頭皮ケア

女性の頭皮が◯◯な場合は要注意!薄毛と頭皮の色の意外な関係

健康的な髪を保ち薄毛や抜け毛を防ぐためには、頭皮も健康な状態を維持することがとても重要です。

しかしさまざまな原因で頭皮環境が悪化すると、頭皮の色に変化が見られるため注意が必要です。

そこで今回は、薄毛と頭皮の色との関係性について詳しく見ていきたいと思います。

健康な頭皮の色は?

健康な頭皮は、透き通った青白い色をしておりツヤがあって表面がなめらかです。

この状態の頭皮が、髪を健康的な状態に保つためには最も理想的であると言えるでしょう。

このような色をした頭皮は、ひとりの毛穴からだいたい3~4本の髪が生えており、もちろん毛穴に皮脂が詰まっているということもなくきれいな状態となっています。

こんな頭皮の色には要注意!気をつけるべき色や改善策とは?

以下では、頭皮環境の悪化を表している頭皮の色やその特徴、薄毛との関連性について、また改善方法などについて詳しく見ていきたいと思います。

頭皮が赤い場合

頭皮の血行が悪化したり、紫外線を浴びたことによってダメージを受けている場合には、新陳代謝の機能も低下します。

そのため皮脂や角質汚れが溜まり、頭皮が硬くなることにより炎症を引き起こし、頭皮が部分的に赤くなることがあります。

またシャンプー後やヘアケア商品を使用した後に、頭皮が赤くなることがありますが、これはそれらの商品に含まれている合成界面活性剤や防腐剤、香料などの化学成分が頭皮を刺激して、頭皮に負担がかかっていると考えられます。

頭皮が赤くなっている場合には、フケやかゆみの他にも薄毛や抜け毛につながることがあるため、注意する必要があります。

大量のフケや炎症、ひどいかゆみなどの症状がある場合には、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

また紫外線対策をしっかりと行い、なるべく浴びないようすることも大切です。

外出時に帽子や日傘を使うことはもちろんですが、帽子をかぶると頭皮が蒸れてしまうこともあるため、できるだけ通気性の良い素材で作られた帽子を選ぶようにましょう。

頭皮がピンク色の場合

頭皮は乾燥するとピンク色に変化します。頭皮も肌と同様に皮下組織上に真皮と表皮という層があり、外部からの刺激を受けたり潤いを逃がさないような役割を担っています。

ところがこの機能が低下すると、真皮からコラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が失われてしまい、頭皮が乾燥し水分不足となるためピンク色になってしまいます。

頭皮が水分不足となっている場合には、コラーゲンなどの保湿成分が多く含まれているヘアケア商品を使うなどして、保湿を十分に行うことが大切です。

頭皮が茶色の場合

頭皮が何らかの原因により血行不良となり、血液の流れが滞ると頭皮が茶色になってしまいます。

このような状態になると、髪が成長するために必要な栄養素と酸素が不足するだけではなく、血液内に老廃物が蓄積してしまい頭皮環境が悪化して、薄毛や抜け毛の原因となってしまうため注意が必要です。

