「1日1個のりんごは医者いらず」という言葉を聞いたことはありますか。
これは昔から言われていることです。
おばあちゃんが言ってたな、という人もいるかもしれませんね。
りんごは栄養価も高く、色々な栄養が含まれているからりんごの季節である冬に食べると風邪を引きにくい、と考えられています。
そんなりんごは実は髪の毛にとても良い、ということをご存知でしょうか。
Contents
りんごの栄養素
りんごには、
・ビタミンC
・カリウム
・ポリフェノール
・食物繊維
が含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは紫外線による薄毛に効果的と言われています。
頭皮を柔らかく保ってくれる働きもあります。
頭皮が柔らかいと血行もよくなり、抜け毛予防になります。
カリウム
しかし、カリウムの摂取過多は逆に薄毛の原因となってしまうことがあります。
細胞を緩め、毛穴を開きやすくしてしまうため、抜け毛に繋がっているのではないかと考えられています。
ポリフェノール
りんごに含まれているポリフェノールは「りんごポリフェノール」と呼ばれています。
このりんごポリフェノールには色々なものから出来ているのですが、なかでも「プロシアニジン」という物質が含まれていて抗酸化作用があります。
食物繊維
りんごには「ペクチン」という食物繊維が含まれています。
ペクチンは腸の働きを活発にしてくれます。
腸の調子が整うと栄養の吸収もよくなり、頭皮に行き渡る栄養の質も高まります。
りんごの抜け毛に効果的な食べ方
同じりんごでも食べ方で効果の違いがあるなら、知りたいですよね。
これから、薄毛、抜け毛に効果的な食べ方をお伝えします。
皮ごと食べる
皮ごと食べるのがおすすめです。
皮や、皮と実の間に血管によいとされているプロシアニジンがたっぷりと含まれていますので、ぜひ皮ごと食べてください。
皮ごと食べるには農薬を落とす必要があります。
残留農薬を落とす専用の洗剤も市販しています。
食用の重曹水につけておいたり、酢水で洗う方法もあります。
しかし、面倒だと感じる人、洗っても残留農薬が心配な人はオーガニックの無農薬のものを購入しましょう。
りんごの品種は世界で15000種
りんごの品種は世界で15000種、日本では2000種、青森県産のりんごで市場に出回っているりんごは約40種類と言われています。
私達が買うことができるりんごは40種類もあったんですね!
普段そこまでりんごの品種について気にしたことはない人がほとんどだと思います。
40種類は無理ですが、手に入りやすい割とポピュラーなりんごの品種をご紹介していきます。
【王林】
りんごポリフェノールが豊富なのは「王林」という黄緑色をしたりんご。
酸味が少なく、甘みが強めなのでりんごが苦手な人にも食べやすいりんごです。
酸味があまりないので、ジュースにしてもおすすめです。
【紅玉】
果肉に繊維がしっかりとあり、酸味もあるのでジャムやコンポートなどには紅玉がおすすめです。
【ふじ】
日本で1番出回っているりんごです。
世界でも1番生産されているのがこのふじです。
歯ごたえもよく、あまみと酸味のバランスが非常によいので、そのまま食べるのがおすすめです。
低温での保存だと半年以上保つと言われていて、そのため価格も安定しています。
おいしいりんごの見分け方
・芯が太いもの
・全体的に赤く、ツヤがあるもの
・おしり部分のくぼみが深く、変形していないもの
・表面がボコボコしていないもの
などが美味しいりんごを見分けるコツです。
芯が太いものは栄養価も高いと言われています。
おろし金はプラスティックがおすすめ
金物のおろし金だと金属イオンと反応し、酸化しやすくなるので、おろし金はプラスティック製がおすすめです。
薄毛に効果的なりんごアレンジ料理
ビタミンCは熱で壊れてしまうので、なるべくそのまま食べるのが1番です。
ですが、ペクチンは熱を加えることで活性化します。
偏りのないように色んな方法で食べてみるのが良いかもしれませんね。
でも、どうやって食べたら良いの?と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな方のために飽きない薄毛にいいりんごのアレンジ方法をご紹介します。
焼きりんご
りんごは焼いて加熱する(100℃以上)ことでペクチンの持っている抗酸化効果が9倍になると言われています。
りんごを加熱する料理で1番手軽に簡単に出来るのが焼きりんごです。
・りんごを洗ったら、芯をくり抜く。
・くり抜いた部分に砂糖大さじ2とバター大さじ1を詰める
・耐熱皿に乗せ、ラップをする
・600wで4分ほど温める
※ご家庭のレンジによって加熱時間を調節してください。
また、焼きりんごは体を温めてくれるので、血行促進の効果も期待できます。
バニラアイスなどのアイスクリームには牛乳に含まれるたんぱく質とカルシウムが豊富です。
アイスを添えて食べても美味しいのでぜひやってみてください。
薄毛に効果があると言われているシナモンパウダーをふりかけて食べてもスパイシーな香りで食欲をそそります♪
りんごジュース
りんごジュースもなるべく、皮ごと摂取したいので皮ごとOKなレシピをご紹介します。
・りんごはよく洗う
・芯を取り除く
・塩水に漬ける
・ミキサーにりんご1個に対し、水400CC を入れスイッチを押す
すぐに飲む場合は塩に付けなくても大丈夫です。
変色しやすいので塩水に漬けますが、気にならないのであればこの工程は省いても大丈夫です。
りんごジャム
りんごジャムは保存も効きますので1度作っておけば楽ですね!
ジャムに合うりんごは「紅玉」
酸味と甘みのバランスがよいのでジャムにおすすめです。
・りんごはよく洗う
・芯を取り除き、1センチ角にカットする
・鍋にカットしたりんご、砂糖(りんご1個につき、50g)レモン汁(りんご1個につき、レモン1/8個分)をいれ、煮詰める
・焦げないように注意してかき混ぜ、アクが出たら取り除く
※保存容器は煮沸消毒などをして詰め替えてください。
保存は冷蔵庫で。
朝食のトーストに塗ってもいいですし、たんぱく質と乳酸菌の豊富なヨーグルトに混ぜるのもおすすめです。
りんごのコンポート
アイスに添えても、パンケーキに添えても、パウンドケーキの上に乗せて焼いてもおいしいコンポートのレシピをご紹介します。
・りんご1個を8等分にカット
・芯と皮は取り除く
・鍋に砂糖40g、レモン汁小さじ2とりんごを入れ、りんごが透き通るくらいまで煮込む
熱々を食べても美味しいですが、冷めると染み込んで美味しいので1晩冷蔵庫で寝かしてからがおすすめです。
ジャム同様保存は冷蔵庫で。
りんごゼリー
食欲がなくても食べられるゼリー。
デザートに手頃なので冷蔵庫にあると、手軽に薄毛予防ができます。
・りんご1個を皮ごとすりおろす
・鍋にすりおろしたりんご、水、250ml、はちみつ大さじ3を入れ煮立たせます。
・1分ほど煮立たせたら、火を止めゼラチンとレモン汁を素早く混ぜ合わせます。
・耐熱の型に入れ、粗熱を取ったら冷蔵庫で4時間冷やす。
※ゼラチンを寒天に変えても♪
まとめ
いかがでしたか。
冬が旬の果物ですが、スーパーや八百屋さんでは1年を通して購入できるりんご。
定番の果物のりんごが薄毛予防になるなんて、嬉しいですよね。
りんごは薄毛だけではなく、風邪を引きにくくなったり、整腸を促したりと色んな効果があります。
ぜひ、デザートにおやつにりんごを食べて薄毛予防をしてみてください!