頭皮は髪の土台となる部分です。
その頭皮ケアを怠ることで、髪トラブルやエイジング毛を引き起こしてしまうケースも少なくないのです。
そこで本日は、頭皮の正しいケア方法をご紹介していきたいと思います。
自宅で簡単に実践できるものも多いので、是非毎日のケアに取り入れてみてくださいね。
頭皮の乾燥を防ぐ
頭皮が乾燥することで、皮脂が過剰に分泌され皮膚の炎症や毛穴詰まりを引き起こします。
また乾燥した状態の頭皮を放置することで血行が悪くなり、血液とともに頭皮や髪に行き渡るはずだった栄養素や酸素が遮断され、栄養失調の状態に陥ってしまうのです。
すると髪をつくり出す細胞である毛母細胞の活動が弱まってしまい、新しい髪が作られなくなり抜け毛や薄毛といったトラブルの原因にもなるのです。
ですから、頭皮を乾燥から守る必要があるのです。
しかし、頭皮が乾燥してしまう原因は1つではありません。
そこでこちらでは、頭皮が乾燥する原因とその解決法についてご紹介していこうと思います。
まず頭皮が乾燥する原因としては、洗浄力の強すぎるシャンプーの利用が考えられます。
ドラッグストアなどで販売されているシャンプーの多くは大変強い洗浄力を持っており、使用し続けることで慢性的な頭皮の乾燥を招きます。
頭皮の健康に必要な水分や皮脂まで洗い流してしまうことによって徐々に頭皮環境が悪化していき、ヘアサイクルを乱す原因の一つにもなってしまうのです。
洗浄力の強すぎるシャンプーは高級アルコール系シャンプーと呼ばれ、多くの市販シャプーがこれに該当すると言われています。
この高級アルコール系シャンプーは泡立ちや香りが大変よく、女性に人気のシャンプーなのですが、刺激や洗浄力が高く頭皮トラブルを引き起こしやすい性質も併せ持っているのです。
こういったシャンプーを使い続けることで頭皮に知らず知らずのうちにダメージが蓄積していき、抜け毛や薄毛・枝毛や髪のうねりといったトラブルを招きかねないのです。
そこでおすすめしたいのが、アミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸系シャンプーは適度な洗浄力で洗いあげてくれるため、頭皮の乾燥を招きにくいのです。
余分な皮脂や汚れのみを落としてくれる性質を持っており、頭皮や髪に潤いを残したままシャンプーすることができるので敏感肌や乾燥肌の方でも安心して利用することができます。
しかしアミノ酸系のシャンプーは高級アルコール系のシャンプーをと比較すると泡立ちがあまり良くありません。
そのため使い始めのうちは物足りなさを感じるかも知れませんが、余分な汚れを落とすための洗浄力は十分備わっているため継続して使い続けるようにしましょう。
続いてご紹介する頭皮の乾燥の原因は、ストレスが挙げられます。
女性の社会進出が盛んになり、毎日ストレスフルだという方も多いと思います。
しかしそういった生活の中で感じる精神的なストレスも、頭皮の環境を悪化させる原因になっているのです。
私たちの体は精神的なストレスを感じ続けることで交感神経が緊張状態に陥り、全身の血管が収縮してしまい血行不良を引き起こします。
すると頭皮への栄養素が行き渡らなくなり、頭皮の乾燥を招いてしまうのです。
また頭皮が栄養失調の状態に陥ることで新陳代謝も悪くなるため、頭皮の修復や再生に支障をきたし始めます。
さらにストレスを感じ続けることで脳神経にまで影響が及び、頭皮環境を悪化させると言われているため、たかがストレスと侮ってはいけないのです。
精神的なストレスを改善するためには、ゆっくり休息をとることが重要です。
休みの日に好きな映画を見て思い切り泣いたり、のんびりと半身浴をするのもいいでしょう。
また軽い運動も精神的なストレスを軽減すると言われています。
運動をすることで脳が活性化され、心を安定させる働きをするセロトニンという物質が増加するためです。
このセロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、約10分前後の運動を行うことで、その後12時間以上もの間、幸福感を感じやすい状態にしてくれます。
そのためストレス発散として軽い運動を取り入れることは大変有効なのです。
インナーケアの重要性
私たちの体は日々の食事で成り立っています。
その食事の内容が良くないと、頭皮や髪にも悪影響を与えてしまうのです。
では頭皮ケアを考えた時に、どういった食事を摂るべきなのでしょうか。
こちらでは具体的な食材や栄養素をご紹介していきたいと思います。
まず頭皮のケアに欠かすことのできない栄養素として、ビタミン類が挙げられます。
イチゴやみかん・オレンジなどに多く含まれているビタミンCは、頭皮に存在する細胞の働きを活性化させ代謝を促進する働きをしてくれます。
またビタミンCは髪の成長や修復に欠かすことのできない成長ホルモンの分泌を盛んにする働きもしてくれるため積極的に摂取したいビタミンなのです。
またレバーや牛乳・ウナギやわかめなどに多く含まれているビタミンB2は体全体の新陳代謝を活発にし、血液の循環を良くする作用があります。
しかし不足してしまうと頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌といったトラブルの原因にもなるため、意識して摂るように心がけるといいでしょう。
さらにナッツ類などに多く含まれているビタミンEは全身の毛細血管を広げ、血流を良くする働きをしてくれます。
不足することで頭皮に存在する毛母細胞の働きが弱まり、髪の成長が抑制されヘアサイクルの乱れを招いてしまうため頭皮ケアに欠かすことのできない栄養素なのです。
また、頭皮ケアのためには良質なタンパク質も必要になります。
髪はケラチンというアミノ酸で構成されているため、タンパク質が不足すると頭皮の環境が悪化し、抜け毛や薄毛を引き起こしてしまうのです。
そのため女性であれば1日当たり50g前後のタンパク質を摂取する必要があるのです。
健やかなと頭皮や髪に欠かすことのできない良質なタンパク質は、お肉や魚・卵などに含まれています。
また豆腐や納豆・高野豆腐といった低カロリーな食材にも豊富に含まれているため、ダイエット中の女性がタンパク質を摂取する際の強い味方になってくれるのです。
また、ビタミンやタンパク質の他に必要な栄養素としてはミネラルが挙げられます。
ミネラルの中でも亜鉛は牡蠣や牛肉・豚レバーなどに多く含まてており、全身の新陳代謝を促進する働きをしてくれます。
この亜鉛はその他にも髪の主成分であるケラチンを合成したりヘアサイクルを整える働きをしてくれるため、積極的に摂る必要があります。
ご紹介した「ビタミン」「タンパク質」「ミネラル」は健康な頭皮を保つために欠かせない栄養素ですから、バランスよく食事に取り入れるように心がけましょう。
頭皮に悪い生活習慣を改善しよう
どんなに頭皮のケアをしても、頭皮に悪影響を与える習慣を改善しないと効果は半減してしまいます。
特に喫煙は頭皮の環境を悪化させてしまう作用があるため、禁煙を目指した方がいいかもしれません。
というのも、タバコの中に含まれるニコチンは血流を悪化させ、髪をつくり出す毛母細胞を栄養失調状態に陥らせてしまうのです。
すると髪の製造が止まってしまい薄毛や抜け毛を引き起こすのです。
また睡眠が不足することで頭皮の修復に欠かすことのできない成長ホルモンの分泌量が減少し、頭皮環境が悪化します。
さらに睡眠不足の状態が続くことで自律神経や女性ホルモンの乱れを引き起こすため、皮脂の過剰分泌や毛穴詰まりといった頭皮トラブルの原因になるのです。
こういった頭皮に悪影響をい与える習慣を改善し、頭皮にいい習慣を身につけていきまし
体の外と中、両面からアプローチすることで頭皮の環境は驚くほど改善していきます。
頭皮を健やかに保ち、美しい髪を手に入れましょう。