「始めに」
小さなころ使ったことが一度はあったり、これまでの人生でリンスインシャンプーを使ったことがなくても、店頭で販売されているものを見たことがあるのではないでしょうか?
大手のメーカーから発売されて小さい子供も使える商品や、老舗のメーカーやコスパの良いメーカーなどから販売されているものを見ることがあります。
しかし、20~30代などの女性をターゲットにしたオシャレな商品では見かけない気がします。
購入するターゲットはどのような層なのかがポイントなので、それを踏まえつつ、良い点と悪い点とを比べてみましょう。
「リンスインシャンプーとはいったい何なのか?」
リンスインシャンプーの成分とは、その名の通り「リンス」と「シャンプー」を一緒に行える製品です。
小さいドラッグストアでもおいてあり、簡単に購入できます。
「良い点について」
子育て中のひとや子供にはもってこいです。
なぜならば、「バスタイムを短時間で済ませる」ことが可能になるからです。
入浴の苦手な子供を早くバスルームから上がらせてあげることができるので、「バスタイム=嫌なもの」という感覚を薄くできます。
一度その考えが染みつくと、なかなか取れ無くなります。
そして「風呂嫌いな子」になってしまうので、なる前の予防になります。
一度バスルームに恐怖心を抱くと、入りにくくなります。
その恐怖は子供自身もなんなのか分からないこともありますが、それを克服させるには長い時間が掛かります。
バスルームにおもちゃなどを置いて楽しい場所だと理解させようとしても、長い時間が掛かります。
子供のバスタイムを一緒に過ごすお父さんやお母さんが、「子供をより長くみていられる時間が増える」のです。
リンスとシャンプーが別々だとお湯を頭に掛ける回数は、シャンプー1回と仮定すると、リンスまで3回すすぐことになります。
リンスインシャンプーでは、2回で済みます。
すすぐ時は、視界が水でとても悪くなります。
大体、すすぎに掛かる時間が1回5分とすると、その間に子供が溺れていたり、シャンプーなどの備品を口に入れたりとする時間は十分過ぎるほどにあります。
こちらはシャワーを使っているので、音が聞こえにくくなります。
ブクブクと、水中で叫ばれても分かりません。
そのため、すすぐ回数をなるべく減らすことで子供の安全を守ることができます。
このように時間短縮にはもってこいの商品なので、子育て中以外でも、試験が近いので時間を減らしたいひとなど、時間に追われているがバスタイムは毎日絶対に必要なひとにはオススメです。
「悪い点について」
「洗浄力が弱い」ので、頭皮の汚れや髪の汚れを落し切れていないことがあります。
毛穴が脂で詰まって毛根が窮屈になったりします。
汚れを落とすために爪を立てて頭をゴシゴシと磨いてしまうことで頭皮を傷つけることになります。
そうすると、頭皮トラブルとして、フケの原因になったり、頭皮からジュクジュクした汁が出たり、引っ掻き傷だらけになってしまいます。
このように洗浄力が低いと他の方法で汚れを落とそうという気持ちの埋め合わせようとして、頭皮トラブルの確率がとても上がります。
また、「シャンプーとリンスの成分」の身という点ですが、リンスの働きは、髪の毛の表面からの補修の働きしかありません。
毎日これをずっと使うとなると、髪全体が補修されず、乾燥する一方なので別でその分を補う必要があります。
入浴後に洗い流さないトリートメントを利用したり、髪用の油を塗って補修する必要があります。
なので、できるなら子供と一緒にバスタイムを過ごさない日を週に何日か作り、その日に通常のシャンプーやトリートメントとコンディショナーを使うことをオススメします。
トリートメントで髪の内部から補修し、コンディショナーで表面からも補修しましょう。
リンスとシャンプーの両方の悪いところ取りであるとも言えます。
どちらともの働きを利用するには難しいようです。
それでも、使う頻度を変えたりすることで十分生活に馴染んで使えますので、自己流の使い方を考えておくと便利です。
「今でも買う人はどんな人?」
幼稚園以下の子供と親が買うことが多いです。
今では、大手メーカーのほか、広告をしなくてもインターネットの通販サイトで上位に上がるコストパフォーマンスの高いメーカーからも販売されれています。
昔は「肌に優しい」ことをキャッチコピーとしている商品が大多数を占めていましたが、最近では、保湿や匂い、洗浄力や髪の補修など、さまざまな特性を持った商品が販売されています。
それにより、自分に合った商品を求めることができますので、昔より選択肢が広がっており、昔より購入し易い商品、「使ってみようかな?」と、思える商品になりました。
「似たようなよくわからない商品について」
「リンスとコンディショナーとトリートメントとは?」
リンスとは髪の表面の部分のみを補修するものです。
すぐに洗い流すことができます。
コンディショナーは、リンスとあまり変わらず、髪の表面のみを補修します。
物によっては、リンスより補修の浸透の深さがリンス以上であったりしますが、あまり関係ないようです。
最近の商品では、リンスよりコンディショナーの名前の方が使われており、店頭でリンスという商品はみることが少なくなりました。
トリートメントは内側から浸透していく商品です。
毎日でなくとも、使用し続けることで、美しい髪を維持することができます。
「固形石鹸とボディソープとは?」
どちらも体を洗うために利用されています。
また、スキンヘッドや短髪のひとは、シャンプーを使わずに固形石鹸やボディソープで済ませることも多いようです。
髪が生えていないのなら、髪の毛のためのシャンプーよりも、これらを使う方が理にかなっています。
年代が上がるにつれて、「固形石鹸のほうが洗った!という気がする。」とか、「固形石鹸じゃないと洗った気がしない。」と、タオルで汚れを擦りとることを求めます。
逆に最近では、「泡のみで体を洗う」ことが流行しているので、年代が下のひとはボディソープを選びます。
「経験より」
例えば、洗浄力が強く体臭に対して特化した柿渋入りの石鹸を、固形石鹸とボディソープ両方購入し、使い比べてみました。
固形石鹸の方が、洗浄力が高かったのですが、泡立ちにくいため、石鹸自体の量を多く使う必要がありました。
それでも、泡立ちにくい印象でした。
ボディソープは、洗浄力は落ちますが、泡立てやすいため、最近の流行の「泡のみで体を洗う」ことができました。
皮膚に対して刺激が少ないので、頭皮や近い部分を洗っても刺激が弱そうで安心して使えそうでした。
どちらも、香りのない商品でしたので比べられませんでしたが、香りを含んで考えたり、プレゼントとして考えるのであれば、選択は変わってきますので、その場面に合わせて選択しましょう。
「終わりに」
リンスインシャンプーは、両方の「良いところ取り」とも言えますが、「悪いところどり」とも言えます。
このように、さまざまな商品にも良い点と悪い点がありましたが、それらをどこまで自分とすり合わせることがが肝になってきます。
自分が必要なこと、ゆずれないものは何かという条件を見据えることで、賢く生活を営むことができるのです。