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納豆で薄毛予防?!
日本人には馴染みの深い納豆。
ダイエットや美容にいいと取り上げられていますが、なんと薄毛予防にも効果があるという噂を耳にしました。
そこで、ほんとうに薄毛予防に効果があるのか、効果がある理由などを調べてみました!
納豆に含まれる栄養素
納豆は体にいいと多くの人が知っていますが、納豆の何がいいのか、詳しくは知らない人がほとんどですよね。
まずは納豆にはどんな栄養素が含まれているのか、その栄養素はどんな風に薄毛に効果的なのかを説明したいと思います。
1,植物性たんぱく質
納豆には植物性のたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質は髪の毛を作るケラチンという成分のもとになりますので、積極的に摂取したい栄養素のひとつです。
動物性のたんぱく質はその脂質から薄毛の原因になるとも言われていますが、植物性のたんぱく質である納豆にはその心配がありません。
2,イソフラボン
納豆は大豆から作られていますので、イソフラボンが豊富に含まれています。
イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」によく似た働きをします。
・骨粗鬆症の予防
・更年期障害の症状の緩和
・肌や髪の毛の弾力を保つ
・髪の毛の育成を促す
などの効果が期待できます。
更年期障害の症状の1つに薄毛の症状が出てくることがありますので、イソフラボンの摂取により、緩和すれば薄毛の予防に繋がります。
そして髪の弾力はもちろん、地肌の弾力を保つことにより、栄養が髪の毛に行き渡るため、抜け毛予防に効果が期待できます。
豆乳にもイソフラボンは含まれていますが、納豆菌によって発酵した納豆の方が同じ量でも体内に吸収される量が多いと言われています。
3,ビタミン
納豆に含まれるビタミンは3種類。
・ビタミンE
・ビタミンB2
・ビタミンB6
の3つです。
【ビタミンE】
ビタミンEには血行を拡張する働きがあり、血行を促進し頭皮と髪の毛に酸素と栄養を届きやすくします。
【ビタミンB2】
ビタミンB2には細胞の再生を助ける働きがあります。
頭皮、髪の毛の再生をサポートしてくれます。
【ビタミンB6】
ビタミンB6は免疫機能を正常に保つ働きがあります。
頭皮の炎症などを防いでくれます。
4,ナットウキナーゼ
納豆はネバネバしてますよね。
このネバネバの正体が「ナットウキナーゼ」です。
このナットウキナーゼには血栓を溶かしてくれる働きがありますので動脈硬化などにも効果的です。
血栓を溶かし、血液をサラサラにすることで頭皮と髪の毛に必要な栄養と酸素を運ぶことができます。
血液をサラサラにしてくれる食べ物は玉ねぎやポリフェノールを含むチョコレート、青魚などがありますが、出来てしまった血栓を溶かす効果があるのは納豆だけなのです。
5,ミネラル
納豆に含まれるミネラルは4種類。
・カルシウム
・鉄
・亜鉛
・セレニウム
の4つです。
【カルシウム】
カルシウムは抜け毛を防ぐ働きがあります。
カルシウムが不足すると、寝付きが悪くなったり、血行不良になったりします。
不眠は抜け毛の原因になりますし、血行不良では頭皮に栄養が届かなくなり抜け毛の原因になってしまいます。
【鉄】
鉄分は血行をよくする働きがあります。血行が良くなると頭皮と髪の毛に充分な栄養が行き渡ります。
実は私達の汗や皮膚のターンオーバー、抜け毛などで知らず知らずのうちに鉄分が体の外に流出しているんです。
流出した鉄分を補わないと鉄不足になり、抜け毛の原因になってしまいます。
【亜鉛】
亜鉛は「5αリダクターゼ」という抜け毛の原因である物質の働きを抑えてくれます。
髪の毛の生成に必要なたんぱく質の吸収も高めてくれるので抜け毛予防にはぜひ摂取したい栄養素です。
【セレニウム】
セレニウムには老化を防ぐ効果があります。
甲状腺ホルモンの代謝、病気の感染予防など、色々な働きをしてくれます。
また、セレニウムは自ら活性酸素と結合して酸化から体を守ってくれます。
酸化によって細胞の破壊されるのを防いでくれるので抜け毛予防にもなるのです。
6,アミノ酸
アミノ酸はたんぱく質が繋がってできたものです。
アミノ酸には
・睡眠の質を向上させる
・髪の毛の生成
・体力増進
・筋肉強化
などの働きがあります。
アミノ酸が不足すると、髪の毛が細くなったり、新しい髪の毛が生成されなくなってしまい、薄毛の原因となってしまいます。
納豆の薄毛のために1日量の目安
納豆の薄毛のために必要な1日量は2パック。
朝晩、いつものメニューに追加するだけなので、手軽に始められますね。
最近ではコンビニにも置いてありますので、いつでもどこでも手に入れやすいのもいいですよね!
