敏感肌で顔のスキンケアに敏感肌用などの低刺激の製品を使っている人もいるでしょう。
しかし、顔のスキンケアはしっかりしている人でも、頭皮のケアはあまりしていない人も多いのではないでしょうか。
そこで、肌が弱い人は、頭皮も弱いのか、どのようなケアをすればいいのかについてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
肌が弱い人は、頭皮も弱い!
顔も頭皮も同じ肌です。
顔が乾燥肌の人は、頭皮も乾燥しやすく、顔が敏感肌の人は、頭皮も敏感な人が多い傾向にあります。
しかし、顔のスキンケアは丁寧にしていても、同じように頭皮のケアも丁寧にしている人は少なくなります。
顔はいつでもすぐに見ることができますが、頭皮は自分で見ることができません。
そのため、頭皮からのSOSを見逃しやすいようです。
そこで、頭皮のトラブルや対策、頭皮ケアについてご紹介します。
頭皮トラブル
毎日しっかりとシャンプーして髪の毛を洗っているのに、頭皮がかゆくなったり、フケが出たりしていませんか?
頭皮は、他の皮膚と比べて皮脂の分泌が活発で、汗をかいていなくても、頭皮には酸化した皮脂や汗、角質、ほこりやちりなどの汚れが付いています。
そのため、毎日シャンプーをして、しっかりと汚れを落とすことがとても大切になります。
しかし、毎日きちんとシャンプーをしているのにも関わらず、頭皮のかゆみやふけが気になる人もいます。
その場合は、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤が合っていないのかもしれません。
間違った洗い方や頭皮ケアも、頭皮のトラブルの原因になります。
頭皮にはどのようなトラブルがあるのか見ていきましょう。
シャンプー
毎日シャンプーを使って髪の毛を洗っているのに、頭皮のかゆみを感じたことがある人もいるでしょう。
実は、使っているシャンプーや髪の毛の洗い方がかゆみの原因になっていることもあります。
肌質は人それぞれ異なります。
今使っているシャンプーは自分の頭皮に合っていますか?
毎日使うシャンプー選びはとても大切になります。
シャンプーを選ぶときには、洗浄力の強いものや刺激の強いものは使わないようにしましょう。
洗浄力や刺激が強いものは頭皮の負担になります。
頭皮が乾燥してかゆくなったり、頭皮が赤く延焼する原因にもなります。
また、洗い方も頭皮トラブルの原因にもなります。
髪の毛を1日に何度も洗うと頭皮の皮脂が不足し、乾燥します。
頭皮の乾燥は、フケの原因にもなり、また、頭皮が無防備な状態になるために、頭皮が過敏になってしまいます。
シャンプーをしすぎている人は、要注意です。
薬剤
ヘアカラーやパーマなどに使われている薬剤が、頭皮のトラブルの原因になります。
肌は本来、弱酸性です。
しかし、ヘアカラーやパーマに使われている薬剤はアルカリ性のものが多くあります。
アルカリ性の薬剤が酸性の肌に触れることで、頭皮はダメージを受けやすくなります。
ヘアカラーやパーマを繰り返している人は、していない人に比べて頭皮のトラブルが起きやすくなります。
紫外線
顔や手に日焼け止めを塗って紫外線対策していても、頭皮の紫外線対策をしていない人は多いでしょう。
頭は体の中で一番高いところにあるので、紫外線を浴びやすく、頭皮も日焼けします。
頭皮が日焼けと赤く炎症を起こし、皮がめくれたり、痛みを伴う場合もあります。
夏は特に紫外線が強く、春や秋も紫外線が降り注いでいます。
紫外線から頭皮もしっかりと守る対策をしないと頭皮トラブルの原因になります。
頭皮ケア
さまざまな頭皮トラブルの原因についてご紹介しました。
それでは、頭皮トラブルを予防するために、どのような対策をしたらいいのか、具体的にご紹介していきます。
シャンプー
現在、シャンプーには多くの種類が販売されています。
オーガニックシャンプーや低刺激シャンプー、アミノ酸系のシャンプーは、頭皮に優しい成分が配合されていて、低刺激で敏感肌の人でも使えるように作られています。
今使っているシャンプーが洗浄力が強かったり、アルコール成分が多く含まれているものであれば、シャンプーを低刺激タイプのものに見直してみませんか?
