女性の薄毛

自宅で簡単に出来る女性の薄毛対策!気になったらまずは頭皮マッサージ!!

「最近頭頂が薄くなってきた…」

「髪の毛が弱くなってきた気がする…」

「出来ればあまりお金もかけたくないし、気軽に出来る頭皮ケアってないかな…」

35歳を過ぎると、女性は『エイジング世代』と呼ばれる髪の毛や頭皮が弱くなってくる年齢となってきます。

育毛剤などの育毛系アイテムは継続して使用していく必要がありますし、その都度お金がかかってきます。

出来ればお金をかけずに気軽に続けられる方法をしていきたいですよね。

『頭皮マッサージ』はそんなあなたに最適な方法です。

この記事では、元育毛カツラメーカー勤務で現役美容師の私が、気軽に出来る頭皮マッサージについて解説していきます。

頭皮マッサージがおすすめな理由

1番おすすめな理由としては、やっぱりお金がかからずにできるという点です。

育毛剤やその他育毛系アイテムというものは高額である場合が多く、継続して使用していいく必要がある為、必要経費がかかります。

頭皮マッサージにはその点が無料であることと、きちんとしたやり方が出来ていれば気持ち良く育毛をしていける点がメリットとなります。

頭部には多くの血管やツボがあり、頭皮マッサージはそれらを刺激させて血行を促進させることを目的としたものです。

また、頭皮マッサージには血行を促進させる効果以外にも、眼精疲労の回復やリラックス効果などもありますから、お疲れ気味の方にもおすすめです。

頭皮マッサージの仕方

基本的な頭皮マッサージの仕方について解説していきます。

まず、頭部を4つのブロックに分けます。

前頭部

頭頂部

側頭部

後頭部

です。

各部位をそれぞれ順にマッサージしていきます。

前頭部

まずは前頭部です。

おでこの上の生え際の部分にあたります。

両目の黒目から延長線上に真上の位置に親指と人差し指をあて、つまんで寄せます。

約2秒保ったら手を離し、これを頭頂部に向けて少しずつ位置をずらしながら4セット行います。

前頭部のコリをほぐすことで、頭全体の血流をよくする効果があります。

側頭部

次に側頭部です。

人差し指と中指で耳をはさむように手のひらを広げて頭皮を抑え、全ての指で頭頂部に向けてスライドさせていきます。

4~5秒かけて頭頂部までスライドさせ、最後に頭皮を引っ張るようにもち上げます。

これを1セットとし、8~10回ほど繰り返します。

頭頂部

続いて頭頂部です。

両手の親指の根元付近の関節を頭頂部にのせ、頭蓋骨をはさむように中央に寄せます。

これを5回繰り返します。

頭頂部がほぐれることで、前頭部や側頭部など、頭全体が動かしやすくなります。

後頭部

最後に後頭部です。

手でグーの形を作り、テーブルにひじをつけて後頭部を押していきます。

頭の重さを利用して押していく感覚で、後頭部全体をマッサージします。

1か所につき4回ほど押していく目安で行います。

眼精疲労などをやわらげる効果のある場所なので、痛気持ちいいぐらいのイメージで押すようにしましょう。

育毛に効く頭皮のツボ

東洋医学によると、ツボは身体の健康を保つために重要な役割もつと考えられています。

血流の滞った箇所に圧力を加え、流れをスムーズにし、血行促進をさせていく、という考え方ですね。

なかでも頭皮には多くのツボが存在し、育毛に効くツボも沢山あります。

ご自分でマッサージをするときに意識して刺激してあげると、効果がアップしますので、ここでは効果の期待できる頭皮のツボを紹介していきます。

百会(ひゃくえ)

両耳から真上に上がっていき、ちょうど頭のてっぺんになる箇所が百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボです。

疲労回復やリラックス効果、ストレスの緩和にも効果的と言われています。

身体全体のさまざまな経路が集中するツボで、育毛効果としては脱毛予防に効果的です。

通天(つうてん)

百会から左右に少しずれた箇所が通天(つうてん)と呼ばれるツボです。

血行促進に加え、頭痛や片頭痛にも効果があると言われています。

育毛の観点では抜け毛の進行を遅らせ、白髪予防にも効果があります。

天柱(てんちゅう)

襟足の生え際あたりを触ると、左右に太い筋肉が2本あるのが分かると思います。

その2本のわずかに外側にあるくぼんでいる箇所が天柱(てんちゅう)と呼ばれるツボです。

精神疲労やストレスなどからの疲労回復に効果があり、頭全体の血行をよくしてくれます。

育毛効果としては主に後頭部の抜け毛予防に効果があります。

風池(ふうち)

天柱から1cmほどわずかに上にずらした外側にある箇所が風池(ふうち)と呼ばれるツボです。

風邪に効くとされるツボで、めまいや立ち眩みにも効果があるとされています。

天柱と同じく後頭部の抜け毛予防に効果があり、円形脱毛症にも効くと言われています。

指圧法の仕方

ツボを刺激する方法は素人の方が行うと副作用を引き起こす可能性があります。

妊娠中の方や体調不良のときは極力行わない方が良いものですが、なるべく副作用の起こりづらいご自分でできる方法としては、『指圧法』があります。

主に親指で『痛気持ちいい』ほどの力でツボを刺激する方法ですね。

基本的には上記した箇所のツボに指をあて、多少痛みを感じるほどの力を込めて押します。

そのままの状態で5~10秒保ち、指を離し、一呼吸おいてから再度押す。

この繰り返しになります。

育毛の観点から考えれば箇所によって『〇セット』のような回数がありますが、あくまでも目安なので、基本的には5~10分ほどの時間をかけてゆっくり、しっかりと行うようにしましょう。

入浴後のマッサージで効果アップ

マッサージをするタイミングとしておすすめなのが、お風呂上がりの30分間です。

入浴によって身体が温まり、筋肉が柔らかくなると可動域が広がります。

身体全体のマッサージとは違い、頭皮のマッサージに限定すれば、可動域の広がり自体はあまり関係ないかもしれません。

ですが、身体が温まっているときにマッサージをすることによって、より軽度の圧力でも通常時以上の効果を期待することができます。

食後のマッサージはNG

食後のマッサージは消化不良を起こす可能性があります。

マッサージはその箇所に血流を促進させることを目的としますが、食後すぐは食べた物を消化させるために消化器に血流を回す必要があります。

マッサージをすることによって、本来必要な消化器への血流を奪ってしまうことになり、結果として消化不良を引き起こすことがあります。

食後、平均して3時間ほどで食べた物は消化されると言われていますので、この間にマッサージをすることはNGです。

ブラシでたたくのは良い?悪い?

なぜか一時期広まった「ブラシで頭皮をたたくと血行が促進される」理論ですが、これは全くのデタラメです。

なんとなく、頭皮に刺激を与えることで頭皮が丈夫になりそうな気もします。

ですが、過度な刺激は逆効果です。

ブラシでたたくほどの過度な刺激を与えられた頭皮は、皮下組織が損傷してしまい、角質化が始まります。

角質化し、硬化してしまった頭皮は、髪の毛を生やすことができません。

育毛のつもりでしていたことが、薄毛を促すことになってしまいますので、ブラシでたたくようなマッサージは決してやらないようにしましょう。

まとめ

やり方さえ間違わなければ、気軽にできてお金もかからない頭皮マッサージ。

育毛に限らず、身体のケアやストレス解消の面でもおすすめです。

過剰なマッサージは逆に身体の不調をきたす恐れもありますので、ほどよく丁寧にやっていきましょう。