きちんと毎日シャンプーをして清潔にしているのに、頭皮のかゆみやフケに悩まされているあなた。
無意識に頭皮をかいている自分の姿に愕然となってしまうかもしれません。
そんなあなたに、試していただきたいのが「薬用シャンプー」です。
頭皮トラブルに着目して作られたシャンプーですが、医薬品部外品なので、医師の処方箋は必要なく、手軽に薬局や通販で手に入れることができます。
そこで今回は、薬用シャンプーとは何かご紹介するとともに、選び方やより効果的な使い方についてお話ししたいと思います。
是非、参考になさって、薬用シャンプーであなたの頭皮トラブルを解決してみませんか?
薬用シャンプーって何?
ごく普通に売られているシャンプーでも、年々洗浄力は上がっていますし、現代の日本人は、男女関係なく毎日洗髪をし、清潔にしている人が多いですよね。
それにも関わらず、頭皮トラブルを抱えている人は、これまた男女年齢問わずたくさんいます。
例えば、
・かゆみ
・フケ(カサカサのものだったり、ベタつく脂性のものだったり)
・頭皮自体のベタつき
・嫌な臭い
等など。
汗をかいたときや、季節の変わり目、乾燥する季節、ストレスを感じているととき等、症状が出やすいかもしれませんね。
そんな悩みに注目し、それらの症状に効果が期待できる成分を配合したのが「薬用シャンプー」です。
もちろん、配合されている有効成分は、臨床テスト済みです。
また、一般的なシャンプーが化粧品に分類されるのに対して、薬用シャンプーは審査を通過して指定を受けた医薬部外品になります。
ただし、症状を治療するための医薬品とは異なり、あくまでも、効果が期待できるに留まっている医薬部外品であることはお忘れなく。
更に薬用シャンプーは、
・頭皮トラブルに効果が期待できる成分が配合されている
・頭皮の汚れを落としつつ、適性量の皮脂に保ってくれるような洗浄力がある
・髪をハリやコシを取り戻し、健やかにしてくれる成分が配合されいる
そんなシャンプーになります。更に育毛成分が配合されている製品もあります。
では次に、そんな薬用シャンプーの選び方をご紹介したいと思います。
薬用シャンプーの選ぶ際のポイントとは?
ポイントとなる4つをご紹介します。
①あなたの頭皮に関するお悩みや具体的な症状に合わせて
先にお悩みについて列挙しましたが、人により複数当てはまる方もいらっしゃると思います。
また、フケ一つ取っても、乾燥したカサカサしたものなのか、オイリーなものなのかで、合うシャンプーは違ってくるのです。
薬用シャンプーは、製品により有効成分の配合が違ってきます。ご自分の悩みや症状に合わせて、選択するようにして下さいね。
②体質や肌質を見極めて
同じ悩み抱えていても、その人の体質(アレルギーを持っていたり、敏感肌だったり)やお肌のタイプ(脂性なのか乾燥肌なのか混合タイプなのか)により、効果の出方が変わってきます。
ご自分の体質や肌質を見極めて、選択するようにしましょう。
もちろん、合わないと感じたらすぐに使用を止め、症状によっては医療機関にかかるようにして下さいね。
③香り
本来、シャンプーは残り香を楽しむものではありません。
頭皮や髪の汚れを絡め取って、落とし切らなければならないものなのですが、とはいえ使用時に気になる香りだと、使い続けるのも苦痛になりかねませんよね。
よって、事前に確認してみることをお勧めします。
④価格
今までお話ししてきた通り、成分にこだわり作られている薬用シャンプーです。一般的なものよりは値が張ります。
最低でも1000円台から数千円になるものまであります。更に医薬品ではないので、即効性はなく、ある程度の期間使い続けることを考慮する必要がありますね。
その点を加味して、成分だけではなく、価格の確認も重要です。
では次に、実際に薬用シャンプーを使う際のより効果的な使い方をご紹介します。
より効果的な薬用シャンプー使い方とは?
せっかく頭皮トラブルを解決する効果が期待できる成分が配合されているのです。よりその効果を実感したいですよね。
そこで、薬用シャンプーの正しい使い方ご紹介したいと思います。
①まずは、ブラッシングを!
乾いた髪の状態でブラッシングをします。
これにより、髪の表面についた汚れやホコリを取ることができます。
更に、頭皮についた皮脂汚れを浮かび上がらせことができ、次に行う洗髪の際に落としやすくすることができますよ。
②薬用シャンプーを使う前に、予洗いを!
