女性の薄毛

薄毛女性のシャンプーは毎日するべき?適切な頻度を紹介

髪や頭皮を清潔に保つには、適切な頻度でシャンプーをすることが欠かせません。

ただし、頻度が合っていなければ却って頭皮や髪にダメ―ジを与えることがあるため、注意が必要です。

とはいえ、どのくらいの頻度で髪を洗えばよいのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは、シャンプーの適切な頻度について解説します。

この記事を読んで、自分に合ったシャンプーのペースを見つけましょう。

シャンプーの適切な頻度は状況や肌質によって変わる

シャンプーの適切な頻度は、人によって異なります。

これは、髪質や体質には個人差があるうえ、生活環境も異なるためです。

ここでは、適切な頻度の目安について紹介します。

基本は毎日

基本的には、シャンプーは毎日1回することが望ましいとされます。

なぜなら、1日を過ごした髪や頭皮はほこりや空気の汚れ、余分な皮脂などで汚れているからです。

毎日入浴して頭を洗いその日の汚れをきれいに洗い流すことで、かゆみやかぶれなどのトラブルを防げます。

特に、次の条件に当てはまる人はなるべく毎日洗うことが大切です。

肌質がオイリーな人
汗をたくさんかく人
スポーツした日
整髪フォームやスタイリング剤をつけてセットをしている人

夏場は頭に汗をかきやすいです。

日ごろはあまり汗をかくほうではない人も、夏の暑い時期には毎日洗髪することが好ましいです。

2日に1回のペースでいい人

1日1回、毎日洗うのが基本とはいえ、過剰なペースになってしまう人もいます。

次のような条件に当てはまる人です。

ドライ肌、敏感肌の人
細かなフケがよく出る人
髪が細く傷みやすい人

毎日頭を洗っているのに頭皮がかゆいという人は、洗い過ぎによるかさつきが原因かもしれません。

1日を室内で過ごし汗をかくことがほとんどない人も、毎日洗わなくても良いことがあります。

その場合、2~3日に1回のペースに落としてみると良いでしょう。
  

1日に2回以上はNG

朝と夜の2回シャンプーしている人もいるでしょう。

しかし、これは洗い過ぎです。髪や頭皮にとって良くありません。

肌の表面には、自然に皮脂が分泌されています。

肌の水分が蒸発せず潤いがキープできるのはこの皮脂のおかげです。

頻繁にシャンプーをすると、頭皮の必要な皮脂まで落としてしまいます。

その結果、頭皮の潤いが蒸発し、乾燥を招く可能性が高いです。

地肌が乾燥すると、かゆみなどのトラブルを招きやすく、健やかな髪の成長も妨げます。

洗う頻度を高くするよりも、1回のシャンプーを丁寧に行うことが大切です。

1日2回洗髪している人は、1回にペースを落としたほうが良いでしょう。

どうしても洗いたいときは、シャンプーを使わずぬるま湯だけで洗うのがおすすめです。

髪を洗うのは夜がベスト!朝シャンをおすすめできない理由

先に述べたように、朝と夜の2回洗うと洗い過ぎになります。

1回だけ洗うとして、朝と夜のどちらが良いかというと、これは夜が望ましいです。

朝に髪を洗うと、寝ているときにかいた汗も落とせて気持ち良いものです。

しかし、髪や頭皮のことを考えると朝シャンするのはあまり良くありません。

理由は次の2つです。

・朝は時間的な余裕があまりなく、慌ただしく洗うために汚れがきれいに落ちないことがある

・髪が濡れた状態で外出すると、こすれて傷んだり紫外線で大きなダメージを受けたりする可能性が高い

就寝前にゆっくりとお風呂につかり、髪を丁寧に洗ってきちんと乾かすことが大切です。

シャンプーの役割ってなに?どんなメリット、デメリットがある?

