薄毛に悩んでいる方の中でストレスが原因になっている方はいませんか?
女性の薄毛の原因には、出産やホルモンバランス、病気など様々な原因がありますが、徐々に髪の毛が薄くなっていくのはもしかするとストレスが原因になっているかもしれません。
現代社会においてストレスとはうまく付き合っていかなければいけませんが、実はストレスは食習慣を整えることによって緩和することができるのです。
そこでこの記事では薄毛を予防・改善するために、ストレスを緩和させる食習慣について解説していきますので、薄毛に悩む女性の方は是非参考にしてくださいね!
Contents
ストレスの緩和は毎日の食事から作られる
女性は、頑張り屋さんが多いです。そして、若ければ若いほど、体力のギリギリまで無理をして頑張ってしまいます。
しかし、これは若さゆえにできること。しかも肉体的には「脅威の回復」をしたとしても、精神的な消耗はなかなかリカバリーすることはできません。
無理をしているのに、それに気づかず頑張り続けると、ある日突然、エネルギー切れがおきて、ガクンと崩れるときが必ずやってきます。
疲れてくると脳内ホルモンが不足する
日々の頑張りで消耗が強いのは、身体よりも、首から上にある「脳」です。
「精神面の消耗」と聞くと、心が疲れていると思いがちですが、実はそれは「脳」が疲れているのです。
心の安定や前向きな気持ちを起こさせるのは、脳の中にある「脳内ホルモン」(セロトニンやドーパミン)の働きによるもので、それらが足りなくなると脳のエネルギーが切れてしまうのです。
こうなると、いくら「気の持ちようだ」とおもって気合を入れようとしても、踏ん張ることはできません。
そしていずれストレスとなり、血管の収縮によって髪の毛の成長が阻害され、薄毛になってしまいます。
脳にどれだけエネルギーを蓄えられるかがカギとなる
元気でハッピーな心は、「脳にエネルギーがどれだけ蓄えられているか」にかかっています。
心や体調に何らかの不調があるときは、すでにエネルギーの残りが少ない状態です。
「ちょっと疲れたかも?」と感じたときから、せっせと補給する意識を持つようにしましょう。
エネルギーの材料になるもの、つまりガソリンの役割を果たすのは、タンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素。
これらが材料になって、元気ややる気をもたらし、ストレスを緩和してくれる「脳内ホルモン」を合成し、脳の働きをコントロールしてくれます。
ストレスを減らすホルモン「セロトニン」
タンパク質とビタミン・ミネラルを摂取し、脳のエネルギーを満タンにすると、心にも良い影響があります。
ストレスを感じると人は身体を守るためにいくつかの脳内ホルモンが分泌されて緩和しようと働きます。この時重要な働きをするのが、幸せな気分や楽しい気持ちにさせる「セロトニン」です。
セロトニンの分泌が大切
ストレスを感じたとき、気分転換やストレス発散をするとすっきりするのは、セロトニンが増えているからなのですが、セロトニンを増やしたくても、材料となる栄養素がなければ増やすことはできません。
また、脳内の情報は複雑なネットワークを進んでいますので、セロトニンというボールを売ったバッターがいれば、それをキャッチするキャッチャーがいなければ「すっきり」という感覚にはなりません。
このセロトニンをこぼさずにキャッチするためには、実は「脂質」が必要となります。
脂質不足は薄毛をもたらす
細胞同士が情報を受けるためには、専用の受け口があります。これを「受容体」という言葉を使いますが、いつも受け口が出ているわけではありません。
受容体は細胞膜の間に挟まっていて、セロトニンが飛んでくると、膜に余裕ができて、受容体が飛び出してキャッチするようになっています。
ところが脂質が十分に細胞膜に届いていないと、膜はかたくなり、受容体が挟まったまま出ることができませんので、飛び出してきたセロトニンをキャッチすることができなくなってしまうのです。
この状態が続くと、脳はセロトニン不足になって、気持ちが不安定になりやすくなり、血流の低下、薄毛を招く原因となってしまいます。
もちろん、脂質を過剰にとることは、逆に血をドロドロにしてしまう恐れがありますので、過剰摂取は推奨できませんが、ダイエットなどで脂質を抜いた食事をしていると、ゆでて脂肪分が抜けてしまったササミのように、髪の毛もぱさぱさに乾燥して潤いが無くなってしまうのです。
なので日々の食生活に「タンパク質・ミネラル・ビタミン・脂質」をうまく取り入れるように、バランスよく摂取するようにしましょう。
お菓子の食べ過ぎに注意
最近のオフィスではお菓子を食べて仕事の効率を上げたり、お菓子を社内コミュニケーションツールとして使ったりしているところも多いです。
取り組みとして、その考え方は悪くないのですが、食べているもの・食べる量に問題があります。
チョコレート・キャンディーなどの甘いものや、せんべいやスナック菓子などは、「原料が糖質」のため、血糖値を急激に上げてしまうからです。
糖質のとりすぎは身体だけでなく、実は脳のエネルギー問題と切っても切れない関係があるのです。
低血糖という悪習慣
そもそも血糖値というのは食事をすれば上がりますが、問題なのは、「急激に上がること」にあります。
この状態を身体は異常事態と判断しますので、一気に上がったものは急いで下げようと、インスリンが大量に分泌されて、まるでジェットコースターのように血糖値が急降下してしまいます。
すると血統調節のコントロールが不安定になる低血糖が起きます。低血糖が起きると身体に不調が現れるだけでなく、髪の毛の質を良好なものに保つためにも、良いものではありません。
「疲れたときは甘いものを食べるといい。なぜなら脳はブドウ糖をエネルギーとして使っているから。」
ということをよく聞きます。確かに脳にブドウ糖は不可欠ですが、ブドウ糖だけしか使わないわけではありません。
脳のエネルギー源はブドウ糖のほかに、脂質を代謝したあとにできる副産物「ケトン体」という物質も使います。
またブドウ糖を摂ろうとチョコレートなど甘いものをせっせと食べなくても、肝臓でしっかりとブドウ糖を生成することができます。それよりも、甘いものの摂りすぎで起きる「低血糖」に注意しましょう。
血糖値の動きを意識した食習慣を
一気に血糖値が下がるというのは、体にとっては危険な状態。また脂っこいものばかりを食べるのも、血流が悪くなる原因となってしまいます。
血流が悪くなると、頭皮に行き渡るはずのタンパク質やビタミン、ミネラルが届かなくなってしまいますので、元気な髪の毛を生成することができなくなってしまいます。
なので日々の食習慣には気を付けて、タンパク質・ミネラル・ビタミンを効果的に摂取することが大切です。
【まとめ】食習慣を整えて、薄毛を予防しましょう!
いかがでしたでしょうか?この記事では、ストレスが原因によって引き起こされる女性の薄毛を予防・改善するために必要な食習慣について解説してきました。
日々忙しい中不規則な生活や偏った食事を続けていくと、栄養不足と同時にストレスもたまってしまいます。
ストレスが過剰に溜まると血流が悪くなってしまいますので、髪の毛の生成に必要な栄養素が届かなくなってしまいます。
なのでストレスを感じたら、発散することが大切ですし、そのストレス発散の元となるホルモンを分泌させるためには栄養バランスの取れた食事が欠かせません。
また甘いものの食べ過ぎは、低血糖を招いてしまいますので、気を付けましょう。
食習慣を是正し、ストレスを適度に消化していくことで薄毛予防・改善に繋がりますので、まずは食生活を見直すことから始めましょう!