美しい髪を見ると、羨ましいと感じることも多いでしょう。
それだけで若々しく健康的にうつるからです。
美しい髪を作る方法は色々とありますが、ダメージを減らすというところにも注目しなければいけません。
その一つとして日常的に使っているシャワーの温度も、上手に調整していかなければいけないのです。
ブラシで髪をほぐしてから
日本人の習慣の一つとして、毎日入浴をし髪を洗うといったことが挙げられます。
フランスのように毎日髪を洗わないと言った国もありますが、決して清潔なものではありません。
清潔な環境を作っていなければ、美しい髪を育てるための頭皮にもダメージを与えます。
ダメージを受け続ければ、やがて髪も生えにくくなり、薄毛になってしまうかもしれません。
美しい髪を作る習慣は非常に大切ですが、髪に与える影響は色々な所にあります。
負担を減らすために、入浴前にブラッシングをするのも大切です。
髪にブラシを入れるだけで、ホコリなどの汚れを落とせるようになりますし、絡まった髪をほぐしてあげることもできます。
これだけで入浴時の髪の負担はかなり軽減できるのです。
髪が濡れてしまった状態で絡まった状態をほぐそうと思うと、ダメージを与えてしまうことが出て行きます。
濡れた髪は外の力から弱く、簡単にダメージを負ってしまうのです。
乾いた状態でブラシをかけてあげれば避けられる問題ですので、美しい髪を作る条件として心得ておくと良いでしょう。
ブラシをかける際にも、頭頂部の分け目などを強く刺激しないように押さえる必要があります。
これだけで引っ張られてしまう力を軽減できるので、片手でブラシをかけたりするのは厳禁です。
引っ張る力をかけてはいけませんが、ブラシの先が当たるのは適度な刺激につながります。
頭皮に適度な刺激を与えると、血行を改善するきっかけになるのです。
そのため入浴前に使うブラシは、先が丸くなったブラシを使ってやさしくかけるのがいいでしょう。
クッション性の高いものを使ってあげるのも大切です。
いかにダメージを減らしながらブラシがけができるかどうかで判断してみると、適切なものが見つかります。
シャワーの温度を適切にする理由
髪を洗うために使うシャワーの温度は、適切なものでなければいけません。
適切な温度は何度かというのが重要なポイントです。
髪にダメージを与えないような温度設定にしなければいけませんが、一般的に使われている温度は高すぎます。
シャワーの設定を42度などにしている人もいますが、これではダメージを与えやすい状態です。
逆にもっと緩く感じるような38度あたりがちょうどいい設定となります。
なぜこの温度設定が適切になるのかといえば、二つの理由が存在します。
その一つが体温に近い温度にすることによって、皮膚への負担を減らしつつ、リラックスできる状態を作るのです。
徐々に体が温まるような温度で、暑さを感じることはありません。
血行が良くなっていく段階で、ストレスも発散できるようになるのです。
ぬるめのお風呂に入っていると、だんだんと眠くなってくるような感覚を受けるのと変わりません。
暑くて強い刺激を受けるよりも、少々ぬるいと思うような体温より少し上の温度があって季節となるのです。
もう一つの問題点が、温度を上げることによって起こる皮脂の流出です。
手についた油汚れを落とす時に、ぬるま湯を使うのは有効でしょう。
頭皮でも汚れを落とすためにはぬるま湯がちょうどいいのですが、頭皮を洗う際には皮脂を落としすぎてしまうのです。
頭皮にある皮脂を落としてしまうのは、悪いことではありません。
髪を洗う目的のひとつだからです。
汚れを吸着しやすく、巻き込みながら定着させてしまう恐れがありますので、毎日定期的に洗ってあげる必要があります。
この皮脂は、頭皮にとって大事な存在です。
皮膚がそのままの状態になっていると、外部からの刺激を直接受けなければいけません。
この刺激から守るために皮脂が分泌されていくため、落とされてしまうと頭皮は必要な分を補充しようとするのです。
ここで出てくるのが頭皮との脂質の分泌の追いかけっこです。
シャワーで洗い流されてしまった分を補充しようとしますが、自分としては髪がべたついてしまい汚れが落ちていないと感じます。
さらに落とそうとしてシャンプーをしたりシャワーの温度を上げると、頭皮はさらに分泌しなければいけないと考えるのです。
この繰り返しをしている間に、皮脂が過剰分泌起こしてしまうのです。
頭皮にとって良くない環境が出来上がるわけですので、シャワーの温度は40°以下にして、過剰に落ちないようにコントロールする必要があります。
シャンプーやリンスなどは必ず残さず洗い流す
シャワーの温度とともに重要になるのが、シャンプーの使い方です。
シャンプーで洗浄力が強すぎるものを使うと、シャワーの温度を上げた時と同じように皮脂を洗い流し過ぎてしまう状態ができます。
これでは過剰分泌を促す原因となるため、負担の少ないシャンプーを選ばなければいけません。
シャンプーを使って洗う場合にも注意しなければいけないのが、しっかりと落とすことです。
大事なポイントですが、頭皮にとってシャンプーは異物であることを認識しなければいけません。
健康的なものではなく、ついたままでは炎症を起こしてしまうような化学物質として判断されるのです。
実際に刺激が出たりするケースもありますが、シャンプーは残さずきれいに落とす必要があります。
残ったシャンプーが毛穴に詰まってしまうようなケースまであるのです。
清潔に保とうと思っていたことが、ダメージの元になるかもしれません。
シャワーの温度を適切な設定にして、絶対に残らないように丁寧に落として行きます。
温度もダメージを与えないようにしつつ、徹底的にシャンプーを洗い流しましょう。
シャンプーを洗い流す時間は、髪を洗う時よりも取らなければいけません。
シャンプーと同様にリンスやコンディショナーも残さないようにします。
髪にいいシャンプーやコンディショナーの香りを残したという人もいますが、薄毛になるリスクを増やしていると思わなければいけないのです。
一緒にマッサージをして頭皮を揉みほぐす
シャンプーを使って髪を洗う際には一緒にマッサージをすると良いでしょう。
体温よりも少し高い温度に設定してあれば、ゆっくりとマッサージしていくことで、頭皮がほぐれていきます。
人間の体の末端部分は血液の流れが良いとは言えません。
体温を上げていくためには血液の温度が重要となるのですが、血行が悪いと温度も上がらない悪循環が出来上がるのです。
この状態を改善するためには、血流を改善する必要が出てくるため、マッサージをしてあげるのが効果的な対策となります。
シャワーをして温めている状況になるため、相互作用としても効果をアップできるのです。
簡単な方法で、洗っているときに指の腹を使って揉みほぐすようにするだけで問題ありません。
だんだんと柔らかくなっていく感触を忘れないようにしながら、ゆっくりとほぐしていきましょう。
まとめ
シャワーの温度設定は、一般的に41度から42度になっているはずです。
心地いい温度設定ではありますが、髪を洗う時には温度を下げてあげる習慣をつけると良いでしょう。
現在のシャワーでは温度が明確に出るようになっているものもあります。
設定表示がなく分からない時には、少し緩いなと思うような温度にしておくと体温より少し高い38度あたりになっているので、うまくコントロールするのが大切です。