育毛剤

女性の育毛剤って薄毛に本当に効くの?美容師がツッコミます!

女性用育毛剤を使えば髪が生えてくるというのはちょっと違います。

育毛剤は髪を生やす目的でつくられていますが、もう少し細かく説明すると「髪が生えやすい頭皮環境を作るためにつくられている」というのが正しい解釈です。

育毛剤という字を見てもわかりますように「毛を育てる剤」で育毛剤なのです。

ですから女性用育毛剤を使っただけでは「髪の毛が生えてくる」といった甘い期待はしないほうが良いでしょう。

しかし、正しく使えば髪の毛はまた成長を始めます。

【女性の育毛剤の目的と効果】

1 女性ホルモンの代用成分として使われる

女性用の育毛剤の殆どは女性の髪の毛に強く影響しているエストロゲンの代用成分が使われています。

例えばイソフラボンやエチニルエストラジオールといった成分です。

エストロゲンは女性の毛根で髪の毛の発毛因子を作りますから、これらの代用成分を直接頭皮に吸収させることは育毛にとって最適な方法です。

2 髪を育てるための栄養が豊富

髪の毛は通常血液から栄養や酸素を取り入れますが、薄毛を発症している女性の頭皮の血流は極めて悪いです。それを補うように髪に必要な栄養素が女性用育毛剤には含まれています。

3 収縮してしまった血管を拡張し血流を良くする

薄毛を発症している女性の頭皮の血流は悪いと申しましたが、それは毛細血管が収縮もしくは消失しているからです。

女性用育毛剤には収縮した血管を拡張し血流を良くする成分が含まれています。

4 ヘアサイクルを整え健全な髪の毛へ成長させる

これらの成分が女性のヘアサイクルを整え髪の毛の成長期を今よりも強力に延長します。

【女性の薄毛は育毛剤だけでは生えてこない!生活習慣こそ最大の育毛!!】

女性用育毛剤は髪の毛の生えてくる環境を整える作用を目的としています。ですから育毛剤を使っただけでは髪は生えてきません。

健康的な髪を生やすためには女性用育毛剤と合わせて頭皮ケアがとても必要になります。

1 生活習慣の改善

風邪を引いたと薬だけでは風邪は治らないようにしっかりと睡眠をとり、体が元気を取り戻すための栄養を取ることも大切です。

髪にも似たようなことが言えます。例えば髪の毛に必要な栄養を摂る。

そしてしっかり睡眠をとり成長ホルモンを分泌させる。

成長ホルモンの分泌を促すためには運動が必要など、育毛効果を得るためにはこれらの生活習慣が大切なのです。

2 正しい頭皮ケア

私は長年美容師をしていますがこれまで正しく頭皮ケアをしている人をあまり見たことがありません。

正しいシャンプーをし、そのあとは濡れた髪や地肌をしっかり乾かし、そして育毛剤と頭皮マッサージを加えて初めて正しい頭皮ケアなのです。

3 運動やストレス発散

運動による育毛効果は育毛剤だけを使うよりも遥かに育毛効果が高いです。

運動の中でも特に筋トレは成長ホルモンの分泌も高めてくれるため育毛剤と合わせて行うと高い効果が期待できます。

もし育毛剤を付けるだけで髪が生えてきたら毛髪専門のクリニックやサロンは間違いなく無くなりますし、そもそもそんな育毛剤があればニュースになっているはずです。

【知らなきゃ怖い女性育毛剤副作用】

今、女性の薄毛がかなり増え始めています。

ある育毛クリニックによると10年前と比べ3倍にも女性の薄毛相談が増えたと言っていました。

今までは自分の中に秘めていた、もしくは相談する相手がいなかったと推測できるのですが、今では情報が溢れかえりまた女性も積極的になったせいか育毛クリニックや育毛剤を進んで使用し、時には相談したりします。

これまでは女性の薄毛のちゃんとした人数が今までは測ることができなかったのですが、相談者や育毛剤の購入履歴から女性の薄毛の人数を把握することができるようになりました。

それと同時に女性の育毛剤、育毛サロンの利用者が今では男性向けの育毛費用を上回っているのが現状です。

女性が育毛剤を使うのが当たり前となった現在、気になる育毛剤の副作用などのリスク対策も必要になってきます。

【育毛剤には女性用と男性用がある】

以外にもよく知られてないのが育毛剤には女性用と男性用、男女兼用があるということです。

どのような違いがあるのかというと、

女性用

女性用には女性の薄毛の原因となる女性ホルモンの代用成分や血行促進、髪の栄養、保湿成分が含まれており、特徴的なのは無添加で天然生薬を使っているものが多いです。

男性用

一方、男性用は男性ホルモンを抑制する成分や血管拡張成分が多く含まれています。

女性と男性とでは薄毛の原因が根本的に異なります。

また、男性用には女性の肌に刺激のある成分も含まれるため女性は女性用を使った方が良いです。

男女兼用

男女兼用がそれぞれの薄毛に効果的であるというのはちょっと疑問があります。

なぜなら、上記にも説明しているように男性と女性とでは薄毛の原因が根本的に違います。

男性は男性ホルモンの影響によるaga男性型脱毛症に対し、女性は女性ホルモンの低下が影響するびまん性脱毛症だからです。

ですから男女兼用とアピールしている育毛剤はどちらかというと養毛目的のものだと捉えられます。

【育毛剤の副作用とはどんなもの】

さて、次に育毛剤の副作用についてですが、これも男性と女性とでは副作用の種類や重要度が変わってきます。

男性用

フィナステリド(フィナステリド)

フィナステリドとは男性型脱毛症を抑える薬、医薬品指定されている成分で男性なら性機能障害や動悸などのリスクがあります。フィナステリドは女性や子供の使用は禁止されており、もし使用したり、触れたりするだけでもその成分が体の中へ伝わっていきます。

そうすると特に妊婦これから妊娠予定の人、また授乳中の方のお子さんは性機能障害になるリスクがあります。

ですから女性は絶対に使用しないでください。

女性用

ミノキシジル

ミノキシジルは血管を拡張し血行を促進する作用があります。

女性用リアップなどにも1パーセントだけ含まれていますが女性がミノキシジル濃度の濃いものを使うと多毛症、つまり体毛やムダ毛が濃くなってしまいます。

血管を広げるので低血圧の多い女性にはその地血圧症を悪化させてしまいます。

エチニルエストラジオール

女性ホルモン治療にも使われている成分ですが、先天的に女性ホルモンが多い女性がこの成分を含む育毛剤を使うと、ホルモンの以上を示す可能性がありますので、この成分が含まれている育毛剤は控えたほうが良いでしょう。

他にもイソフラボンなども女性ホルモンであるエストロゲンの代用成分として使われることがあります。

血管拡張作用成分

低血圧の方は血管拡張作用のある育毛剤を使うと貧血などで倒れてしまいます。

植物アレルギー

一番怖いのがアレルギーなのですが、育毛剤には天然成分のものが多く含まれており、特に植物アレルギーのある方が使用するとアナフィラキシーショックを発症してしまう恐れがあるので、控えましょう。

【まとめ】

女性用の育毛剤は正しい使い方をすれば効きます。

例えば風邪をひいたとき病院で薬をもらいます。

でも薬だけでは風邪は治りません。

しっかり睡眠をとり、栄養のある食事をとり、そこになおかつ薬を飲むことで風邪が治っていきます。

育毛剤も似たようなもので、髪の毛に必要な生活をしながら、育毛剤で頭皮ケアをすることで薄毛が改善されていきます。