女性の薄毛

スマホ使用が女性の薄毛を招く?その対策方法をご紹介

今や老若男女を問わず日常生活には欠かせないスマートフォンですが、特に若年層を中心としてスマホ首やストレートネックと呼ばれる症状が増えており、それが悪化すると薄毛になるリスクがあると言われているのをご存知でしょうか。

そこで今回は、スマホと薄毛の関わりやスマホ使用による薄毛や抜け毛を防ぐ方法などについて詳しく見ていきます。

スマホと薄毛の関わりとは?

以下では、スマホの使用と薄毛の関係性について詳しく見ていきたいと思います。

ストレートネックによる首や肩のコリ

 
スマホを長時間使い続けると、ストレートネックを引き起こす可能性があるため注意が必要です。

ストレートネックとは、普段は弓なりに湾曲している脛ついがまっすぐになってしまい、首が前に出でしまう状態のことをいいます。

こうなると首の筋肉だけで体の中で一番重い頭を支えなければならなくなるため、 首や肩のコリが起こりやすくなります。

スマホに限らず、仕事などパソコンを長時間使用する方なども同様の姿勢になるので、首や肩へかなり負担がかかっていると言えるでしょう。

血行不良による栄養不足

首や肩のコリは、筋肉が硬直し血行不良が起きている証であると言えます。

その影響は頭皮にも及び、頭皮の毛細血管は首や顔の血管ともつながっているため、首や肩のコリが起こることで血行不良になると頭皮に髪の成長に必要な栄養素や酸素を十分に届けられなくなってしまうため、薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。

また頭皮の栄養不足や酸素不足は、新たに生えてくる髪だけでなく、現在生えている髪にも悪影響を及ぼし抜け毛の原因ともなってしまいます。 

ヘアサイクルの乱れ

正常なヘアサイクルにより髪が成長して自然に抜けるまで、一般的には3~6年かかると言われています。

しかしスマホが原因によるストレートネックで頭皮の血行が悪化して不しまうと、ヘアサイクルが乱れて髪が成長しきらないうちに抜けてしまうため、抜け毛が増え新しい髪がなかなか生えてこなくなるため薄毛になってしまいます。

また首や肩の筋肉の硬くなると頭皮も硬くなってしまうため、やはり髪の成長に妨げる引き金となります。

女性は特に注意が必要

女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、肩や首のコリが起こりやすいと言われており、筋力が弱いために姿勢が悪くなりやすく、筋肉が疲労して肩や首が凝り血行不良に陥ります。

また女性の場合はスマホやパソコンの使用だけではなく、家庭での料理や洗濯、掃除などの家事をする際には、前かがみの姿勢になる機会が多く、買い物で重い荷物を持つことも肩コリの引き金となります。

さらに育児をしていると子供を抱っこする回数も多く、それが何年も続くことで肩や首のコリによる血行不良が慢性化してしまう場合もあります。

女性に多い冷え性も、血行が悪くなり薄毛になる原因のひとつとして挙げられます。

補正下着などで肌を締め付けると、さらに血行が悪くなるため注意が必要です。

スマホ使用による薄毛や抜け毛を防ぐ方法とは? 

