髪の毛は生きていく上で、無くてはならないものですよね。
一体どんな役割をしているのかと問われたら、多くの方は頭を守るために欠かせない存在と答えるでしょうか。
大切な頭を外的刺激等から守ることは、重要です。
一方で、見た目年齢にも大きく影響を及ぼしています。
やはり、髪の毛が薄かったりボリュームが減ってくると実年齢よりも上に見られてしまうことが否めません。
人からの目を気にするだけでなく、自分自身の気持ちも暗くなっていく一方でしょう。
髪の毛が以前よりも少なくなってきたり、何だかハリやコシもなくなってきたと感じると気になって必要以上に髪を触ってしまう方もいます。
自分で髪の良さそうなマッサージや頭皮のケアをしている方もいるようですが、残念ですが中には間違ったケアをしている方もいます…。
自分では良かれと思って始めたことだとしても、実際は誤った方法を実践し続けているという可能性もあるのです。
あなたのケア方法は大丈夫でしょうか?今回は、毛穴のケアについてご紹介致します。
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毛穴の汚れはなぜ溜まるのか?
そもそも、毛穴からは皮脂が分泌されています。
この皮脂が絶対的に悪い存在だという訳ではありませんので、その誤解は解いておく必要があります。
皮脂は皮脂腺から分泌されていますが、なぜ皮脂が必要なのか考えてみましょう。
顔の毛穴に例えると分かりやすいと思います。
顔がパリパリに乾燥しないのは、皮脂が皮膚を守ってくれているからなのです。
多くの女性は毎日スキンケアをしていますよね?
化粧水を肌に与えた後、必ずと言って良いほど乳液やクリームを塗ります。
なぜ塗るのか?ご存知でしょう。
そうです、せっかく与えた水分が蒸発してしまわないようにフタをする役割を担っています。
フタをしてあげないと化粧水の効果は半減してしまい、乾燥を招きます。
このように、頭皮の毛穴でも同じような状況が起きているのです。
頭皮の毛穴から出ている皮脂も顔と同様に守る目的で出ています。
ところがこの皮脂…適度な量であれば問題ないのですが分泌量が過剰になったり、普段生活している上で付いてしまう汚れがくっついたりすると毛穴が詰まってしまうのです。
また、普段の洗髪がきちんと行われていないと毛穴に汚れや皮脂が詰まる一方なのです。
お風呂に入って、自分ではちゃんとモコモコに泡立てた泡でしっかり洗っているつもりでも、実際には洗えていなかったというケースは非常に多くあるのです。
さらに新陳代謝が加齢と共に衰えていく事にも原因は潜んでいます。
本来、人間はターンオーバーといって皮膚の生まれ変わりが周期的に行われています。
これは若い頃は定期的に出来ているのですが、年々その周期は乱れがちになり古い角質がきれいに剥がれ落ちずにいつまでも留まってしまうのでしょう。
その結果、この余計な皮脂も毛穴に詰まって塞がれてしまうのです。
では、毛穴はどのようにきれいにしていけばよいのでしょうか…。
その前に間違ったケアで起こる様子を確認していきましょう。
過剰なお手入れで起こる悲劇
マッサージの仕方
毛穴が原因だと思いつつ自分の抜け毛が気になる時、真っ先に行う事の1つがマッサージでしょうか。
マッサージの仕方にも注意が必要なのです。
力任せに頭皮をグイグイ押してみたり、摩擦をするのはいけません。頭皮を傷つける原因となります。
この時、手と頭皮の摩擦を懸念した末にオイルを使用してマッサージする方もいます。
実際にヘアーサロンでもオイルマッサージを取り入れている所があるのでその影響も高いでしょう。
しかし、見よう見まねで行う事に十分な注意をしなければなりません。
オイルを使用する際には当然ですが、しっかりとすすぎを行わなくはなりません。
自分では洗い流したつもりでも、オイルは思っている以上に毛穴に入り込み残りやすいのです。
良かれと思ったケアが、逆に頭皮環境を悪化させてしまうのです。
シャンプーの使い方