シャンプー等の薬剤をつけずに、シャワーのお湯でだけで洗います。
そんなの意味あるの?と思われるかもしれませんが、この作業で髪や頭皮の汚れが7~8割程度落ちると言われているのです。
注意としては、まず最初にシャワーの湯で、髪全体を濡らします。
その後、湯をかけながら、指の腹でマッサージをするように頭皮を揉み込みます。
その際、爪を立ててはいけませんよ!頭皮を傷つけてしまいます。
もし、爪が長くて気になる方は、シャワーブラシを使うのがお勧めです。
③いよいよ薬用シャンプーの出番!
予洗いの後、手を清潔にし、温めてから薬用シャンプーを指定された量取ります。(使用量については、表示を確認して下さいね)
しっかり手の平で泡立てます。それから、頭皮全体にまんべんなく塗ります。
あとは、予洗いのときと同様にマッサージするように揉み洗いします。ここでも頭皮を洗うだけで充分です。
④すすぎは念入りに!
先にお話しした通り、シャンプーは汚れを絡め取って落としきるべきものです。
しっかりとすすぎますよ。3~4分はかけて、洗い残しがないように、隅々まで丁寧に!耳周りやうなじ等もお忘れなく。
以上がより効果的な薬用シャンプーの使い方です。慣れてしまえば簡単ですよ。
最後に、2点ほど注意を!
シャワーの湯温には注意して下さいね。熱すぎると、頭皮を乾燥させてしまい、かゆみやフケ等トラブルの原因となります。
低すぎると、今度は皮脂が落ちてくれません。
適温は38℃前後になります。脂性の方は湯温を気持ち高めに、乾燥肌の方は逆に少し低めに設定して下さいね。
薬用シャンプーは製品により、頭皮に直接プッシュするタイプのものがあります。
この場合も、使用量はきちんと守り、まんべんなく頭皮に噴射した後、しっかりと泡立ててから使うようにして下さいね。
ちょっとした注意で、効果が変わります。是非、実践してみて下さい!
では最後に、シャンプーの種類を分類してご紹介したいと思います。
シャンプーにも種類がある?
シャンプーと一言でいっても、その成分や役割、仕上り、後々への影響、価格など様々です。ここでは大まかに4つに分類してご紹介しますね。
①一般的なシャンプー(化粧品扱い)
薬局や量販店などで安価で手に入ります。それゆえに、大量生産しやすい石油由来の界面活性剤を使用し、単価を下げているのです。
その洗浄成分は非常に強いため、頭皮を乾燥させ、環境を悪化させます。
特に更年期以降のデリケートな肌には影響を及ぼしやすいのです。
頭皮環境が悪化すれば、当然、髪の成育にも影響を与えてしまいます。
更に一見、艶髪になったように感じるのも、シリコンにより人工的にコーティングされているだけですよ。
②スカルプケアシャンプー(化粧品扱い)
スカルプ=頭皮のケアを目的としたシャンプーです。
薬ではないので、症状の治療や改善は見込めませんが、健やかな状態で頭皮を保つことを目的として作られたシャンプーです。
天然素材にこだわっていたりと、洗浄成分は頭皮にも髪にも優しいものが使われています。
その分①よりは価格が高めです。加齢により髪質の変化が気になり出したら、是非、試してみたいシャンプーですね。
③薬用シャンプー(医薬部外品扱)
先にご紹介した通りです。
④医薬品シャンプー
製薬会社が作っていており、症状の治療や改善を目的に作られています。例えば、しらみ駆除や育毛、フケ・かゆみ改善用などがあります。
医師の処方箋が必要なもの、購入時に薬剤師の指導が必要なもの、その他の3種類があるため、全てが安易に手に入るわけではありません。
まとめ
以上、薬用シャンプーについてお話ししてきました。いかがでしたか?
もし、あなたの頭皮に気になる症状があるのなら、一般的なシャンプーを止め、薬用シャンプーを使うことで、頭皮トラブルが解決する可能性は大いにあります。
試す価値はありますよ!
ただ、様々な症状に合わせた製品が開発されていますので、どれがあなたの症状にマッチしているのか見極める目は必要ですね。
また、症状によっては薬用シャンプーではなく、医薬品に分類されるシャンプーを使用した方が良い場合もあります。その際は、医師や薬剤師に相談してみて下さいね。
頭皮トラブルは髪の成育にも直結します。是非とも、放置せずに行動に移し、健やかな頭皮と髪を取り戻しましょう!