頭皮ケア

女性の頭皮の色で髪の健康・薄毛をチェック!その原因と対処法をご紹介!

いつまでも健康的で美しい髪の毛を保ちたいというのは、老若男女問わず共通の願いですよね。

髪を健康で美しい状態に保つためには、髪だけではなく頭皮をケアして、コンディションを整えることがとても大切だと言われています。

実は頭皮が健康かどうかは、自分の頭皮の色をチェックすることで確かめることができます。

そこでここでは、頭皮の色のチェック方法や、頭皮の色が変化する原因と、その対処法についてご紹介していきたいと思います。

美しい髪を保つためには頭皮ケアが重要

「髪が乾燥していてパサつきやすい」「ハリやコシがなくなった」などの髪に関する悩みのほとんどは、実は頭皮の状態が大きく関わっています。

つまり頭皮の状態を整えることで、健康的な髪を育てることができると言えるでしょう。

髪の成長に必要な栄養素がしっかり頭皮まで行き渡ることができれば、ハリ、コシのある美しい髪にすることができ、薄毛や抜け毛を予防することができます。

さらに頭皮の血行促進することで新陳代謝が活発となり、不純物や老廃物を体外に排出することができます。

頭皮と顔の肌の構造はほとんど同じであると言われていますが、頭皮には皮脂腺や汗腺が多いため、皮脂汚れが溜まりやすく、それが頭皮がかたくなったりたるみが起こる原因となってしまいます。

頭皮のたるみができることで顔にシワが増えることもあるため、頭皮環境をよくすることは肌のシワの予防にもつながります。

頭皮ケアをすることにより得られるメリットとは?

ここでは、頭皮をケアして健康的に保つことで得られるメリットについて具体的に見ていきたいと思います。

健康な髪が育つ

髪は毛根にある毛母細胞が分裂することで作られるため、健康な髪を育てるためには、血流がスムーズで毛根に栄養分や水分をしっかり運ぶことができることが必要不可欠となっています。

毛母細胞の機能が低下すると、髪のコシやハリが失われ、抜け毛も増えてしまうため注意が必要です。

フェイスラインがすっきりする

頭皮の皮膚やその下の筋肉は、顔の皮膚とつながっています。

ですから頭皮がたるむと顔が下がり、目元のたるみやほうれい線、フェイスラインのもたつきなどの原因となってしまいます。                    

ですから頭皮ケアを行えばフェイスラインもすっきりして、シワやたるみの予防にもつながります。

頭皮の健康を色でチェック!

健康で美しい髪を保つためには、頭皮が健康であることがとても重要です。
 
実は頭皮の色はそれぞれの状態により青白色、赤色、ピンク色、茶色、黄色に分けることができます。
 

頭皮が青白い

青白く透けるような色をしている健康的な頭皮は、キメも細かく整っています。 

このような色をした頭皮は、一つの毛穴から3~4本の毛髪が生えており、毛穴の皮脂詰まりも見られません。

この青白く見えているのは頭皮の毛根などであり、これらが透き通って見えるということは、血流が良好であることを表しています。

ただし頭皮が白い場合は、頭皮がかなり乾燥しており、潤いがなくパサついた状態になっているため注意が必要です。

乾燥しているのは皮脂の分泌量が不足しているためであり、フケやかゆみといった症状が多く現れます。

頭皮が赤い場合

頭皮が赤くなっている場合は、紫外線などのダメージにより炎症を起こしている場合や、新陳代謝の機能が低下して頭皮の血行が悪くなっていることが考えられます。

血行が悪化すると皮膚の細胞が正常に機能しなくなるため、角質汚れが溜まったり、頭皮が硬くなるなどの症状が起こります。

さらにフケやかゆみ、抜け毛につながる可能性があるため注意が必要です。

また、シャンプー後やヘアスプレー使用後に頭皮が赤くなることがありますが、これはそれらの商品に配合されている合成界面活性剤や防腐剤、香料などの成分が原因であると思われるため、かゆみなどがあった場合にはすぐに使用を中止するようにしましょう。 

頭皮がピンク色の場合

頭皮が乾燥して敏感な状態になっていると、頭皮がピンク色になります。

実は頭皮も顔の肌と同じように、皮下組織の上に真皮と表皮という層が重なってできています。 
 
真皮から水分が奪われたり、外部からの刺激を予防するのが表皮の役割ですが、何らかの原因でその機能が低下すると、頭皮が乾燥してピンク色になってしまいます。

頭皮が茶色の場合

血行が悪く、古い血が残るなど老廃物が溜まってしまっているような状態になると、頭皮が茶色になってしまいます。

頭皮が血行不良になると、髪が成長するのに必要な栄養分や酸素が十分に行き届かないため、老廃物が蓄積してしまい髪の健康を脅かす可能性があるため注意が必要です。

頭皮が黄色の場合

睡眠不足などの不規則な生活習慣や栄養バランスの悪い食生活、またストレスなどが重なると、血液やリンパ液の循環が悪くなり、頭皮が黄色くなってしまいます。

頭皮の色別のケア方法とは?

