ふと鏡を見た時にピョコンと飛び出している白髪・・・気になって抜いてしまったという経験のある方も多いのではないでしょうか?
特に何も考えずについつい抜いてしまいますよね・・・。
しかし、その白髪を抜く行為が癖になってしまったらとても危険です。
今回は白髪を抜くのが癖になってしまうことについて、
・どうして白髪を抜くのが癖になってしまうのか
・病院へ行くなら何科なのか
・白髪を抜くのが癖になってしまう原因は?
・白髪を抜いてしまう癖をやめたい時に出来ること
などをご紹介していきたいと思います。
Contents
白髪を抜くのが癖になる人がたくさん
白髪がたくさん増えてくれば抜いていたらキリがなくなるので、抜くという選択肢はなくなります。
白髪を抜いてしまうという癖がある人は、白髪がそれほどない人の場合です。
白髪染めもしていないレベルの人で、でも白髪がちらほら生えているという人に多くいます。
白髪染めをするほどの本数ではないけど、少ないからこそ1本2本の白髪が気になってしまうというわけなんですね。
白髪を抜いてしまう理由には
・白髪が気になる
・白髪部分がかゆい
などの理由で抜いている場合が多いんだそう。
白髪染をしている人なら、気になってきたらまた白髪染めでリタッチすれば済む話ですが、数本の白髪が気になる程度では白髪染めをする人はあまりいません。
染めていないけど気になる白髪をなんとかしたい、ということで抜いてしまうのでしょう。
また白髪が生えている部分の頭皮が痒いと感じる人もいます。
白髪は黒髪よりも太く硬いことがあります。
生えてくる時、伸びる時、また髪の毛は動いた時などに硬い白髪が頭皮や毛穴を刺激して、それがかゆみとして表れることがあります。
痒い場合は抜くとその刺激ですっきりすることが多いので癖になってしまうことがあります。
なぜ抜毛症になってしまうの?
抜毛症になってしまうきっかけは色々あると思いますが、その主な原因はストレスだと言われています。
日々抱えているストレスが抜毛症という形で出てきてしまったり、髪の毛を抜くという行為に精神的な快感を得てしまう患者さんもいます。
そうなってくると、白髪を抜くという行為は自傷行為の代替えとも言えるので早めの治療が必要になってきます。
白髪を抜くのをやめられないのは病気?!
最初は1本〜数本で済んでいても、そのうち白髪を見つけると抜きたくなる、抜いてしまう・・・というほどになってきたらそれは病気であると言えるレベルかもしれません。
白髪を抜いてしまう病気は「抜毛症」(ばつもうしょう)という病気です。
「白髪が気になって仕方がない」
「どうしても抜きたい」
「抜いてしまう」
「白髪を抜くことばかり考えてしまう」
「抜くべき白髪があるかどうか、1日に何回もチェックしてしまう」
などの行動に思い当たる場合は病院を受診したほうがいいかもしれません。
また、抜毛症のせいで円形脱毛症・脱毛症も併発してしまうケースも多いです。
抜いてしまうことでその部分が薄毛になったり生えてこなくなってしまったりしてしまいます。
自然に抜けるのではなく、無理に毛抜などで毛穴から髪の毛を抜くということを何回も繰り返しているとそのうち髪の毛が生えてこなくなってしまいます。
この抜毛症は髪の毛だけではなく、腕や足のムダ毛、眉毛やまつげなどを抜いてしまう症状の人も。
抜毛症になる人は女性のほうが男性よりも10倍も多く発症します。
軽い症状の人もいれるとそこまで珍しい病気ではありませんが、髪の毛がまだらになってしまう、かつらをかぶらないといけない、などの重症者は人工の約1%〜4%ほどであると言われています。
白髪を抜くのが癖になっている人は病院へ
白髪を抜くのは癖になってしまう、抜きたくてたまらないという思いにかられてしまう人は病院での受診をおすすめします。
受診科は
・精神科
・心療内科
がいいでしょう。
精神科に行きたくない、という人はまずはカウンセリングだけ受けてみてもいいですね。
抜毛症を直接治すという薬は今の所ありません。
しかし、抜毛症になってしまった原因のストレスや悩みなどを根本から治療していくことで抜毛症もよくなってくると考えられています。
白髪を抜くのをやめたい人が出来ること
まずは実質的に白髪が気にならないようにしてみましょう。
白髪染め
白髪染をしたり、髪型を変えて目立ちにくくするのも有効です。
白髪染めをするほどではない量だとしても抜いてしまうほど気になっているのですから、量が少なくても気にせず染めてみるのも1つの方法です。
自宅でも簡単に白髪染めをすることもでき、少量使用してあとは残しておいて次回使うことのできる薬剤も多く販売されています。
根元だけちょこっと染めるだけでも気持ちが随分落ち着く、という人もいますので試してみてはいかがでしょうか。
カットする
また抜きたくなったら、抜かずに「根元から切る」ことも試してみてください。
抜かずに根元ギリギリでカットすれば抜いたのと同じくらい白髪が目立ちません。
大きいハサミだと他の髪の毛も切ってしまいますので、小さめの化粧用ハサミでカットしましょう。
鏡を見ながら片手で持った髪の毛をハサミでカットすれば怪我の心配もありません。
ハサミは先の尖ったものではなく、先が丸くなったエチケット用の化粧ハサミが白髪のカットにはおすすめです。
マッサージをする
白髪部分がかゆくて抜いてしまう、という人はハッカオイルを1滴混ぜたヘアオイルやベビーオイル、椿オイルなどで頭皮をマッサージするのもおすすめの対処法です。
頭皮がスーッとするので、かゆみもおさまります。
分け目を変える
分け目を変えるのも抜くのを防ぐ対処法としては有効です。
自分の白髪が気になる部分があると思います。
分け目だったり、頭頂部だったりこめかみだったり。
いつも同じ分け目だと、その部分がどうしてもペタンとしてしまうので硬い白髪が飛び出していると目立ってしまいます。
分け目を変えると、分け目部分がふんわりしますので白髪がぴょんと飛び出しにくいメリットも。
自分の髪の毛の生え方や白髪の多い部分などを観察してみて、白髪の少ない部分で分けてみたり髪型を変えてリフレッシュしてみるのもおすすめです。
鏡をしまう
洗面所などの鏡は仕方ないにしても、手元で見ることの出来る鏡や壁掛け鏡などを撤去しましょう。
鏡が多ければ多いほど、白髪が目に入る機会が増えますのでそれだけ抜きたい衝動にかられてしまいます。
鏡をしまう、隠す、なるべく見ないようにする、などの方法を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
今回は白髪を抜くのが癖になってしまうことについてご紹介しました。
誰でも1度は白髪を抜いてしまった経験ありますよね。
しかし、1回が2回になり、つい気になって抜いてしまうとなってしまうと精神的にもよくありませんし、薄毛の原因になってしまいます。
どうしても白髪が気になってしまう、という人は1度病院での受診がおすすめ。自宅勤務やテレワークが増えたことでストレスがかかり、
白髪を抜いてしまう人も増えていると言います。
毛が生えてこなくなってしまう、ということになってしまう前に今回ご紹介した対処法でぜひ予防してみてくださいね。