頭皮が黄色い場合

血液やリンパの流れが悪くなると、頭皮の毛穴に皮脂が詰まりやすい状態になるため、頭皮が黄色っぽくなってしまいます。

黄色くなるのは頭皮が酸化し老化が進行しているサインであり、その原因としては加齢による抗酸化力の低下やストレスなどが挙げられます。

頭皮が酸化してしまうと髪にうねりが生じやすくなり、またハリやコシ、ツヤも失われてしまいます。

このように頭皮が黄色い場合には、体の内側と外側の両方からのケアが非常に重要となります。

例えばビタミンCなどのビタミン類やポリフェノールを多く含む食品を摂取すると、高い効果が期待できると言われています。

さらに抗酸化作用に特化した専用のヘアケア商品を使用したり、美容室で本格的なヘッドスパを受け、頭皮をきれいにして頭皮環境を改善することも大切です。

頭皮が茶色い場合

50代後半~60代に多く見られる茶色い頭皮は、頭皮の老化による酸化や乾燥などにより、白髪や抜け毛、薄毛の症状が起こる可能性があるため注意が必要です。

茶色い頭皮をケアするためには、ビタミン類などを多く摂ったり、乾燥の原因を突き止めて保湿ケアを行うことなどがとても重要となります。

頭皮の乾燥にも注意が必要

乾燥した頭皮は角質がはがれやすくなってしまうため、フケにより頭皮全体がやや粉っぽくなり白く見えます。

フケは新陳代謝により皮膚の表面の老廃物がはがれ落ちたものであり、誰にでも現れるものです。

ただしカサカサに乾いた細かいフケが多量にでる場合には、現在使用しているシャンプーやヘアケア商品が頭皮に合っていない可能性が考えられます。

乾燥性のフケは、皮脂の分泌量が減少して頭皮の水分や脂分が不足したため、角質層の細胞間の結びつきが弱くなり、はがれやすくなってしまったことにより発生するとも言われています。

フケは髪の成長にも悪影響を及ぼし、また薄毛の原因にもなるためくれぐれも注意する必要があります。

乾燥性の細かい多量のフケが気になる場合、洗浄力の強いシャンプーは避け、アミノ酸系などの頭皮に優しいシャンプーを使うようにしましょう。

また、洗い残しやすすぎ残しがないようにすることも大切です。

それでもフケが改善されない場合は、頭皮が炎症を起こしている可能性もあるため、一度皮膚科などの専門医を受診し相談した方がいいでしょう。

ヘアケアの基本・シャンプーの方法を見直すことも大切

頭皮環境が悪化し、頭皮の色に変化が見られる場合には、毎日のヘアケアの基本であるシャンプーを見直し、頭皮をいつも清潔な状態に保つようにすることがとても重要です。

シャンプーする前には、まずはじめに軽くブラッシングをして髪についた汚れやホコリをある程度取り除いておきます。

さらにシャワーのぬるま湯だけで髪を充分に予洗いすると、これだけで多くの汚れは落ちてしまうと言われています。

シャンプーは容器から直接髪につけたりせず、適量を手に取ったらしっ両手で泡立てましょう。

充分に泡立ったら、最初は髪の汚れを落とすために髪の根元から毛先に向かって洗っていきます。

髪と髪をこすり合わせたり爪を立ててゴシゴシ洗うのではなく、指の腹で優しく泡立く頭皮を揉むように洗うようにしてください。

耳の周りやかゆみがある部分は、指を立てて細かく動かしながら、頭全体は指をジグザグに動かしながら、えり足から頭頂部に向かって洗っていきましょう。

すすぐ際には、特に耳の周辺や額の生え際はすすぎ残しが多くなりやすい場所なので注意しながら洗い流すようにしましょう。

頭皮マッサージもおすすめ

頭皮の血行を良くするためには、頭皮マッサージがおすすめです。特に頭皮マッサージ専用のオイルを使ってマッサージを行うと、毛穴の皮脂汚れを落とすこともできます。

頭皮の血行が促進されれば炎症も起きにくくなり、フケやかゆみ、赤みなども軽減するため、薄毛や抜け毛の進行を抑え、髪や頭皮を健康な状態に保つことができます。

まとめ

健康的な頭皮は青白い色をしていますが、加齢やストレス、不規則な食生活などにより頭皮環境が悪化すると、頭皮が赤色や黄色、または茶色などに変化して、炎症や皮脂の詰まりなどさまざまなトラブルが生じるため、普段からのケアが非常に重要となります。

頭皮の環境を整えることで、髪の成長に必要な栄養素がしっかり頭皮まで行き渡り、健康的で美しい髪を保つことができます。

また、頭皮環境を改善すれば、髪のボリュームアップや、ハリやコシなどにもつながり薄毛や抜け毛予防にもなります。

あなたも日頃から頭皮の色をチェックして、今自分の髪はどんな状態にあるのか知るところからヘアケアを始めてみてはいかがでしょうか。