頭皮トラブルを防ぐためにも、肌が弱い人は頭皮に優しいタイプを選ぶようにしましょう。
また、シャンプーを使った洗い方にも頭皮トラブルの原因になります。
シャンプーを一日二回以上している人は、洗いすぎです。
洗いすぎると頭皮が乾燥する原因になります。
そして、頭皮が乾燥すると、乾燥を防ごうと皮脂が過剰に分泌しようとして、髪の毛がべたつく原因にもなります。
頭皮はお湯でしっかりと洗い流すと大部分の汚れが落ちると言われています。
シャンプーするときには、頭皮を強くこすったりせずに、優しい力で洗うようにしましょう。
また、シャンプーやトリートメントをした後にしっかりと洗い流していますか?
洗いのコシがあると、頭皮のトラブルの原因になります。
頭皮にシャンプーやトリートメントの成分が残っていたり、汚れが落とせていないと雑菌が増えたり、フケが出たりしてしまいます。
シャンプーの後は、しっかりと汚れを洗い流すようにしましょう。
薬剤
ヘアカラーとパーマなどの薬剤は、頭皮にとっては悪影響です。
頭皮に刺激や負担を与え、頭皮のかゆみや炎症にもつながります。
新しいヘアカラーやパーマをするときには、必ずパッチテストを受けるようにしましょう。
美容室でも事前に伝えれば、ヘアカラーやパーマの前に薬剤を使ってパッチテストをしてくれます。
まずは、パッチテストで肌にトラブルが起きないか確認してから、ヘアカラーやパーマをしましょう。
また、ヘアカラーやパーマを頻回にしている人は、間隔を空けるようにしましょう。
短時間にブリーチを繰り返したり、パーマを繰り返し当てたりすると、頭皮が過敏になり、刺激に弱くなってしまいます。
さらに、髪の毛が傷み、枝毛や切れ毛や抜け毛が増えて、髪の毛が深刻なダメージを受けてしまいます。
ヘアカラーとパーマは間隔を空けてするようにしましょう。
そうすることで、頭皮の負担を抑えることができます。
また、その日の体の状態や季節によっても頭皮の状況は変わります。
体調が悪い場合には無理をしてヘアカラーやパーマをしないようにし、美容室で頭皮の状態を相談してからヘアカラーやパーマをするようにしましょう。
紫外線
紫外線は肌の大敵です。
紫外線により頭皮が日焼けすると、頭皮が延焼したり、頭皮が硬くなります。
頭皮が硬くなると、血行が悪くなり、髪の毛の成長を妨げてしまいます。
そのため、紫外線から頭皮を守ることが大切です。
紫外線による頭皮や髪の毛のダメージを防ぐために、日傘やUVカットの帽子をかぶることがおすすめです。
また、頭皮や髪の毛に使用できる日焼け止めスプレーもあります。
しっかりと紫外線を予防することで、頭皮のトラブルを予防しましょう。
肌が弱い人は、頭皮も弱い?まとめ
肌が弱い人は、頭皮も弱いのか、どのようなケアをすればいいのかについてご紹介しました。
肌も頭皮も同じ皮膚です。
顔が敏感肌の人は、頭皮も敏感な人が多い傾向にあります。
顔の肌だけでなく、頭皮もしっかりとケアをして頭皮トラブルを予防することが大切です。
この記事を参考に、頭皮トラブルを防ぎ、シャンプーや洗い方、紫外線予防など、毎日の頭皮ケアを見直してみてはいかがでしょうか。