ヘアケア

年々髪が細くなる原因はなに?薄毛女性の髪を太く健康にする改善ポイント!

気付いたら髪にボリュームがなくなっていた、ということはありませんか?

抜け毛が多くなったならまだ分かりますが、特に抜け毛の量も変わりがないのにボリュームが減ってヘアスタイルが上手くいかない…。

前よりも分け目辺りが薄くなって頭皮が目立つようになっているなどと感じている人もいるのではないでしょうか。

実は髪自体が細くなっていると、抜け毛が多くなくてもボリュームが足りなくなってしまうんです。

髪が今までよりも細くなると、頭皮に生えている髪全体の髪密度が減少することが原因です。

年を重ねると起きてくる現象の1つではありますが、できれば以前のように太くて若々しい髪を手にいれたいですよね。

そこで今回は、年々髪が細くなる原因と、細い髪を太く健康にする改善ポイントをお伝えしていきましょう。

年々髪が細くなる原因はなに?

いつの間にか自然に髪が細くなった場合は、考えても原因が思いつかないですよね。

特に今までと変わったことをしたわけでないならなおさらです。

髪が細くなる原因は、加齢・生活習慣・栄養不足などが関わっています。

そこでここでは、髪が細くなる原因について、詳しくお伝えしていきましょう。

加齢

年齢とともに髪質の変化を感じている人は少なくありません。

髪は血液によって体内の各器官や各部位に運ばれますが、加齢によって血管が老化すると、健康な状態を保つために必要な栄養素を、充分に行き渡らせることが難しくなっていきます。

そのため、健康な髪を育てるのに必要な栄養が充分に行き届かなくなり、生えてくる髪が細くてコシやハリのないものになってしまうんです。

そして髪が細くなると頭頂部からボリュウームを失いますので、分け目やトップの地肌が見えて、薄くなったように感じてくるでしょう。

また、髪が老化する原因には活性酸素が関わっています。

活性酸素は体内に入ると細胞を酸化させて錆びさせる働きがあるため、老化の原因になります。

栄養不足

健康で美しい髪が育つには、栄養を摂取することが大切です。

そして毛根に栄養が行き渡るためには、血流がスムーズであることとバランスの取れた食生活が必須です。

栄養を摂っていても血行不良では頭皮の毛細血管に栄養は行き渡りません。

逆に血行が良くても偏った食生活などで栄養が不足していると、髪を作る材料が不足することになるので太くて良い髪は作られません。

髪を作るためには、栄養が毛根に行き届くことが必要です。

睡眠不足

仕事や育児に追われて、充分な睡眠時間を確保できないという女性もいるのではないでしょうか。

健康な髪作りに睡眠は欠かせません。

何故なら、髪を作りだす成長ホルモンは眠っている間に活性化するからです。

現代はスマートフォンの普及で寝落ちする直前まで、スマホの画面を見ながらベッドで過ごしている人もいるのではないでしょうか。

パソコンやスマホを寝るぎりぎりまで見ていると、睡眠の質が落ちて熟睡できなくなったり、眠りが浅くて寝返りの度に何度も起きたりします。

例え本人は寝ているつもりでも疲れも抜けきれず成長ホルモンの分泌が不足すると、髪が成長しきれずに細くなっていきます。

ヘアカラーやパーマの繰り返し

カラーリングやパーマを頻繁に行っていると、髪がダメージを受けて髪内部の栄養が失われ、髪が乾燥したり細くなったりしてきます。

カラーやパーマに使われている液剤は強い薬剤を使用しているため、頭皮にも髪にも良くないのです。

ただ、年を取ってきて白髪が生えてきたりボリュウーム不足してきたりすると、染めたりパーマをかけたりして、キレイに見えるよう対処していく人が多いですよね。

カラーやパーマをかける頻度が高いと髪が細くなる原因にもなりますので、かけすぎには注意してください。

ストレス

ストレスを溜め込むと自立神経が乱れて、心身ともに緊張状態が続いて血管が収縮します。

そうすると血流も悪くなり、スムーズに髪に栄養が行き渡らなくなります。

髪に栄養が充分に行かないと、健康で丈夫な髪は作られませんので、細くて弱い髪が生えてくることになります。

またストレスによって自立神経が乱れるとヘアサイクルにも影響が出て、成長の段階で抜け落ちたりすることもあるので注意が必要です。

ホルモンバランス

髪の成長にホルモンが関わっていますが、女性は出産や更年期などでもホルモンバランスが崩れます。

女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、髪のハリやコシが失われたり、細くなったり抜けて薄くなったりします。

