女性の薄毛

しっかり眠れば薄毛も治るの?女性の睡眠と髪の毛の関係が知りたい!

季節の変わり目や疲れがたまっている時などは、体調を崩しがちになる時期ですね。

体調が良くない時は、眠りも浅くなってしまい、頭皮や髪の毛の環境も悪化してしまいます。

実はしっかり眠ることは薄毛対策にとても重要なことなのです。

今回は睡眠と髪の毛の関係についてまとめています。

自分の体調を知ることは薄毛予防にもなりますよ!

なぜ睡眠は体調管理に大切なの?

睡眠は人間の身体にとても重要なことです。

起きている間に疲れた身体とフル回転で活躍してくれた脳みそは眠ることで疲れをとり、リセットをしています。

また、脳みその中では寝ている間に記憶の整理をしたり、記憶を頭の中に定着させる活動もしているのです。

しっかり眠らないと頭の中の整理も出来できず、ストレスの原因にもつながってしまいます。

現代人は睡眠障害を訴える人や、自律神経が乱れてうつ病を発症する人も増えていますが、これも睡眠時間がうまくコントロールできていないことに関係しているのです。

また睡眠時間が足りないことは生活習慣病を引き起こす要因の一つとしても考えられています。

つまりは、睡眠が不足すると身体も脳みそも休まらず、自分の身体なのに自分でコントロールが効かない状態になってしまう、というわけなのです。

特に30~40代の女性の方は仕事や家事や子育てに大忙しの時期。

睡眠時間が常に足りない、という状況になりやすい時で、そんな疲れが髪に出やすい時期でもあるんです。

疲れていて髪を整えている暇もない、という時もあるかもしれませんが、疲れがたまると薄毛になりやすいので要注意ですよ!

睡眠不足は薄毛のもと?

女性の皆さんはお肌の状態が睡眠と関係があることはご存じだと思いますが、もちろん髪の毛の成長にも睡眠は深くかかわっています。

寝ている間に人の身体からは成長ホルモンが分泌されて、それにより体内では細胞の生まれ変わりや成長が活発に行われています。

特に夜10時~深夜2時までの4時間は「睡眠のゴールデンタイム」とも呼ばれるほど、成長ホルモンの分泌が活発に行われる時間です。

髪の毛のほとんどはタンパク質で出来ています。このタンパク質を合成するためには成長ホルモンは不可欠です。

どんなに髪の毛に良いと言われる栄養をたくさんとっても、成長ホルモンが不足してしまえば、健康な髪の毛を育てることはできず、薄毛が進行してしまいますし、後から生えてくる髪の毛も弱くて細い薄毛になってしまいます。

成長ホルモンの分泌は副交感神経の働きによるもの。

副交感神経は夜10時~深夜2時の時間帯に最も活発に機能します。

つまり、夜10時~深夜2時の4時間の間は、一番髪の毛の生えやすい時間帯なのです。

夜10時~深夜2時の間にしっかりと眠ることは、薄毛対策にも大きく影響してきます。

例えば毎日夜10時に寝て、朝6時に起きる生活を続けていれば、副交感神経もその習慣を覚えてくれて、眠っているその8時間の間は成長ホルモンも十分に分泌することができるのです。

逆に睡眠サイクルがバラバラになってしまうと、睡眠時間は十分でも副交感神経がうまく働かなくなってしまい、成長ホルモンの分泌も不十分になります。

薄毛対策+キレイな髪を伸ばしたい!という女性のみなさん。

成長ホルモンの分泌が最も活発な時間に睡眠できる習慣をつけましょう!

そして、頭皮や髪の毛をゆっくり休ませてあげて、効率良く短期間で髪の毛を増やせるように、規則正しい睡眠習慣を心掛けましょう!

寝れば寝るだけ薄毛になりにくいの?

