女性の薄毛

女性の頭皮の臭いが薄毛を招く?その原因と対処方法!

「毎日シャンプーしてるから私は大丈夫!」そんな風に思っている女性も多いと思いますが、実は自分の頭皮の臭いというのは案外気づかないものです。

もしかしたら思いがけず、周りの人に臭いをチェックされているかもしれませんよ。

そこで今回は、女性の頭皮が薄毛を招く原因やその対策方法について詳しく見ていきたいと思います。

頭皮の臭いは薄毛の前兆?

きちんとシャンプーしているにも関わらず頭皮が臭うということは、髪や頭皮のなんらかの異常を知らせるサインであるとも言えます。

皮脂の分泌量が特に多いと言われている頭皮には、ニキビの出やすい顔のTゾーンの皮脂量と比べても約2倍も分泌されると言われています。

この皮脂により雑菌が繁殖しやすい状態になるため、不快な臭いが発生しやすくなります。

また汗をよくかく方やストレスを感じている方なども、頭皮の臭いが起こりやすいとされています。

年齢を重ねてくると、いわゆる加齢臭の原因物質ノネナールが分泌されるようになるため、女性でも頭皮の臭いが強まる可能性があるため注意が必要です。

ノネナールは、加齢により増加するパルミトオレイン酸という脂肪酸が、過酸化脂質や皮膚常在菌により分解されることで発生します。

ノネナールは40代に入った頃から増加するため、特に汗を良くかき皮脂量が一気に増える暑い夏の時期などには要注意です。

その他にも頭皮が臭う原因は、不規則な生活習慣やストレスなどさまざまであると言われていいます。

朝起きた際に自分の枕が臭うと感じたり、シャンプー後にドライヤーで髪を乾かした際に頭皮の臭いを感じたら、頭皮が臭う証拠であると言えるかもしれません。

体調不良などが原因によりごくたまに臭うのであればあまり心配はありませんが、自分でも常に臭いを感じたり、家族など周囲の人に指摘されるようになったら注意が必要であると言えるでしょう。

薄毛の引き金となる頭皮の臭いの原因とは?

以下では、薄毛や抜け毛のきっかけともなる頭皮が臭う原因について詳しく見ていきたいと思います。

ストレスの蓄積

日々の生活や仕事や、またそれに伴う人間関係などによりストレスが溜まっていくと、自律神経に乱れが起こります。

自律神経が乱れると、皮脂が過剰に分泌されて頭皮がベタつき、雑菌の繁殖のきっかけになり頭皮環境の悪化して、結果的に頭皮の臭いにつながります。

またストレスにより頭皮の血行が悪くなると、髪の成長に必要な栄養素が頭皮まで届かなくなったり、代謝が滞る原因となり薄毛や抜け毛になってしまいます。

栄養バランスの偏った食生活

脂身の多い肉や揚げ物、また砂糖を使った甘いものばかり食べていると、皮脂の分泌量が増加して臭いの原因物質が体に蓄積されるため、臭いの引き金となってしまいます。

頭皮の毛穴が詰まるきっかけとなり、薄毛や抜け毛につながる可能性もあるため注意する必要があります。

間違った方法でシャンプーを行っている

シャンプーする際にしっかり予洗いを行わなかったり、シャンプーを手のひらで泡立てずに直接頭皮につけると、毛穴詰まりの原因となり頭皮環境の悪化の引き金となります。

またシャンプーやコンディショナーをしっかりすすがないと、成分が髪や頭皮に残ってしまい炎症やかゆみ、フケなどの原因となることもあります。

しかし頭皮がベタついているからといって必要以上に何度もシャンプーすると、頭皮環境を整えるために必要な常在菌が足りなくなってしまいうこともあるため注意が必要です。

シャンプー後に髪を自然乾燥させる

シャンプーした後に自然乾燥させようと生乾きのまま放置しておくと、雑菌が増えて頭皮の臭いや薄毛の原因となってしまいます。

ですからたとえ髪が短いからといって自然乾燥させるのではなく、ドライヤーを使用してしっかり乾かすことが大切です。

夜にシャンプーせず朝シャンしている

頭皮に皮脂や汚れなどがついたまま寝てしまうと、頭皮の臭いの引き金になります。

洗いすぎももちろんよくありませんが、髪や頭皮についた汚れは、やはりその日のうちに必ず落とすのが一番いいと言えるでしょう。

髪の成長にとって非常に重要な頭皮の毛母細胞が最も活性化するのは22時から翌2時にかけてであると言われているため、健康的な髪を育て抜け毛や薄毛を防ぐためには、この時間帯までに頭皮な髪を清潔にしておくことが大切です。

薄毛予防のために頭皮の臭いを抑える方法とは?