シャンプー方法

髪をきちんと洗っているつもりでも、実は洗いきれていないことも多々あります。

シャンプーをつける前にしっかりとぬるま湯で予洗いすることで汚れが落ち、シャンプー液を大量に使わなくても充分に泡立つようになります。

シャンプーやトリートメントをきちんと洗い流さないと、成分が頭皮に残って毛穴を詰まらせてしまいます。

また、髪を洗う時は頭皮をゴシゴシと強く洗ったり、爪を立てて洗ったりすると、頭皮に傷がついて炎症を起こすなど、頭皮トラブルになることもあるでしょう。

そして髪を洗いすぎる場合も、頭皮に必要な皮脂などを洗いながしすぎてしまい、頭皮環境を崩す原因になります。

シャンプーで頭皮を清潔にすることは大切ですが、間違ったシャンプーのやり方によって頭皮環境を崩してしまうと、健康な髪を作ることは難しくなるので注意が必要です。

病気

髪が細くなって気になるとき、原因が病気の場合もあります。

甲状腺疾患や鉄欠乏性貧血、びまん性脱毛症になっていることもありますので、気になる場合は一度病院に診察に行ってみると良いでしょう。

細い髪を太く健康にする習慣

髪はさまざまな理由で細くなるため、理由が幾つも重なっている場合もあります。

ではここからは、細い髪を太く健康にする習慣をお伝えしていきましょう。

シャンプー方法の見直し

①シャンプーをする前は丁寧にブラッシングをしてから、38°くらいのお湯で予洗いすることを習慣にしましょう。

しっかりと行うことで汚れやホコリの半分以上を落とすことが可能です。

②シャンプーは液状のものを頭皮や髪につけるのではなく、必ず泡立ててからつけるようにしましょう。原液をそのままつけるのは、強い刺激となります。

③頭皮を洗うときは指の腹を使って、マッサージをするように洗いましょう。

毛穴の汚れも浮かせて落とすことができますし、頭皮の血流を促して育毛の効果を上げることもできます。

④すすぐ際は念入りに充分すぎるほどに流してください。流し残しは毛穴に詰まる原因になりますので注意が必要です。

⑤お風呂を上がったら濡れた髪はできるだけ早くドライヤーで乾かしてください。

濡れた髪は敏感になっているためダメージを受けやすく、摩擦などの刺激にとても弱い状態です。

また、濡れて蒸れた頭皮には菌が繁殖しやすいため、頭皮環境を守るためにも早い段階で乾かすようにしましょう。

食生活の見直し

健康な髪を作るために大切なことは、バランスの取れた食生活です。

特に髪を作る栄養素であるタンパク質はもちろん、ミネラル・ビタミンなどを意識的に普段の食事のメニューに加えて、健康な髪作りをしていくようにしましょう。

タンパク質は肉や魚や卵・ミネラルは海藻・亜鉛は牡蠣など、ビタミンは野菜や果物などに含まれています。

そして食事以外にも大切なのは、水や白湯を飲むことです。

特に白湯は身体によく、体内循環を向上させてくれます。

日々の食生活に気を付けて水分をたっぷりと摂ることで体内の循環は改善され、栄養がしっかりと頭皮にも行き渡るようになるでしょう。

睡眠の見直し

髪を育てる成長ホルモンは、眠ってから3時間以内に分泌されるといわれています。

そのため、睡眠によって髪の健康を保つためには、4時間以上しっかりと質の良い睡眠を取る必要があります。

寝る1時間以上前には、スマホやパソコンを見るのをやめましょう。

また、寝る前の食事や飲酒などもやめましょう。どちらも質の良い睡眠の妨げになります。

健康な髪を作るためにも寝る前にはゆったりとリラックスして、寝るための環境を整えて熟睡するようにしてください。

まとめ

今回は年々髪が細くなる原因と、細い髪を太く健康にする改善ポイントをお伝えしました。

髪が細くなる原因は栄養不足、加齢やストレス、ホルモンバランスやシャンプー方法などです。

また、病気の場合もあるため、気になる場合は一度診察を受けるのも対策の1つです。

細くなった髪のボリュームを出すためにパーマをかけすぎると、逆に細くなる原因を作ってしまいます。

そのため、パーマ頻度を減らす工夫も大切です。

ほとんどの場合は普段の食生活や質の良い睡眠、シャンプー方法で改善されていきますので、内容を参考に実践してみてください。