そもそも、シャンプーをする必要があるのはどうしてでしょうか。ここでは、シャンプーの役割やメリット、デメリットについて説明します。

【役割、メリット】
シャンプーの根本的な目的とは、髪や頭皮を清潔に保つことです。

目には見えなくても、1日を過ごしたあとの髪には空中のほこりが付着して汚れています。

古くなった皮脂も頭皮に残っているでしょう。

これらは適切に取り除くことが必要です。

ほこりや古くなった皮脂が付着したままでいると、さまざまな頭皮トラブルを招きかねないからです。

たとえば、頭皮のかぶれや炎症、毛穴の皮脂詰まり、酸化した皮脂によるニオイの発生などを招く恐れがあります。

たくさんの皮脂が頭皮に残っていると、雑菌が繁殖して皮膚炎を起こすこともあるでしょう。

頭皮に皮膚炎が発生すると、かゆみや炎症、ひどい脱毛などが起きることがあり、悪化したときは医師の治療が必要です。

シャンプ―をすることで、頭皮や髪を清潔にしてトラブルが防げるメリットがあります。

【デメリット】
シャンプーのデメリットとして考えられるのが、頭皮や髪の乾燥を招くことです。

特に、シャンプーの頻度が高すぎたり使っているシャンプーが肌や髪質に合っていなかったりすると、頭皮や髪が乾燥したりパサついたりしやすくなります。

また、洗髪中は髪が傷つきやすい状態です。

これは、髪には濡れると表面のキューティクルが開く性質があるためです。

濡れた状態の髪が引っかかったりこすれたりすると、キューティクルが損傷したり剥がれたりします。

その結果、髪がツヤをうしなったり潤いをなくしてパサついたりします。

正しい洗い方

  
髪を洗う頻度は合っていても、洗い方が正しくなければ髪を傷めてしまいます。

望ましい洗い方をマスターしましょう。

ブラッシングしよう!
髪を洗う前には、丁寧にブラッシングしましょう。これには次の2つの意味があります。

頭皮や髪の汚れを落とす
髪のもつれをといたり抜け毛を取り除いたりして洗いやすくする

頭頂部から毛先に向けて一気に梳かしてはいけません。

途中で切れたり引っかかったりして傷めてしまいます。

髪を毛先・中間部分・トップの3分割にして毛先部分から少しずつブラシを通していくことが大切です。

予洗いが大切!
髪を梳かしたら、ぬるま湯で予洗いしましょう。

ざっと濡らす程度ではなく、指の腹を使って頭皮の汚れを優しく洗い流すことが大切です。

これで汚れの大半が落ちるといわれています。

シャンプーを泡だてる
シャンプー適量を手にとってお湯をふくませ、泡立てましょう。

アミノ酸シャンプーを使っているなら、発泡力が弱いものが多いためあまり泡立たないことがあります。

そのときは、洗顔用の泡立てネットを使うのがおすすめです。

この泡で髪や頭皮を洗うようにすると、髪や頭皮へのダメージが緩和されて傷みにくくなります。

ぬるま湯でしっかり洗い流す
すみずみまで洗えたら、シャワーで洗い流しましょう。

耳の後ろや生え際などは流し忘れがちなので、注意が必要です。

流し忘れると、肌荒れなどの原因となります。

ドライヤーでしっかり乾かそう
髪を洗ったあとは、自然乾燥させてはいけません。

濡れた状態が長引くと雑菌が繁殖して臭くなるからです。

また、濡れた状態でこすれたりすると傷みます。

ドライヤーを使って、8割程度乾かすようにしましょう。

まとめ

正しい頻度で洗って髪のツヤを守ろう

なんとなく、髪は毎日洗わないといけないものと思っていませんか。

確かに、1日を過ごすと髪は意外と汚れますので、毎日1回洗うのが基本です。

しかし、髪や頭皮の状態によっては毎日のシャンプーは過剰なことがあります。

乾燥肌や敏感肌の人は、様子をみながら2日に1回程度のペースにしたほうが良いでしょう。

毎日洗わないと気持ちが落ち着かないのであれば、シャンプーを使わずぬるま湯だけで洗うのも1つの方法です。

自分に合ったシャンプーの頻度を見つけ、髪や頭皮の健康を守りましょう。