シャンプーの使い方にも気を付けましょう。
ポンプから出したシャンプーを、そのまま頭皮につける事も避けましょう。
とにかくゴシゴシと痛い位に力を込めて洗うのは、汚れの除去には全く繋がらないのです。
何となく力強く洗う方が汚れが落ちそうな感覚に陥るかもしれません。
しかし、頭皮はとてもデリケートなのです。
頭を洗濯物と同じように考えてはいけないのです。
すすぎに関しても、どうしても頭全体に付いた泡を洗い流さなくてはという気持ちが先行しやすいです。
よって、頭皮よりも髪の毛をすすぐ事がメインになりすすぎが十分に行われていない可能性が指摘されます。
更には、シャンプーの次に使うコンディショナーも意外と使い方を知らない方が多くいます。
コンディショナーの目的
コンディショナーの本来の目的を思い出してみましょう。
シャンプーは頭皮や毛穴の汚れをきれいにするという事が大きな目的です。
その作用とは異なり、髪の毛のダメージを修復したりするというのがコンディショナーの役割なのです。
ですから、頭皮にまでべったりと付ける必要はないのです。
むしろシャンプーとは逆で、毛先の方を中心に付ける必要があります。
髪の毛全体が痛んでいそうだし、勿体ないから髪の毛全体に付けたい!と思う方もいるでしょうか…。
コンディショナー自体が頭皮に残ってしまう可能性が高まります。
その為に、毛穴が詰まって抜け毛の原因に繋がりかねないのです。
気にするあまり、1日に何度も洗髪するのは過剰なケアでとなります。
毎日のブラッシング
そして毎日の髪のブラッシングも見直してみましょう。
頭皮の刺激にも繋がるし、痛気持ちいい位の強さが好みという方もいるのでご注意下さいね。
ブラシの刺激が強い事により、頭皮が傷つきます。
皮膚が削れる原因にもなりますし、その皮膚が毛穴に詰まるという危険性が増すでしょう。
効果的な汚れの除去方法
洗髪による汚れの除去ですが、シャンプーをする所からがスタートではありません。
髪を洗う前に人によってはブラシで髪を梳かす方もいます。
ブラシを使う事にどんな効果が期待できるかご存知でしょうか?
髪を梳かす事で、髪に付いていたホコリなどを予め除去できます。
また、ブラシの使用によって髪のもつれを取り除いておけるのです。
髪が絡まったりしていると、いざ髪を濡らした時に摩擦が必要以上に起こります。
引っ張られる状況も増すので、抜け毛の原因にもなってしまいます。
こうしたダメージから予め回避させる事が可能となる訳です。
そして洗髪前に頭を濡らす時ですが、ただ単に髪の毛を湿らせればいいという目的だけでは行わないようにしましょう。
頭を洗う前に濡らすというのは、シャンプーの泡立ちを良くする為だけではないのです。
ここで実はしっかりと洗い流す事によって、頭の汚れの半分以上を洗い流す効果が得られるのです。
適当にざっと洗い流してから、シャンプーをすればいいという話ではないのです。
予め汚れをお湯だけで流しておくべき理由は他にもあり、毛穴や頭皮の汚れを浮き上がらせる事にも繋がっています。
この準備段階と思われている所こそが、実はしっかりとしたケアを行う上で重要なのです。
また、シャンプーを手に取りそのまま洗うのは禁物という話は有名でしょうか。
しっかりと手で泡立ててから頭にシャンプーをつけて洗いましょう。
始めにお湯のみで汚れをきちんと落とせていれば、泡を付けた所からガシガシと洗う必要性はないのです。
優しく適度な力で頭全体をマッサージするように行うと良さそうです。
しっかりとシャンプーをすすいだ後は、コンディショナーの登場です。
過剰なお手入れでも述べましたが、コンディショナーは頭皮につけないようにしましょう。
髪の毛の先端を中心に頭皮からなるべく遠ざけて大丈夫です。
また、適度な運動も代謝が高まるのでおすすめです。代謝が上がる事は、頭皮の血行促進
に関係してきます。
抜け毛が増えると、とても気持ちが沈みます。
そうならない為にも、お手入れ方法を見直してみてはいかがでしょうか。