抜け毛や薄毛が気になってくると、ブラッシングすることでなおさら髪が抜けるのでは?という不安になって、ブラッシングをしないという女性もいますよね。
確かに間違った方法では頭皮や髪を傷つけ、抜け毛に繋がってしまいかねません。
ですが、正しいブラッシングすることで頭皮の血流を促すことになり、結果として抜け毛や薄毛の予防になっていきます。
実は薄毛だからこそ、抜け毛予防のためにも、丁寧にブラッシングする必要があったんです。
今回は抜け毛や薄毛だからこそブラッシングが大切であるということと、頭皮や髪に良いブラシ選びのポイントをお伝えします。
Contents
薄毛だからこそブラッシングは大切
現代人はにおいや汚れを気にして頻繁にシャンプーを行い、清潔を保とうとする人もたくさんいます。
ただシャンプーをしすぎると、頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまうことになり、異常事態と判断した頭皮は、余分に皮脂を分泌し、結果として髪がぺったりとすることもあります。
今のようにシャンプー剤がなかった時代は、丁寧にブラッシングすることで、頭皮や髪にたまった汚れやほこりをキレイに取り除き、毛穴の詰まりをなくし、頭皮から分泌される皮脂を髪に行き渡らせてコーティングし、ツヤを出していました。
ここではブラッシングが大切な理由と、正しいブラッシング方法について詳しくお話しします。
薄毛だからこそブラッシングが大切な理由
ブラッシングは毎日髪を整えるときだけでなく、髪を洗う前にも汚れを落としたり、髪のもつれを解いたりする役割をしています。
ブラッシングのメリット
・ブラッシングを丁寧に行うことで、毛穴に詰まった汚れやほこりを浮かせて落としやすくする。
・頭皮全体をブラッシングすることで、頭皮マッサージの効果があり、血流を良くする。
・ブラッシングで元々頭皮にある皮脂を髪に行き渡らせることで、全体的なバリア効果を期待できる。
頭皮の毛穴が詰まることも、血流が悪くても栄養が行き届かなくなることも、抜け毛の原因になりますので気をつけましょう。
ブラッシングを行うことで、髪の縺れを解いてツヤを出し、頭皮マッサージ効果で血行を良くすることで毛細血管に栄養が運ばれて健康な髪が育つようになります。
ブラッシングは頭皮環境を整えるという考えで毎日行っていただくと良いでしょう。
正しいブラッシング
では正しいブラッシングとはどういったものなのか、順を追って説明します。
ブラッシングする場合、基本的に生え際から頭頂部へと向かって行うようにしていきましょう。
正しい手順
1. 毛先の絡まりから丁寧にほぐしていく。
2. 徐々に根本に近付くようにブラッシングする。
3. 全体的にブラッシングして、髪を整えていく。
以上が基本のブラッシングになりますが、髪が乾燥しているときは、ヘアケア用品などを使用して保護してからブラッシングを行うようにしましょう。
髪が乾燥したままブラッシングを行うと、摩擦が起きて抜け毛や切れ毛の原因にもなります。
ヘアケア商品を使用することで髪に水分や油分を与え、保護しながらツヤを出していくと良いですよ。
薄毛が気にしてブラッシングを避けるのではなく、正しいブラッシングを身に着けて、抜け毛予防をしていきましょう。
いつブラッシングするのがいいの?
ではブラッシングを行うタイミングは、いつが良いのでしょうか?
