ツヤのある美しい髪には、女性なら憧れる人が多いのではないでしょうか。
髪がパサついたりうねったり、抜け毛や薄毛で悩んでいたりするとなおさらですよね。
髪がキレイな人は日々どんなヘアケアをしているのでしょうか。
そこには何かコツがあるなら知りたいと思いますよね。
実はそのコツは頭皮にあるんです。
髪は頭皮から生えているので当然とも言えますが、頭皮環境が整っていないと健康で美しい髪が作られません。
そのため美しい髪を育てるには、頭皮汚れを毛穴から落として、清潔な状態を保つことが重要になります。
毎日のシャンプーをしっかりと正しい方法で行うことが、美髪作りの基礎です。
そこで今回は、毎日のシャンプーが美髪を作るということと、艶髪を手に入れるシャンプーの方法を伝授しましょう。
Contents
シャンプーが美髪を作る!
だいたいの人は毎日髪を洗っていると思います。
ただ、シャンプーの仕方次第で、実は美しい髪にもなれば抜け毛や薄毛の原因になることもあるんです。
シャンプーは毎日行うものだからこそ、きちんとした方法ですれば徐々に効果が出てくるんです。
ではここでは、シャンプー次第で髪が変わるということをお伝えしていきましょう。
シャンプーの役割
シャンプーは、頭皮や髪に付着しているホコリや皮脂などの汚れを落とす役割があります。
ただ、シャンプーは汚れを落とすだけではなく、水分などの潤いを保つ成分を浸透させる役割も持っています。
そしてシャンプー後にコンディショナーやトリートメントをすることで、キレイに整った髪を保護したり、栄養をたっぷりと与えたりすることができるんです。
シャンプーのカギは頭皮
美しい髪の基本は頭皮にあります。
そのため、髪をキレイに保つには頭皮環境を整える必要があります。
頭皮は毎日のように外界に晒されて、ホコリなどの汚れが付着します。
また、暑い日や運動をした後などは特に汗をかくため、頭皮が蒸れて汗や皮脂の分泌量が増えます。
こうした汚れを毎日きちんと洗い流していないと、頭皮の詰まりの原因になったり、炎症を越したり細菌の増殖などのトラブルになったりして、美しい髪が生えることの妨げになってしまうんです。
頭皮環境が崩れると細くて弱い髪が生えてきたり、パサパサでコシのない髪が生えてきたりして、美しさからは遠い髪が生えてきます。
そのため、髪の基本は頭皮にあることを、しっかりと覚えておきましょう。
シャンプー前からアウトバスまでの正しい方法で艶髪に!
シャンプーの量は髪の長さによっても違いますが、だいたいの人はポンプで1~2プッシュで充分です。
そしてシャンプー前の予洗いを忘れずに行うことで、泡立ちも良くなります。
シャンプーの成分が流し切れずに頭皮に残ってしまうことは、珍しくありません。
市販のシャンプーを使って髪を洗って、適当なすすぎを行うと残りやすいです。
そしてそれが頭皮環境を崩して痒みや炎症、フケなどの原因になっていることも少なくありません。
そこでここからは、シャンプー前のブラッシング方法からアウトバスまでの、美髪を作るためのシャンプー方法を伝授していきましょう。
ブラッシング
シャンプーをする前の準備段階としてしっかりと一日の汚れを落とし、髪の縺れや絡まりをとるためにもブラッシングは重要です。
髪の毛先からブラシを通し、先に絡まりをとってから全体の髪をとかします。
また、丁寧にブラッシングをすることで毛穴に詰まっている汚れを浮かせることができますし、頭全体をブラッシングすることで頭皮に刺激を与えて血行促進する効果もあります。
そのため、美髪のためにはシャンプー前にブラッシングを丁寧に行うことを習慣にしてください。
予洗い
ブラッシングの次は湯温38°くらいで髪をしっかりと濡らして、最低でも1分から1分30秒くらいはかけて、お湯だけで頭皮と髪を洗う予洗いを行いましょう。
しっかりと洗いたい人はもっと長い時間をかけて予洗いしても構いません。
丁寧にブラッシングが行われた頭皮は、ホコリや皮脂汚れが浮いている状態のため、予洗いをしっかりとするだけで汚れの半分以上は落ちてしまいます。
また、汚れが落ちた髪はシャンプーの泡立ちも違ってきますので、少量のシャンプー液で泡立つようになります。
注意する点としては、熱いお湯を使用すると必要な皮脂までも取り除いてしまうため、頭皮環境が崩れやすくなることです。
