女性の薄毛

スマホが女性の薄毛の原因に?!

スマホが薄毛の原因に?!

日本でのスマートフォンの普及率は現在75%。
シニア層でも所持率5割を超えました。
20〜24歳の女性ではなんと100%になっています。

1人1台は当たり前の時代。
そんな現代においてスマホが原因の薄毛が増えていることをご存知でしょうか。

スマホでインタネットを見て、メールやメッセージのやり取り、アプリでゲームなど1日中なにかいじっている人は他人事ではありません。

今回はスマホで薄毛になる原因、そしてその対処法をお話したいと思います。

ストレートネック

ストレートネックというのは頭を支えている首の骨が真っ直ぐ(ストレート)になっている状態のことです。

本来、背骨と首の骨は横から見るとS字になっています。
これは頭を支え、起立姿勢を保つために衝撃を吸収し、柔軟に対応するために30〜40℃の角度をつけて湾曲しているのです。

以前は生まれつきだと言われていましたが、生まれつきの他にも後天的に発症することも分かってきました。

スマホが原因で頚椎が疲労するとストレートネックと言われる症状になります。

ストレートネックになると、頭の重心が前になり、骨ではなく、筋肉で頭を支えることになってしまいます。

頭の重さは体重の10%ほどと言われています。
体重が50kgなら頭の重さは5kgになります。
ボーリングのボールや大玉のスイカくらいの重さです。

この重さを支えるために筋肉は常に緊張しています。
すると、血行不良になり肩こりや頭痛が起こるほか、頭皮に栄養が届かないので薄毛の原因にもなってしまいます。

眼精疲労

スマホを操作する人のほとんどが眼精疲労を感じているという調査結果があります。

・長時間小さな画面を見るため疲れる
・スクロールする画面を目で追うため疲労する
・長時間、近距離でピントが固定されたままなので疲れる
・カラフルな画面で目が疲れる

このような事により、眼精疲労が起こります。
パソコンと違って、操作している時間が長くても自覚症状が起こりにくいのも特徴です。

眼精疲労の状態になると、目の周りの筋肉が緊張して硬直します。
目の周りには血管がたくさん通っていて、筋肉が緊張すると血行が滞ります。

目の筋肉のすぐ横のこめかみには頭頂部まで続く血管があり、血行が悪くなると頭皮にまんべんなく酸素と栄養が届かないため、薄毛、抜け毛の原因となってしまいます。

1時間に1回、10分程度の休憩を挟んで、連続して長時間操作をしないように気をつけましょう。

また、スマホの設定で「ブルーライトカット」の設定をオンにすることをおすすめします。

肩こり

肩こりは筋肉の緊張で起こります。
長時間同じ姿勢でいたり、冷え性が原因で肩こりになる人も。

肩こりは「肩の凝り」だと思っている人も多いと思いますが、実は肩よりも首からくる肩こりの方が多いのです。

首から頭に流れている血管があり、首や肩が凝って血行が悪くなると、頭皮に栄養が行き渡らなくなります。また、首の筋肉がkン腸すると、頭皮も硬くなるため、抜け毛や薄毛といった原因にもなり、頭皮の環境によくありません。

スマホのストレス

スマホのある生活はとても便利ですよね。
家に忘れてこようものなら、1日中ソワソワしてしまったり・・・。
1回その便利さを知ってしまったら、もう手放せないものになってしまいます。

「無人島に何を持っていくか」の問に「スマホ」と答える人がたくさんいるのもうなずけます。今はソーラー充電器もありますので、無人島にも持っていけますね!

しかし便利な反面、スマホから受けているストレスもたくさんあるのです。

いつでも、どこでも誰から連絡がくる状態。
誰かと繋がっている安心感を上回るストレス。
「今までにスマホをやめたいと思ったことがある」というアンケートに3割もの人が「はい」と答えています。

もはやスマホに拘束されているといっても過言ではありません。

SNSのストレス

 
スマホのストレスの中でも多いのが「SNSによるストレス」

SNSの返信が面倒で疲れるという理由が多いようです。
メッセージは読んだかどうかがわかってしまうので、返事しないといけないし、写真や動画を投稿するSNSでは「いいね」を押さないといけない。
ひどい例だと、知り合い全員に「いいね」をして回る時間が1日2時間もかかるという人もいます。

返事を「しなければいけない」いいねを「おさなければいけない」といった、半ば強迫観念のようなストレスを日々感じながら生活しているのです。

薄毛や抜け毛の原因のひとつに「ストレス」があります。
ストレスにより、血行が悪くなり抜け毛や薄毛を促進してしまうからです。
仕事のストレスとは違い、スマホによるストレスは、休みの日もありません。

知らず知らずのうちに薄毛に向かっている可能性があります。

寝る前のスマホ

夜寝る前にベッドの中でついスマホをいじってしまいますよね。
ちょっとのつもりが気がついたら1時間経っていたなんていうことも起こりがちです。

人間は「太陽の光を浴びると脳が覚醒し、夜暗くなると眠くなる」という睡眠のリズムが本能としてあります。
「メラトニン」という物質は強い光を浴びると分泌が減少し、暗くなると分泌が増加します。
このメラトニンは体温と脈拍を低下させ、睡眠に導いてくれるホルモンの一種です。

寝ながらスマホを操作すると、画面が顔の近くになりますよね。
すると、とても強い光を浴びます。
このスマホ画面の光を脳が「昼間の太陽の光」と勘違いして、メラトニンの分泌量を抑えます。
結果、脳が覚醒してしまい、眠れなくなったり、眠りが浅くなったりして睡眠の質が低下します。

睡眠不足になると、血行不良、成長ホルモンの分泌が低下し、自律神経のバランスが乱れ抜け毛の原因となります。
そして新しい髪の毛を作ったり、傷ついた頭皮や髪の毛が修復されなくなるのです。

抜けるのに新しい髪の毛が生成されないと薄毛になってしまいます。

対処法

ではどうしたら、いいのでしょうか?
スマホを操作する時間を減らせばいいのですが、お仕事や人間関係上、そうもいきませんよね。

対処する方法としては
・マッサージ
・ストレッチ
・温める

の3つがあります。

【マッサージ】

首、肩、こめかみをマッサージします。
首は頭の付け根のあたり、肩は肩甲骨も凝り固まっていますのでよくほぐしましょう。

こめかみはゆっくりと優しく押す、離すを5回繰り返します。
あまり強くマッサージしてしまうと逆効果になることもありますので、気持ちいいと思える強さで行いましょう。

お風呂で温まったあとにマッサージすると効果的です。

【ストレッチ】

ストレッチは全身の凝りをほぐしてくれます。
凝りをほぐすだけではなく、血行もよくしてくれます。
肩甲骨や背中など、自分でマッサージできない部分でも、ストレッチをすることで凝りがほぐれます。

 

電源を切る時間を作る

スマホを操作することでの身体的な疲れ、そしてSNS疲れなどの精神的な疲れ、その両方に対処するために、夜間や休日ゆっくりしている時間など、電源をオフする時間を作ることも大切です。

「オフにして、もし大事な連絡があったら」と心配な方は、リビングにいる時はスマホを寝室に置くなど少しの時間だけでも手元から離してみることから始めてみてもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。

今や生活になくてはならないスマホですが、頭痛や肩こりなどの他に薄毛の原因になるとは思いませんでしたね。
便利なスマホ、薄毛にならないように使い方には気をつけたいですね。