ヘアケア

横這いで推移する女性の喫煙率!薄毛との重大な関係

タバコは百害あって一利なしの存在です。

これは薄毛との関係性にも繋がっていきますが、タバコを吸っていることが体に様々なダメージを与えてしまいます。

その中で女性の喫煙率は一定を推移しており、非常に大きな問題となりつつあるのです。

日本での女性の喫煙率

日本でのタバコの喫煙率は細かく調査されてきました。

その中で女性の喫煙率は非常に大きな問題を示すようになっています。

これまで女性の喫煙率は高齢者になると高まるとされてきましたが、昭和60年から若年層の喫煙率の方が高くなり逆転するようになったのです。

実際に40年足らずで4倍以上の増加を見せており、日本の女性の4人に1人が喫煙者となっています。

人目につくところで吸っている人が少ないため、このような増加が身近な感じがしませんが、非常に多くの人がタバコを吸っているのです。

逆に六十歳以上の高齢者の喫煙率は、どんどん減少してきています。

それでも平均的なところで見ると、ほとんど横ばい状況と言っていいでしょう。

比較してみると男性の喫煙率は年々減少してきています。

昭和40年代には男性の喫煙率は80%前後を推移していましたが、現在はどの年齢でも40%を超えるような喫煙率はありません。

全体的にかなり急降下している線を描いているのです。

それだけ喫煙に対する問題意識が高まっているのが挙げられますが、勤務先などでも吸える場所が少なくなっている状況が影響しているのは間違いありません。

吸える場所がないのであれば辞めてしまった方が問題もなくなりますし、ここまで高額になったタバコを購入する小遣いへの負担もなくなります。

あまりに高額になってしまったことも影響しているのは確かです。

女性の喫煙と影響

女性の薄毛と喫煙も、関係が指摘されるようになりました。

ニコチンが体の中に入ってくると、自律神経に影響を与えます。

自律神経が刺激されるようになると、ホルモンのバランスにも変化が生まれるのです。

ホルモンバランスに影響が生まれてくると、発毛のサイクルに影響を与えます。

実際にタバコの影響はこれだけでは済みません。

喫煙者に対する影響は全身に及びます。

タバコの中にはニコチンを始めタールや一酸化炭素も含まれているからです。

これらはどれも有害物質であり、体にダメージを与えることで知られています。

ニコチンやタールだけではなく、一酸化炭素は中毒症状を起こすことでニュースに取り上げられることがあるでしょう。

冬場に寒気もしていない条件下で炭を使っていたりすると、一酸化炭素中毒で亡くなるケースは少なくありません。

タバコの中のニコチンは、高い依存性を持っていることでも知られています。

喫煙者がなかなか止められないというのは、ニコチンの中毒症状だからです。

肺から吸収されていくと血管を収縮していきます。

血管が収縮してしまえば、頭皮の毛細血管などに血液が流れにくくなり、栄養も酸素もを行き渡らなくなったことで髪が生えにくくなるのです。

何もいいことはありません。

さらに問題なのは、血管を強くしてくれる大事なビタミンCが破壊されてしまうことです。

細胞の新陳代謝にもビタミンCは大事な役割を持っていますが、喫煙者はこれがスムーズに働かなくなります。

肌荒れが出てきたりするのも、ビタミンCが壊されてしまうからです。

血液に巡って全身に行き渡ってしまうため、様々な場所で影響を与えてきます。

タールの場合には発がん性物質が大量に含まれているため、全身のがんへの影響が問題視されるようになりました。

肺がんのリスクだけで済むと思ったら大きな間違いです。

一酸化炭素は非常に危険なのは、酸素を運ぶ時に重要なヘモグロビンと結びつきやすいからです。

全身に酸素を運ぶために血液の中にあるヘモグロビンが大事な役割を持っていますが、酸素よりも一酸化炭素が結びついてしまえばその機能を果たせません。

全身が酸欠状態となり死に至るというのが、事故のからくりと言ってもいいでしょう。

栄養どころか酸素まで送られなくなれば、妊娠中などには大きな影響を与えます。

自分だけのリスクで済まないというのが、タバコのさらに強いところと言えるでしょう。

毛細血管と自律神経

喫煙することで、毛細血管など末端部分で脳血管が収縮し血流が悪くなるのが、薄毛につながる大きな問題点です。

しかし、それだけではありません。

酸素も届きにくくなり活性化しにくくなるのも問題です。

水分も補給されにくくなり、頭皮が乾燥しやすくなります。

頭皮が乾燥すると外部の刺激にも弱くなり、さらに発毛環境が阻害されるようになるでしょう。

自律神経の影響により体温が下がりやすくなり、女性ホルモンの分泌とのバランスがとれなくなります。

女性ホルモンの分泌とのバランスが崩れると、男性ホルモンが優位に変わってしまうと抜け毛が増えてしまうのです。

抜け毛が増えるということは、それだけ髪が育てばバランスが取れますが、栄養も酸素も送られにくい状況の中では、これは望めない状況になります。

タバコを吸っているだけで大きな影響を受けて、発毛のサイクルをどんどん破壊してしまうのです。

タバコを吸うだけでストレス発散ができるという人もいますが、仮にそうだとしても、失うものがあまりにも大きすぎます。

髪に関しても、あまりにマイナスが目立つことになるでしょう。

禁煙するなら早期に決断を

前者が禁煙することにより、薄毛の対策となるのは間違いありません。

タバコを吸わなくなれば、新たなニコチンやタールなどが血液に流れていかなくなるからです。

体全体に毒性のある物質が追加されにくくなるのですから、当然デメリットはありません。

しかし、これまで受けた影響が消えてなくなるわけでもないのが問題です。

禁煙したからといって、いきなり髪の成長が元に戻ったりするわけではありません。

すでに体の中には多くのニコチンやタールが存在しているからです。

これらの毒素が排出されなければ、影響は完全に無くなりはしないでしょう。

実際に気管支炎などの症状が改善するまで、1ヶ月から2ヶ月はかかるといわれています。

肺機能の改善が見られるまでには1年かかりますし、冠動脈疾患のリスクが低下するまでには2年から4年です。

これほどまでに時間がかかるものなのを理解しなければいけません。

吸っていなかった人と同じような病気のリスクのレベルまで低下させるためには、10年から15年かかるといわれています。

これだけの影響を与えている事実を理解できるのなら、今すぐにでも禁煙をスタートさせるべきです。

薄毛のリスクとしてみた場合にも、非常に長い期間影響を与えているのが分かります。

だからといって、手遅れだと考えるのは早計です。

新たなニコチンやタールが体に入ってこないぶんだけ、体に対する影響は少なくなります。

明日やめると思うよりも、今すぐ辞めてしまった方が、薄毛のリスクは必然的に下がるのです。

まとめ

現在のタバコを吸える環境や一本あたりの金額を考えた場合、仕事や生活に影響を与えているのは間違いないでしょう。

喫煙していた人が禁煙してみて、世の中はこんなに広く使えたのかと感じるのは珍しくなくなりました。

様々な規制がかかってくる中で、喫煙しているリスクの方があまりにも大きくなってきたのです。

喫煙していれば、自分の手で薄毛に近づけていくだけですので、影響が出てくる前にやめてしまうのが得策と言えるでしょう。