ブラッシングに適したタイミング
・シャンプーをする前。
シャンプーの前に丁寧にブラッシングを行うと、汚れやほこりを浮かせることができますので、シャンプー前にお湯だけで髪を洗い流すだけでも、7~8割の汚れを洗い流すことができます。
そのためシャンプーをつけた後にゴシゴシと洗わなくても、軽く洗うだけでもキレイになります。
・スタイリング前の髪が乾いた状態のときや、育毛剤などを使用する前。
育毛剤などを使う前にブラッシングを行うと、頭皮マッサージ効果で血流が良くなって循環しやすい状態になっていますし、頭皮に浸透しやすい環境になります。
ブラッシングをせずに育毛剤などを使用するよりも、効果が期待できるのでおススメです。
間違ったブラッシング
・髪や頭皮が濡れているとき
濡れているときにブラッシングするとキューティクルを傷つけてしまうことにもなりますし、乾いた状態より敏感になっているため、刺激を受けやすくなってしまいます。
・頭皮を強くこすったり叩いたりする。
血行が良くなるからと頭皮を強く叩いたりすることは、頭皮を傷つけてしまうことになります。
ブラシ選びのポイント
実際にブラッシングを行うときは、弾力性があって静電気が起きないものを使用することが大事です。そしてブラシの毛足の長さは、ブラシの先が頭皮に届く程度のものを使用しましょう。
ここでは、使うブラシによっても効果が違うため、薄毛予防にも良いブラシ選びのポイントをお伝えしていきます。
ブラシの種類はパドルブラシ・獣毛ブラシ・イオンブラシの3つをご紹介しますので、自分に合ったブラシを見つけていきましょう。
パドルブラシ
カヌーでいうところのパドルのような形をしていることから、「パドルブラシ」と言われています。
特徴としては、適度な柔らかさがあるため、ブラッシングをしながら頭皮マッサージの効果が得られることです。
頭皮ケアをするつもりでパドルブラシを使用してみてください。
豚毛・猪毛ブラシ
獣の毛を使用した天然毛のブラシは、動物の種類にもよってそれぞれ違いますが、抜け毛や薄毛が気になっている場合は、豚毛や猪毛を使用してみるのが良いでしょう。
豚毛や猪毛は適度な硬さがあるため、頭皮に程よい刺激を与えてくれますし、静電気が起きにくいことが特徴です。
また、豚毛や猪毛のブラシは髪にツヤ出しの効果もありますので、女性で髪に悩みのある人にはおススメです。
イオンブラシ
イオンブラシは、ブラシの毛が一本一本イオン加工されているため、静電気が起きることを防いでくれます。
静電気によって髪がまとまりなく広がったり、傷んでパサついたりすることを抑え、しっとりとしたツヤのある髪に仕上げることができます。
抜け毛が気になるからとブラッシングを避けていると、髪にツヤもなくなってしまいますので、イオンブラシを使ってキレイな髪作りを心掛けていきましょう。
ブラッシングすることの効果
実際にブラッシングをすることは、抜け毛や薄毛を気になる人にはメリットとなることが多いです。
ブラッシングは頭皮環境を整えるだけでなく、さまざまな効果がありますので、ここでご紹介します。
切れ毛も防ぐ効果
先にご紹介した基本的なブラッシングを行うことで、切れ毛なども防ぐことができます。
朝の寝ぐせがつた髪でも、ブラッシングを丁寧に行うことで絡まった髪を解くことができ、スタイリングをすることが楽になります。
無理に絡まった髪のままブラシを引くと、当然髪は切れてしまいますし、頭皮にもダメージを与えてしまいます。
毛先から順番に髪のほつれをといて、ブラッシングをするだけでツヤが出てきますので、間違ったヘアケアをするよりもずっと抜け毛予防になります。
清潔保持
ブラッシングをすることは、髪を整えて見た目がキレイな状態になるだけでなく、頭皮の汚れやほこりも落ちますから、毛穴も清潔な状態に保つことができます。
毛穴が詰まった状態では、髪の成長を妨げることになりますので、毛穴の汚れも髪の汚れもブラッシングで取り除き、抜け毛予防をしていきましょう。
髪にツヤが出る
ブラッシングを丁寧に行うと、頭皮が乾燥を防止するために分泌している皮脂が、髪全体に行き渡ることによって自然に髪にツヤが出てくるという仕組みです。
皮脂が髪をコーティングすることになりますから、潤いのあるツヤ髪だけでなく、切れにくい髪を作ることになります。
ただ、頭皮が乾燥しているときは、逆に頭皮も髪も痛めてしまうことになりますので、オイルなどを使用して頭皮マッサージを行い、頭皮や髪にコーティングをしてからブラッシングをしましょう。
まとめ
今回は、薄毛だからこそブラッシングは大切なことと、ブラシ選びのポイントについてお伝えしました。
薄毛や抜け毛を気にしてブラッシングを避けることは、逆に抜け毛を進行させてしまう原因になってしまいます。
基本的なブラッシング方法で丁寧なブラッシングを心がけ、抜け毛予防をしながら女性らしいツヤのある髪を目指していきましょう。