そして、納豆は安価です。
3パックで130円前後が平均価格となっています。
毎日続けるから、手頃な値段なのは嬉しいですね。
粒?ひきわり?
納豆には粒の大きさに種類がありますよね。
大粒、小粒、ひきわり。
どれがお好みでしょうか。
基本的には好みのものを食べるほうが長続きします。
しかし、ひきわりが嫌いでなければ、おすすめはひきわり納豆です。
ひきわりは表面積が粒よりも多いのでその分、納豆菌も付着しているのです。
ビタミンの含有量もひきわりの方が多いという実験結果もありますので、ぜひひきわり納豆を選んでください。
薄毛予防におすすめの納豆アレンジ
納豆ご飯だけでは飽きてしまうという方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、薄毛に効果的な納豆のアレンジ方法をご紹介します。
納豆キムチ
キムチに入っている唐辛子に含まれるカプサイシンは血行をよくする働きがあるので、納豆と一緒に食べれば、効果がアップします。
納豆とキムチ、納豆のたれをよく混ぜるだけなので簡単に作ることが出来ます。
納豆オムレツ
卵にはたんぱく質、葉酸と髪の毛にいい栄養がたくさん含まれています。
納豆オムレツにすることで、両者の栄養を余すことなく摂取することができます。
納豆汁
主に東北地方と九州の一部で親しまれている納豆汁。
発酵食品である味噌を合わせて摂取すると効果的です。
使用するのはひきわり納豆が多く、地域によって作り方も違います。
基本的な具材はネギ、豆腐や揚げ、納豆。
【岩手県】
納豆ペーストで味噌汁を作り、さらにトッピングで納豆を乗せる。
【山形】
野菜や豆腐など具だくさんの納豆汁。
山形では1月7日の七草粥の変わりに納豆汁を食べる風習がある。
【秋田】
粒が半分残るくらいにすり潰した納豆を汁に入れる。
【熊本・福岡】
お正月のお雑煮に納豆を加える。
納豆チャーハン
卵とネギと納豆が具材のチャーハン。
卵のたんぱく質は髪の毛のもとになるので、一緒に摂取が効果的です。
ネバネバ丼
おくら、納豆、とろろの3種ネバネバ丼。
マグロを入れても。
おくらにはカリウムやカルシウムを多く含んでいて、塩分を体の外に排出し、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
ネバネバ成分には免疫力を高める効果があり、頭皮の炎症をケアしてくれます。
とろろには水溶性の食物繊維が豊富です。
胃腸の調子を整え、栄養の吸収をよくしてくれます。
まとめ
いかがでしたか。
納豆に薄毛予防の効果があるとは驚きですよね。
今まで朝食はパンだった方もご飯にしたくなったのではないでしょうか。
単品でも、そのままでもご飯にかけても美味しい納豆。
毎日朝晩に1パックずつなので簡単ですよね!
アレンジも色々ある納豆でぜひ、薄毛予防してみれくださいね!