歳を重ねることから逃れることは出来ませんが、出来る事ならいつまでも若々しく見られたいものですよね。
見た目年齢と言ったらお肌が決め手と思いがちですが、肌と同様に髪も見た目の若さに大きく影響します。
髪は老化すると細くなってハリやコシがなくなってきたり、白髪が増えたりしますよね。
最近ではシャンプーはノンシリコンは当たり前になったりと、髪の日常のケアに対して皆さん意識が高くなってきましたが、髪の老化に対するアンチエイジングは髪だけでなく頭皮や体のケアも重要になってきます。
この記事では老化した髪の特徴とその原因、具体的にどうしたら髪を若返らせることが出来るのか、髪のアンチエイジング方法をご紹介していきます。
適切なアンチエイジングケアで、加齢に負けずに潤いとハリ、コシのある若々しい髪を取り戻しましょう。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
Contents
老化した髪の特徴
・抜け毛、薄毛が気になってきた
・白髪が著しく増えてきた
・切れ毛や枝毛が目立って多い
・髪がひどくパサつく
・髪が細くなってきた
・ハリやコシ、ツヤがなくなってきた
これらの特徴が1つでも見られる人は髪が老化しているかもしれません。
以下にご紹介するその原因と適切なケア方法を見ていきましょう。
髪が老化する原因
頭皮の血流の悪化
髪の土台となっている頭皮の状態は、髪に非常に大きく関係します。
頭皮の血行が悪くなり、血管の収縮機能が低下して血流量が減少する事は抜け毛の原因の1つとなります。
精神的ストレスが原因となって交感神経が過度に働き、血管が収縮して毛根への血流が滞ってしまい円形脱毛症が発症するケースもあります。
ホルモンバランスの変化
女性ホルモンであるエストロゲンには髪の毛の成長を促す働きがあります。
男性ホルモンであるテストステロンには皮脂を分泌する働きがあり、抜け毛の原因にもなります。
女性も女性ホルモンだけでなく男性ホルモンは分泌されていますが、ホルモンバランスが乱れると女性ホルモンの分泌量が低下して、男性ホルモンの影響が大きくなります。
ホルモンバランスが乱れて、男性ホルモンの影響を必要以上に大きく受けると、抜け毛や薄毛を進行させる可能性が大きくなります。
生理が乱れたり、閉経した女性はこの男性ホルモンの影響を受けやすいと言えるでしょう。
外的ダメージによる損傷
髪の外側はキューティクルという表皮で覆われています。
しかしこのキューティクルが損傷して剥がれ落ちてしまうと、中にある水分や栄養素が流れ出してしまい、髪が乾燥してパサついてしまいます。
キューティクルは髪を美しく見せる保護膜の役割もしているので、これが傷つくとツヤも失われてしまいます。
キューティクルは非常に繊細で、紫外線やドライヤーなどの熱、空気の乾燥によって簡単にダメージを受けて剥がれてしまいます。
髪を若返らせるアンチエイジング方法5選
食生活を見直す
体にとってはもちろんですが、髪にとってもバランスのとれた食生活は若々しくある基本となります。
健康的な体と髪をつくる栄養素をまずはしっかりと摂りましょう。
髪の主成分はケラチンと言うたんぱく質成分から出来ています。
たんばく質は肉、魚、卵、豆腐や納豆などの大豆製品、チーズやヨーグルト等の乳製品などからバランスよく1日100グラム程度を目安に摂ると良いでしょう。
他にも、皮膚や髪の細胞に必要なミネラルを多く含んだナッツやヒジキやワカメ等の海藻類、髪を再生してくれるビタミンを含んだ緑黄色野菜やレバーなども積極的に食卓に取り入れましょう。
男性ホルモンの影響による薄毛を抑制する作用をもつ亜鉛を含んだ牡蠣やカニもおススメ食材です。
栄養のサポートとしてサプリメントで補っても良いでしょう。
ストレス対策をする
睡眠不足で疲れていたり、緊張や不安などのストレス状態が続いていると交感神経ばかり働いて、副交感神経が上手く機能できなくなります。
そうなると血行が悪くなり、栄養を十分に髪に届けるができなくなってしまいます。
ストレスを緩和するためには日常的にお風呂にゆっくり浸かったり、休みの日にはマッサージを受けに行くのも良いでしょう。
気持ちが良くてリラックス出来ます。
ストレスが原因で一時的に増えた白髪は、ストレスを和らげてあげる事で黒髪に戻る事が多いのです。
自分のリラックス出来る時間を日常的に作って、心のケアもしてあげましょう。
頭皮のマッサージをする
頭皮は髪を育てる土台となります。
頭皮を触ってみて下さい。頭皮が動かずに固まっていませんか?
頭皮が凝っていると血流も滞ります。
頭皮の血行を促して毛根につながる毛細血管の血流を良くしましょう。
髪に必要な栄養や酸素も隅々まで届きやすくなります。
日常的なケアとしては、オリーブオイルなどをつけて頭皮をマッサージしたり、シャンプーの時に洗いながらマッサージして揉みほぐしてあげましょう。
また、木製ピンのブラシや動物毛のブラシで毎日優しくブラッシングするのも効果的です。
頭皮に刺激を与える事で、血流が良くなる上にとても気持ちいいのでおススメです。
適切なヘアケアをする
ヘアケアの基本はとにかく髪の外側を覆っているキューティクルを傷めないように守る事です。
シャンプー後のトリートメントをしっかりとしましょう。
また、シャンプー中や乾かす時は髪を直接ゴシゴシとこすり合わせて髪の表面を傷つける事のないようにしましょう。
洗う時は指の腹で、髪ではなく頭皮をマッサージするようにして洗い、乾かす時は濡れた髪をタオルでそっと挟んで水分を吸収します。
ドライヤーやヘアアイロン等の高熱にも弱いので、ドライヤーを使う時は熱ではなく風で水分を飛ばすようにして、ヘアアイロンを使う時はなるべく短時間で仕上げる様にしましょう。
キューティクルは髪が濡れている時が一番傷つきやすいので、自然乾燥はおススメしません。
なるべく早くドライヤーで乾かしてあげましょう。
治療薬や育毛剤などを使用する
ホルモンバランスが乱れた際に男性ホルモンの影響を受けて、毛根にダメージが加わって生じる男性型脱毛症(AGA)を防ぐ薬をプロペシア(フィナステリド)と言います。
これは治療薬として販売されていますが、お医者さんに処方してもらう薬なので、まずは皮膚科や美容皮膚科のお医者さんに相談をしましょう。
また、ミノキシジルと言う治療薬もあります。
こちらは髪の毛根の毛母細胞に働きかけて、細胞分裂を活発にすることによって髪の成長を促してくれます。
育毛剤として市販でも購入できますが、専門のクリニックで処方してもらった方が、成分の濃度や副作用について相談できるので安心して使用することができます。
頭皮の血行を促進する成分を含んだ漢方の入った育毛剤も薬局で販売されているので、漢方の方がなじみがあって入りやすい方は、こちらから使い始めてみるのもよいでしょう。
以上、髪の老化の原因と、老化した髪を若返らせるアンチエイジング方法をご紹介させていただきました。
髪が老化してきたなと思ったら、髪をケアするだけでなく、頭皮と体と心のケアも欠かせないのです。
また、必要に応じて医師に相談することも大切です。
髪のアンチエイジングをすることは、健やかな美しさを保つ秘訣でもあります。
日々の生活に髪のアンチエイジングケアを取り入れて、自信を持って美しく歳を重ねましょう。