ヘアケア

くせ毛・薄毛の貴女に

黒髪に直毛のロングヘアは、ずっと昔から日本人女性の象徴とされていた時代は長く、今現在も多くの女性の間では憧れに考えられているのではないでしょうか。

そんな直毛の美しさの中でくせ毛に悩む女性はどれほど多いことでしょう。

この憂鬱なくせ毛の悩みに、毎日髪を整える努力をしても、くせ毛が出て苦労して思い通りの髪型も湿気で元のくせ毛に戻り思い通りへアスタイリングを持続するには難しいようです。

特に、雨の日には朝から気分も下がってしまうなど、くせ毛の方に湿気自体が憂鬱の種になっています。

今回は、くせ毛に悩むの皆さんのためにくせ毛の原因から対処法までしっかり探ってみることにしましょう。

そもそも何故、雨の日に限って髪はうねってくせ毛が強く出てしまうのでしょうか?

髪のうねりは、髪の水分量がそんなに影響するものなのでしょうか?

この辺もしっかりと探ってみましょう。

髪のくせ毛にはどんな原因が?

くせ毛については皆さんの中には毛穴や毛根に何かしらのダメージがあって髪の毛が思い通り生えてきてくれないお悩みがある方の気持ちは理解できます。

それでは髪の毛の断面を検鏡をすると、キューティクル、コルテックス、メデュラの順に3つに分けることができます。

キューティクル

髪の微細構造の外側を覆うキューティクルは、外界からのいろいろな刺激を防ぐ働きがあります。

この部分が傷つくと、内部のコルテックスが剥き出しになり髪へのダメージは大きくなります。
 

コルテックス

髪の大部分がコルテックスです。
  
ケラチンというタンパク質で髪の弾力性を保つ上で大切で、皆さんが雨の日に朝から気分が下がる原因になるコルテックスで、いわゆるくせ毛の原因のもとになっています。

このコルテックスは、直毛であれば円形で、構造的にも断面の歪みはありません。
 
しかし、くせ毛は楕円形であるために雨の日には水分が内部に浸透しやすい構造で、吸い込んだ水分が髪を膨張させてくせ毛をさらに悪化させます。

メデュラ

髪の微細構造の中で最も内側に位置し、タンパク質と脂質を主成分としています。

仮に、この内側のメデュラまでダメージが及んでしまうと、髪の弾力性やうるおいまでもが失うことになります。

以上が髪を微細構造から検鏡したくせ毛の原因になります。

くせ毛はよく遺伝すると考えられていますがその辺を探ってみると、くせ毛の原因に約80%は先天性といわれています。

つまり大部分が遺伝することになります。

両親のどちらかがくせ毛であるとくせ毛の方に強い傾向で遺伝します。

男性は女性からの遺伝、女性は男性からの遺伝が強く受けます。

次に残り20%の後天性を探ってみることにしましょう。

出産した若いお母さんが赤ちゃんに栄養をとられてしまったり、年を重ねることで新陳代謝が悪くなると、どうしても髪まで栄養が行き届かない、多忙な生活のあまり規則正しい生活のリズムが狂うと、食生活も偏りがでてしまいます。

すると、髪質が悪くなり髪の毛の表面が凹凸になったり、髪自体が細くなることがくせ毛の原因になります。

それに、皆さんの中には、シャンプー時に、洗浄力ばかり気をとられていませんか?

必要な脂分まで取り除いてしまいますと、頭皮が乾燥して髪によって水分量の不均一からくせ毛の原因になります。

頭皮のうるおいを失うわけですから、たるみから毛穴の方向が変わってしまう可能性もありますね。

以上がくせ毛の主な原因になりますが貴女は、いくつ当てはまりますか?

それではくせ毛の原因が分かったところでくせ毛の対処法を探ってみましょう。

くせ毛の対処法は?

まずは考えなければならないくせ毛に対するポイントとは?

髪の大部分を占めるケラチンはタンパク質です。

その大切なタンパク質が不足したり傷つくようでしたら髪の弾力性やうるおいを失いかねません。

くせ毛の微細構造は楕円形で、そんな不均一な構造なところに、水分が浸透してしまうと、くせ毛環境はさらに悪い方向に傾いしまいます。

そこで、必要以上の水分量が入り込まないようにするには、髪表面を油でコーティングする。

以上から髪に対する必要なポイントはタンパク質・水分量・コーティングする適切なヘアケア材

必要なタンパク質

髪のケラチンというタンパク質、その構成要素がアミノ酸ですが体内では合成できませんので、普段の食事から摂取しなければなりません。

肉や魚、卵や乳製品、大豆食品などバランス性が大切です。

水分量

髪に適切な水分量を保持していく上でメドウフォームクラクトンがおすすめです。

そして洗髪後の不要な水分量の除去の重要性にタオルドライとドライヤーによる乾燥があります。

乾燥が不十分ですとくせ毛の原因になります。

コーティングのヘアケア材

頭皮のさまざまなトラブルや髪へのダメージでくせ毛を防ぐには、シャンプーとトリートメントが必要になります。

シリコンが毛穴に詰まるのを防ぐノンシリコン系シャンプーや、洗浄力が優しくうるおいを与えるコラーゲン配合のタンパク質系シャンプーもおすすめです。

そして、シャンプー後はトリートメントを髪に塗布します。

その際に、ブラシで髪の中間から毛先までとかすことをお忘れなく!

とかすことで水分を含んだキューティクルが閉じてくせ毛は予防します。

くせ毛を目立たなくする工夫

くせ毛に悩む方にとって、梅雨の時期に外出しなければならないとなると本当に憂鬱な気持ちになってしまいます。

いつも以上にくせ毛が強く出てしまって、諦めムードになる方も多いのではないでしょうか?

そんな時にちょっとだけヘアスタイルに一工夫してみてみませんか?

何とか乗り切ってみましょうよ!

確かに、髪に湿気をたっぷりと含んでしまっているから絶対無理とおっしゃる方も一度試してみてください。

外出前にはしっかりブローを!

髪のうねりに広がりを少しでも抑えるには、ブローを念入りに努力を。

ちょっとした髪に重みを持たせるだけでもかなり効果を期待できますよ。

ショートヘアよりもロングヘアの方が重みを出しやすいけれど、ショートヘアの方も諦めないでください。

例えば、前髪を長めにまとめてもいいです。

後ろ髪を前の方に持ってくるだけでかなりの調整ができるはずですよ!

ふんわり感はやめて、梅雨時期のヘアアレンジとして、思い切ってできるだけまとめ髪にしてみてもくせ毛カバーになります。

広がりが大きい部分をお気に入りのピンで止めてみてもいい。

くせ毛が出る部分は、編み込んでしまったり、アイロンを上手く利用してみたり、コテ巻でもカバーしたり、可能だったら、美容師さんに相談して貴女のくせ毛を活かせる髪型を教えてもらうのもいい。

くせ毛に最も嫌な梅雨さえ乗り切れば、後はなんとかなりますよ。

まとめ

いかがでしょうか。

くせ毛に悩んでいる方は意外と多いようです。

確かに、くせ毛を逆手に利益する手もあるようですけれど、しかし、直毛に憧れを持っている貴女ならば、くせ毛は深刻な悩みになります。

まずは、普段の頭皮や食生活を含む正しい日常生活で、頭皮や髪の基本的な環境を整えて、ご自身に合ったシャンプー、トリートメントによるヘアケアやくせ毛を目立だたなくする一工夫も大切ではないでしょうか。