ここでは、頭皮の臭いをできるだけ抑え、薄毛や抜け毛を防ぐためにはどのようなことに気をつければよいのかについて詳しく見ていきたいと思います。

これまでの食生活を見直す

毎日の食事内容により、頭皮の皮脂の分泌量は変化すると言われています。

頭皮の臭いの原因となる皮脂は、揚げ物や菓子類など脂質や砂糖などを摂取することにより分泌量が増えるため、気をつける必要があります。

また皮脂が酸化することを防ぐためには、フルーツやサラダなどを食事メニューに積極的に取り入れ、抗酸化効果のあるビタミンCなどを体に取り入れるようにしましょう。

さらに髪の主成分であるたんぱく質や、たんぱく質の合成を促すビタミン類、亜鉛や鉄など髪の成長に欠かせない栄養素を日々の食事からしっかり摂ることも大切です。

睡眠不足を解消する

睡眠も頭皮や髪の健康に深く関わっており、睡眠不足になると髪が成長するためには欠かすことのできない成長ホルモンの分泌が阻害されてしまいます。

また睡眠が足りないとそれがストレスの原因となったり、頭皮の血行不良を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

ですから忙しい毎日を過ごしていても、なるべく6~8睡眠時間を確保することを心がけましょう。

ストレスを上手に発散する

全くストレスのない生活を送るというのはなかなか難しいため、音楽を聴いたりストレッチやウォーキングをするなど適度に体を動かし、自分なりにストレスを解消するようにしましょう。

特に定期的な運動は頭皮の血行促進にもつながり、薄毛や抜け毛を防ぐためにも最適です。

正しい方法でシャンプーして頭皮の臭いを防ぐための方法とは?

以下では、頭皮の臭いの抑え薄毛や抜け毛を防ぐために、正しいシャンプーの方法や乾かし方について具体的に見ていきます。

お湯だけで予洗いする

シャンプーする前には髪を丁寧にブラッシングして、汚れやフケなどをある程度取り除いておきます。

またシャンプー剤を髪につける前に、38度ぐらいぬるま湯で頭皮まで丁寧に洗い流しましょう。

耳の上、額などの髪の生え際、後頭部などもしっかりと洗うと、髪の汚れや皮脂の半分以上は落ちると言われており、シャンプーをつけた際に泡立ちやすくなり髪同士の摩擦を抑えることができます。

指の腹を使い髪を洗う

シャンプーを手に取ってしっかり泡立てたら、指の腹で丁寧に頭皮を洗っていきます。

洗う際に爪を立てると頭皮に傷がつくため、指の腹を使うようにしましょう。

シャンプーしながら、頭皮をほぐすようにマッサージするのもおすすめです。

マッサージすると血行促進につながり、臭いや頭皮環境の改善が期待できます。

シャワーでしっかり洗い流す

シャンプーした後には頭皮や髪から泡が完全になくなるまでしっかりと洗い流しましょう。

すすぎ残しがあると、フケや頭皮の臭いの引き金となるため注意が必要です。

コンディショナーをつけしっかりすすぐ

コンディショナーをつける際には毛先からもみ込んで浸透させるようにしましょう。頭皮につけると毛穴の詰まりの原因となるため注意してくださいね。

またシャンプーと同様に、つけた後はしっかり洗い流すことも大切です。

タオルドライする

頭皮の水分を取るように、髪の内側にタオルを入れて優しく水気を拭き取りましょう。

髪同士を強く擦り合わせる髪を傷める原因になるため注意してください。

ドライヤーをかけ髪を乾かす

シャンプー後はすぐに頭皮を乾かすようにドライヤーをかけましょう。

その際に熱風による髪への負担を軽減するため、洗い流さないトリートメントなどをつけるのもおすすめです。

まとめ

頭皮が臭うのは、ストレスや食生活、また間違った方法のシャンプーなどにより頭皮環境が悪化するからであると言われています。

そうすると抜け毛や薄毛につながる可能性もあるため、生活習慣や食生活を見直したり、正しい方法でシャンプーなどの頭皮ケアをしっかりと行うことが重要であると言えるでしょう。