以下では、スマホの使用による血行不良などから起こる薄毛を防ぐための具体的な方法について詳しく見ていきます。

スマホを使う際の姿勢に気をつける

スマホを使う際に下を向いて画面を見ると、頭と首が前に出でしまうためストレートネックになる一因となります。

ですからスマホを顔の高さと同じくらいに上げて使うように心がけると、血行不良を防ぎ薄毛や抜け毛を予防することができます。

長時間の使用を控える

スマホの使用時間が長ければ長いほど、首や肩の筋肉は硬くなり血液の流れが悪くなります。

ですから同じ姿勢で一時間以上スマホやパソコンを使うような状況は避けるようにしましょう。

時々スマホから目を離して遠くを見たり、休憩を取るなどして長い時間連続して使い続けるのはやめるようにしてくださいね。  

適度な運動を行う

肩のコリを解消して血流をアップさせるためには、ウォーキングなどの運動を行うことがおすすめです。

またウォーキングをしながら軽く腕を回してみるなどの動きを取り入れてみるのも良いでしょう。

姿勢を意識しながら歩くと、血行だけでなく体のゆがみや姿勢の悪さなどの改善にも効果があります。

さらに次の駅まで歩ける距離なら歩く、なるべく階段を使うなど、意識して体を動かすことが血行促進や薄毛予防につながります。

シャワーだけで済ませずゆっくり湯船につかる

入浴をシャワーだけで済ませるという方もいると思いますが、できるだけ毎晩、37~40℃のお湯を張った湯船にゆったりと浸かるようにしましょう。

こうすることで頭皮から手足の指先まで血液が巡りやすくなり、肩コリや冷え性の解消に効果が期待できます。

また血流をアップさせることはもちろんですが、湯船に浸かり一日の疲れをしっかりとリセットすることは自律神経の安定にもつながるため、交感神経から副交感神経への移行がスムーズになり、睡眠が促されやすくなります。

しっかり睡眠を取る

夜遅い時間までスマホやパソコンを使うなどしていると、ストレートネックの他にも自律神経の働きにも悪影響を与え、血行不良や薄毛の引き金となります。

毎日6~8時間の睡眠を確保して、またブルーライトの影響による睡眠の質の低下を防ぐためにも、就寝する30分前にはスマホの画面を見るのをやめるようにしましょう。

また自分の首に合わない高い枕で寝ると首や肩の筋肉が緊張し、コリやハリの原因となるためや張りを招きます。

ですから自分に合った枕を見つけることも大切であると言えるでしょう。

寝る前のストレッチもおすすめ

寝る前に、ベッドの上などでゆったりした気持ちで首や肩、背中などをゆっくり伸ばしてストレッチを行いましょう。

こうすると寝つきがよくなり朝スッキリ目覚めることができるだけではなく、新陳代謝機能もアップするため、薄毛予防にも効果が期待できます。

仕事や家事の合間に肩や首を回す

仕事でパソコンを使ったり家事をしている合間に、時々肩や首を回しましょう。

筋肉がほどよく伸びていることを意識しながら、大きくゆっくり回すのがポイントです。

他にも両肩と両ひじを後ろに引いて肩甲骨を寄せるストレッチや、首を前後左右にゆっくり倒す簡単なストレッチもおすすめですよ。

眼精疲労を防ぐことも大切

実はストレートネックと同様に、スマホやパソコンを長時間使用し目が疲れてしまいいわゆる眼精疲労が起こると、やはり血行不良の原因となってしまいます。

ですからときどき目の周りを自分で軽くマッサージするなどして、目の疲れを取るように心がけましょう。

ホットタオルなどを目に載せると、目の周囲の筋肉の緊張がほぐれて血行改善につながります。
 

まとめ

スマートフォンやパソコンは現代を生きる私達とって、なくてはならないものとなっているため、ストレートネックによる血行不良などから薄毛にならないように、普段から気をつけることが非常に重要であると言えるでしょう。

特に女性の場合は元々筋肉量が少なく筋力も弱いため、首や肩のコリが起こりやすいとされており、さらに女性特有の冷え性なども、血行不良の原因となり薄毛を引き起こすきっかけとなる可能性があるため注意が必です。

しかし女性の薄毛は、男性とは異なり適切なケアを行えば年齢に関係なく改善することができると言われています。

髪のボリュームや抜け毛が気になる方、また薄毛を予防したいという方は、スマホやパソコンを使う際の姿勢に気を付けたり長時間の使用を控えるなどの対策や、睡眠時間の確保や適度な運動などを習慣化して薄毛や抜け毛予防を行ってみてはいかがでしょうか。