しっかり眠ると健康な髪の毛が育つ、という言うならば、

「たくさん眠れば眠っただけ薄毛が治るの?」
「薄毛対策には睡眠時間は多い方がいいの?」という疑問が出ると思います。

これは残念ながらたくさん寝ればよい、というものではなく、自分の身体のバランスを保つための適切な睡眠時間の正解は自分にしかわかりません。

一般的には6~8時間睡眠という方が多いのですが、人によっては2時間で足りるという人もいれば、10時間寝てもまだまだ疲れが取れないという人もいます。

睡眠時間が何時間とれるのかはもちろん大切です。

しかし、それよりも大切なのは、質の良い睡眠をどれだけ取れるか、ということ。

浅い眠りが続いたり、寝苦しい状態のままで長時間眠っても、細胞は活性化されずにむしろ疲れがたまって薄毛になりやすくなってしまいますよ。

枕も薄毛に関係があるの?

薄毛と睡眠に深い関係があることがお分かりいただけたと思います。

そこで、次に気になるのは「寝るときに更に薄毛対策で出来ることはないの?」というところですね。

朝起きたら枕に抜け毛がたくさんあった、という経験をされた方もいるかもしれません。

人は眠っている間に、寝返りを打つことで無意識に枕に頭を擦り付けています。

この時、髪が細く弱っていると、ちょっとした刺激で髪が抜けてしまいます。

髪の毛が長い女性の方ですと、摩擦で絡まったりすることもあり、気をつけていないと寝ている間に薄毛になりやすい状態になってしまうのです。

これを防ぐためには眠る時にいかに寝返りの回数を減らすが重要となってきます。

合わない枕で眠ると眠りが浅くなると言われるように、身体に合っていない枕を使って寝ていると寝返りが多くなってしまいます。

すると、髪の毛が枕とこすれる回数も増えて薄毛に繋がってしまうのです。

頭から肩までがまっすぐになる高さのもので、柔らかすぎない枕を選ぶこと。

そして枕カバーは肌触りの良いものを選ぶことで、寝返りの回数はグッと改善できます。

女性の場合は3~4cmくらいの高さが良いとされていますが、人それぞれに体系の違いがありますので、寝具コーナーなどで実際に計測してもらうことをおすすめします。

頭のためにも身体のためにも眠るときはしっかりと上を向き、仰向けの態勢でリラックスして眠ることで、心も身体も休まります。

枕を変えることで今までより深く眠ることが出来れば、枕との摩擦も減り、成長ホルモンも活発になりますのでダブルで薄毛対策になりますね。

寝る前にできる薄毛対策ってあるの?

薄毛対策に枕や睡眠について見直すことをご紹介しましたが、その他にも薄毛対策のために寝る前にできることはいろいろあります。

例えば、
・寝る直前にお風呂に入ってしっかりと身体を温める
・リラックス効果のあるハーブティーを寝る前に飲む
・軽いストレッチをして身体をほぐしてから寝る
・寝る直前までスマホやパソコンを見るのをやめてみる
・リラックス効果の高い音楽をかける
・部屋を真っ暗にする(アイマスクなどを使ってみるのもおすすめ)
・加湿器を使って部屋の湿度を保つ
・エアコンを使って室温を調整する

など、心地よい眠りを手に入れるためにできることを取り入れてみることは、薄毛対策にも効果抜群です。

仕事で疲れて帰ってきたときや、子育てでぐったりしてしまってゆっくりできない、という時も女性の皆さんにはあると思います。

寝る前にいろんなことはできないわ!というお疲れの女性の方には、セージ入りのハーブティーがおすすめです。

セージ含まれるボルネオールという成分は血行促進作用が高いので薄毛対策にも高い効果が期待できます。

温かいハーブティーなら薄毛対策だけでなく、身体も温まってビタミンもたっぷり入っているので、疲れも取れてぐっすりと良い眠りに入れますよ。

まとめ

しっかり眠ることは薄毛予防につながるということがお分かりいただけたでしょうか。

忙しい30~40代の女性の皆さんは、ストレスで薄毛になる方も多いです。

忙しくて疲れがたまっている時こそ、短時間でもしっかり眠って、自分の髪の毛をいたわってあげましょう。