンの意味がなくなってしまいますので、注意が必要です。
ドライヤーで乾燥
湯シャン後は、髪を吸収力のあるタオルで挟み、ポンポンと抑えるようにして水分を拭きとりながら髪のダメージを防ぎ、タオルドライをしていきましょう。
ドライヤーの温度は低温にし、頭皮・髪の根本から順番に乾かしていきます。
このとき、ドライヤーの熱が熱すぎると髪のタンパク質を壊してしまいますから、髪に近づけすぎないよう気を付けましょう。
最後は冷風で熱を吹き飛ばし、頭皮の蒸れを防ぎます。
また、髪のキューティクルを引き締めてツヤを出していきましょう。
まとめ
今回は、シャンプーの回数が抜け毛の原因に関係しているのかと、湯シャンすることで薄毛の改善効果がある理由について解説しました。
シャンプーの回数は状況や状態によっても違いますが、どうしても毎日しなければいけないものでもありません。
また、シャンプーをしすぎて逆に頭皮環境を崩して抜け毛に繋がる場合もあります。
だからといって、何日もしないのは不潔な状態を作り、当然抜け毛の原因になりますから、状態によってシャンプーをしていきましょう。
ただ、シャンプーを使わなくても、湯シャンを行うことで抜け毛予防と改善に繋がりますし、シャンプーすることで発生する問題は解決されますので、湯シャンを取り入れて試してみてください。