また、温すぎても汚れが落ちにくくなりますので、冬は少し寒さを感じるかもしれませんが、頭のためには38°くらいのお湯をキープするよう気をつけてください。
泡立てる
シャンプーを一旦手のひらで泡立ててから使用してください。
液体のまま頭皮に付着すると、シャンプー液が付く場所と付かない場所がでてきて、仕上がりにムラができます。
泡立てることによって洗浄成分が頭皮に均等に行き渡りやすくなります。
また、髪が濡れている状態でこすれて摩擦を起こすと、キューティクルが剥がれてパサつきなどの原因にもなります。
そのため、しっかりと泡立ててから髪に付けて摩擦を減らし、ダメージになるのを防ぎましょう。
シャンプーを泡立てずに使用すると、頭皮上で泡立てるために必要以上の量を使用する場合もあります。
そうすると洗い残しも生じやすく、頭皮環境を崩す原因にもなりますので、指定された量以上は使わないよう、きちんと泡立ててから使うようにしましょう。
指の腹で洗ってすすぐ
シャンプーをするときのポイントは、頭皮をマッサージするように洗っていくことです。
指の腹を使って前頭部・側頭部・後頭部から、頭頂部に向かってマッサージをするように揉み洗いしていきます。
指の腹を使用して優しく頭皮を揉み込むことで、毛穴に詰まっていた汚れも浮き出しやすくなりますし、頭皮の血行も促進されて抜け毛や薄毛の予防と改善にもなります。
洗っている時間はだいたい3分程度で大丈夫です。
そしてすすぎ残しがないように、シャンプー成分を洗い流してください。
頭皮や髪にシャンプー成分が残っているとヌルついた感触があるので分かります。
特に耳の後ろや襟足にはすすぎ残しが多くなるため意識して流すようにしましょう。
すすいでいる時間は、シャンプーで髪を洗っている時間よりも長めにすることが大切です。
すすぎ残しがあると頭皮環境が崩れる原因になりますから、しっかりと流すようにしましょう。
トリートメント
トリートメントは頭皮に付着しないよう、毛先を中心に付けるようにしてください。
頭皮に付着すると成分が残って毛穴を塞ぐ原因になります。
トリートメントをしている時間は、商品表示された時間を守ってください。
トリートメントを流す時間は1分以内です。ただどんなに時間が少なくても30秒は流してください。
時間が短すぎては成分が残って頭皮環境を悪化させる原因に繋がりますが、流しすぎてもトリートメントの効果が薄くなってしまうため、時間を守ることは美髪を作るために大切です。
ドライヤー
濡れた髪はキューティクルが開いてダメージを受けやすい状態です。
そのため、少しの摩擦などにも弱く、こすれることでキューティクルが剥がれてしまう恐れもあります。
髪をコーティングしているキューティクルが剥がれてしまうと、髪の内部にある水分や栄養分が流れ出て、パサついたりゴワついたりしたツヤのない乾燥した髪になります。
そのため、自然乾燥せず必ずドライヤーで乾かしてください。
ドライヤーのポイントとしては、ドライヤーをかける前にタオルドライで髪の水分を取っておくことです。
ただし、タオルで髪をゴシゴシと拭くのはダメージの原因になるのでやめてください。
吸収力の良いタオルで髪を挟んで、ポンポンと軽く叩くようにして髪の水分を取り除いてから、ドライヤーをかけるようにしましょう。
タオルドライした髪はドライヤーの時間を短縮してくれます。
髪は熱に弱い仕組みになっているため、長時間熱い風を髪に当てることは傷む原因になります。
ドライヤーに温度調整機能がついているなら、低温で乾かすと良いでしょう。
また、仕上げには冷風を使用するとキューティクルが閉じてまとまりが良く、ツヤが出てくるのでおススメです。
まとめ
今回は、毎日のシャンプーが美髪を作るということと、艶髪を手に入れるシャンプー方法を伝授しました。
キレイな髪を作るには、日々面倒くさがらずに手をかけることが必要です。
シャンプーをすれば汚れが落ちるからいいやと思わず、ブラッシングから丁寧に行って、予洗い・泡立て・頭皮マッサージ・しっかりすすぎ・トリートメント・タオルドライ・ドライヤーと、順番に確実に行うことが美髪を作る基礎です。
頭皮という土台がしっかりとしていないと、そこから生える髪もトラブルを抱えることになります。
そのため美しい髪を作るには、頭皮を意識して清潔を保つよう心掛けていくことが大切です。
毎日のシャンプーをしっかり行って、憧れの美髪を目指していきましょう。