関節などにいいと言われているゴマ。
そのゴマが女性の薄毛にもいいのではないかと言われています。
今回は昔から体にいいと言われているゴマが、女性の薄毛にどのようにいいのか、ご紹介したいと思います。
Contents
女性の薄毛にゴマがいい理由
ゴマは荒れた砂漠でも元気に育つといわれているくらい、生命力に溢れた植物です。
私たちが「ゴマ」として食べているのは実の中の種の部分。
種を撒いてからたった100日で収穫できるゴマが、それだけ強くなるための栄養がゴマにはギュッと詰まっているんです。
漢方では薬として用いられているゴマ。
これからその栄養価を説明していきたいと思います。
ゴマの栄養素
ゴマはその半分が油分です。
ゴマを絞るとごま油が採れるのは油分が多いから。
油分は美容や健康の敵のような印象を持たれがちですが、肌も髪の毛も油分が足りないと乾燥してパサついた硬い髪の毛になってしまいます。
しなやかで艶のある髪の毛には油分は大切なんです。
油分の他には、
・たんぱく質
・ビタミン
・ミネラル
・食物繊維
・セサミン
などが豊富に含まれています。
タンパク質は髪の毛を作る上でとっても大切な栄養素です。
頭皮に張り巡らされている毛細血管を強くして、代謝や血行をよくしてくれるビタミン類も髪の毛や頭皮には欠かせない栄養素です。
ミネラルが足りないと抜け毛や薄毛の原因になってしまうので、ミネラルが豊富に含まれているゴマは薄毛対策にはもってこいの食材といえます。
またゴマには抗酸化作用があります。
アンチエイジングとして有名な抗酸化作用。
お肌だけではなく、髪の毛を作る毛母細胞や土台となる頭皮を若々しく保つのにゴマは役立ちます。
毛母細胞や頭皮が健康で、若々しい状態だと生えてくる髪の毛も強く抜けにくい髪の毛になり、結果として抜け毛予防、薄毛予防につながってきます。
そしてゴマの栄養成分といえば、有名なのがセサミンです。
セサミンには
・コレステロールの低下
・高血圧の改善
・脂質代謝改善
・自律神経を整える
・疲労感改善
などの効果が期待できます。
自律神経が乱れがちな女性には嬉しい作用ですよね。
女性の薄毛にいいゴマの摂取方法は?
ゴマはその粒が小さくて全部は口の中で擦り潰せないこと、皮があるので未消化のままに体外へ出てしまうこともあります。
ですので、食べる時はすり潰して食べるか、すりごまを使用すると吸収が良くなるので、そのまま食べるよりも栄養を余すことなく体内に取り入れることが出来ます。
1日の摂取目安は?
1日に摂取したほうがいいと言われているゴマの量は大さじ2杯。
グラムにすると20gほどです。
練ゴマなら10gでOKです。
そのまま食べるのは大変ですが、大さじ2杯程度ならご飯にかけたり、おかずにふりかけたり。
わざわざゴマがメインのおかずを作らなくていいのがゴマのいいところですよね。
いっぺんに20g摂取してもいいのですが、できたら3食に分けて摂取しましょう。
3食に分けると1食あたり、ティースプーン1杯程度になります。
おすすめの食べ方は
・ご飯にかける
・おかずにかける
・牛乳や豆乳に混ぜて飲む
・ドレッシングにする
・ペーストをトーストなどに塗る
など、どれも手軽に簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
牛乳や豆乳など飲み物として飲む場合は、練ゴマを使用したほうが混ざりやすく、なめらかになるので飲みやすくなります。
すりごまも、練ゴマもスーパーで手軽に手に入れることができます。
白ごまと黒ごま、どっちがいいの?
白ごまも黒ごまも栄養価は変わらないと、言われています。
しかし、髪の毛にいいのは黒ごまだという説もありますので、薄毛予防に取り入れるなら黒ごまがいいかもしれませんね。
黒ごまは白髪予防にも効果的と言われています。
食べる頻度は?
薄毛のためにはどのくらいの頻度で食べるのがいいのでしょうか?
ゴマは栄養価も高く、優れた食品ですが薬ではありません。
ですので、1回食べただけ、1週間食べただけ、では効果はあらわれません。
毎日コンスタントに食べること、短期間では結果が出ないこと、ゴマを食べるだけではなく、生活習慣などにも注意すること、などが大切です。
薄毛対策におすすめ黒ごまペーストの作り方
スーパーでは練ゴマが販売されていますが、1瓶1,000円前後です。
でも自分で作れば費用も抑えられ、お気に入りのゴマで作ることも、アレンジすることも可能です。
使用するのはゴマとごま油のみ。
<練ゴマの作り方>
ゴマ・・・1袋
ごま油・・2滴
フードプロセッサーがある場合は両方入れて、スイッチを押し、滑らかになるまで混ぜるだけです。
時間と手間がかかりますが、すり鉢でも作ることが出来ます。
すり鉢で作る場合は、先に細かくゴマを摺ってから、最後にごま油を入れてペースト状にまとめます。
ごま油を入れればいれるほど、ゆるくなりますが入れすぎると食べるときに分離しますので、好みの硬さになるまで、1滴ずつ加えて様子を見ながら混ぜてください。
牛乳や豆乳に混ぜて飲む場合や、トーストに塗って食べる場合、甘いほうが好みならお砂糖や蜂蜜を加えると食べやすくなります。
また、胡麻和えにもそのまま使用できますので、便利です。
毎日摂取するコツ
毎日摂取することで効果のあるゴマ。
毎日違う料理にしたりすると、ゴマを使うということで疲れてしまいます。
それがストレスになったら本末転倒。
ですので、なるべくゴマは普段の食事にプラスするだけ、という方法で取りいれましょう。
お味噌汁に入れる、牛乳に入れるなど簡単な方法だと続きやすいです。
ゴマを取るためだけに1品作るとなると続きません。
簡単に、おいしく毎日摂取するために力を抜いてゴマと付き合っていきましょう。
サプリメントでもいいの?
ゴマの成分であるセサミンに特化したサプリメントが色々な会社から発売されています。
どうしても毎日食べることが出来ない、外食が多くなりがち、などという人はサプイメンとで摂取しても。
しかし、サプリメントはあくまで補助的に摂取することをおすすめします。
基本的には食べ物を口から摂取したほうが体にはいいとされています。
忙しくて食べられなかった、外食が続いてしまった、などの時はサプリメント。
家で食べられる時、時間がある時は積極的にゴマを食べてその栄養を摂取しましょう。
サプリメントには含まれていない、油分やタンパク質なども豊富に含まれています。
ゴマと一緒に食べたいもの
ゴマだけでもとても栄養価がありますが、一緒に
・亜鉛
・鉄分
などを摂取するとさらに薄毛に効果が期待できます。
ゴマと合う食材でこれらを多く含んでいるのがひじきです。
ひじきとゴマのふりかけなどにすれば、あとはおかずが何でもご飯にかけるだけでいいので簡単です。
おにぎりにしても、卵焼きに混ぜても美味しいので、ぜひお試しください。
ひじきの他には、大豆やアーモンドも一緒に摂取がおすすめ。小魚アーモンドなどはカルシウムも一緒に摂ることが出来ますのでおやつに食べてもいいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
小さな粒ですが栄養がたくさん含まれているごま。
ごまをメインに食べなくても、1食たったのスプーン1杯でいいので簡単に続けることが出来ますね。
大切なことは毎日食べること。
今回ご紹介したおすすめの食べ方を参考にぜひ、チャレンジしてみてください。