ここでは、頭皮の色別のケア方法について詳しく見ていきたいと思います。

頭皮が赤やピンク色の場合の対処法とは?

頭皮が赤やピンクになるのは、主に頭皮の炎症の原因であると言われています。

頭皮が乾燥している場合は保湿が大切ですし、皮脂の分泌量が多くさらに変質して刺激となっている場合は、その皮脂を取り除かなければなりません。

また腸内環境に影響を及ぼす腸内フローラのように、実は頭皮の表面にも数多くの常在菌、つまりスカルプフローラが存在していることが近年明らかになっています。

赤やピンクの頭皮では、コリネバクテリウムという菌が増加してスカルプフローラのバランスが崩れ、それが抜け毛や白髪などにつながると言われています。  

ですからこの場合はスカルプフローラのバランスを元に戻すため、スカルプ専用のシャンプーなどのヘアケア商品を使用することが大切です。

頭皮が黄色の場合の対処法とは?

頭皮が黄色い場合は、アミノ酸系の頭皮に優しいシャンプーで2度洗いすることをおすすめします。  

一度目のシャンプーでは髪だけを洗い、ニ度目は髪と頭皮を洗うようにしましょう。

またシャンプーの前にまずお湯でしっかり頭皮や髪を2~3分洗いましょう。これだけで7~8割の汚れはしっかり取り除くことができます。

シャンプーの他にも、抗酸化力をアップさせることも重要です。

加齢とともに体の抗酸化力は徐々に低下してしまうと言われていますが、ビタミンCやポリフェノールを摂取することによりある程度効果があると言われています。

さらに抗酸化専用のシャンプーなどを使用するのもおすすめです。

頭皮が茶色の場合の対処法とは?

頭皮が茶色い場合、新陳代謝が低下したため血液の流れが悪くなり、体内に老廃物が溜まっている可能性があります。

こんな場合はまず体内を浄化するために、積極的に水を飲むとよいでしょう。

水を飲むことで体内の老廃物を押し流し、血液もサラサラにすることができます。

また、蒸しタオルを頭に巻き頭皮を温めるのもひとつの方法です。

これにより血行が促進されるだけではなく、毛穴に溜まってしまっていた皮脂や老廃物などが排出されやすくなるため、頭皮を清潔に保つことができます。

普段から手軽にできる頭皮ケアの方法とは?

  

シャンプー

シャンプーする際にはこすりすぎると頭皮を傷める原因になり、逆に洗いやすすぎが足りないと汚れが残ってしまうため、洗い方には十分な注意が必要です。

洗う際には指の腹を使い、頭皮を優しく押す程度の力で洗うようにしましょう。

スカルプケア用のシャンプーはノンシリコンや洗浄成分にこだわった、頭皮への優しさを考慮した商品となっているため、髪を洗うだけでなく、頭皮環境を整えるためには大変効果的です。

マッサージ

ブラッシングだけでなく、両手のひらで頭全体を抱えるようにして指の腹でしっかり指圧しながら、頭皮の筋肉をマッサージするのもおすすめです。

頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進して健康的な頭皮を作る手助けをしてくれます。

また頭皮マッサージ用のオイルを使ってマッサージをすることで、毛穴の汚れを取り除き、頭皮をほぐすことができます。

さらに血行を促進し、フケやかゆみ、抜け毛を防ぐことも可能となります。

まとめ

美しい髪を保つためには頭皮ケアが重要であり、そのためには普段から頭皮の色をチェックし、自分の頭皮が健康であるかどうかを定期的に確かめることが大切です。

さらに普段からシャンプー、また頭皮マッサージなどを行い、頭皮を健康な状態に保つことも大切です。

皆さんもこの記事を参考に、ぜひ自分の頭皮をチェックしてみてくださいね。