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女性の薄毛にプラセンタ注射が効く?!
美容にいいことで有名なプラセンタ注射。
お肌のはハリやツヤをアップして、見た目年齢も若く見せることができるので、美容のために施術したことがある、という人も多いのではないでしょうか。
したことがなくても、名前は聞いたことがあるという人も多いプラセンタ注射ですが、実は薄毛の治療にも効果的なんです。
今回はそんなプラセンタ注射について、
・プラセンタ注射とは
・薄毛治療のプラセンタ注射はどこに打つの?
・なぜプラセンタ注射が薄毛に効果があるのか
・治療費はいくらくらいかかるのか
・どれくらいで効果が出るのか
などをご紹介していきたいと思います。
薄毛治療をしたいけど、あまり聞いたことのない治療法は不安という方やどうせなら美容効果も期待したい、という方にぜひ読んでいただきたい記事となっています。
プラセンタ注射って何?
プラセンタ注射、名前は聞いたことがあるけど詳しくわからないという方も多いですよね。
プラセンタ注射はその名前の通り、プラセンタを注射します。
注射するプラセンタは胎盤から採取した成分です。
以前は牛の胎盤から採取したプラセンタが主流でしたが、狂牛病を機に「BSE(狂牛病)が発生している国の牛や羊など反芻動物の胎盤を原料としないこと」と厚生労働省が通知しています。
ですので、現在は豚や馬、海洋性プラセンタ、植物性ブラセンタが主流となっています。
またヒト由来のプラセンタもあります。
豚プラセンタ
一番ポピュラーなのが豚プラセンタです。
豚は1回に10頭ほどの子供を出産します。
さらに1年に2回も出産するので、胎盤を安定して供給することができるので流通量も多く、定番のプラセンタとなっています。
流通量が多いので、それだけ品質にも差があり、「SP F豚」と「JHFAマーク」のついた豚プラセンタを選ぶといいでしょう。
馬プラセンタ
馬プラセンタは豚などのプラセンタに比べ、アミノ酸を多く含んでいます。
豚のプラセンタとは違い、馬のプラセンタに使用される種馬はサラブレッド種の馬が多く、血統までわかっているものであることが多いです。
生まれた時から体調管理、健康管理、栄養管理などが徹底した環境で育てられた馬が多いので、品質も管理された安心・安全なプラセンタであるのが馬プラセンタの最大のメリットです。
そもそも馬は出産数も少ない上に、こういった徹底した管理のため数が豚などに比べて少ないので、高価なものになりがちです。
海洋性プラセンタ
魚の卵を包んでいる卵巣膜という膜の部分を海洋性プラセンタと呼んでいます。
魚には胎盤はないので、正確にいうとプラセンタではありません。
卵が大きく育つための栄養がたっぷり含まれているので、コラーゲンやアミノ酸、ヒアルロン酸なども豊富に含まれています。
しかし、髪の毛の生成や育成に必要な成長因子は含まれていないため、薄毛の治療で海洋性プラセンタが使用されることはあまりありません。
植物性プラセンタ
植物の胎座といわれる部分から採取した成分です。
植物にも胎盤はないので、正確にはプラセンタではありません。
胎座は発芽する部分になります。
この植物性のプラセンタにも成長因子が含まれませんので、薄毛の治療での使用はほとんどありません。
化粧品などによく使用される成分となります。
プラセンタ注射はどこに打つ?
薄毛治療で行うプラセンタ注射は
・頭皮
・皮下注射
・点滴
の3通りになります。
皮下注射は予防接種などと同じで腕にすることが多いです。
頭皮へ直接注射する場合は、専門のクリニックでの施術となります。
皮下注射の場合は皮膚科などでも注射してもらえる場合があります。
また、薄毛治療のためのプラセンタ注射ではなく、美容目的で美容皮膚科などでプラセンタ注射を接種した場合でも、「抜け毛が減った」「髪にハリがでてきた」「髪の毛が健康になった」などの効果を実感する方が多いです。
本格的な治療はちょっと不安という方は、美容目的のついでに薄毛への効果も期待できる美容目的でのプラセンタ注射でもいいかもしれませんね。
プラセンタ注射がなぜ薄毛に効果あるの?
髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質です。
そのケラチンはアミノ酸が結合してできたもの。
プラセンタにはタンパク質が豊富に含まれているので、髪の毛が傷んでいるのを修復したり、生成される時の栄養分となったりします。
また、プラセンタには血行をよくする働きがあります。血行がよくなると、血液中の酸素と栄養素を効率よく頭皮や髪の毛に運ぶことができ、薄毛や抜け毛の予防にもなります。
そして、プラセンタに含まれる成長因子には、髪の毛のもとになる細胞が増えるのをサポートする役割があります。
以上の理由から、プラセンタには発毛や育毛の効果が期待できると考えられています。
また、プラセンタには
・肩こり
・美肌
・肌の乾燥
・更年期障害
・月経不順
・自律神経失調症
・エイジングケア
・腰痛
・関節痛
などの症状の緩和・改善も期待できますので、薄毛の治療をしながら美肌も手に入れることができ、まさに一石二鳥ですね。
薄毛のためのプラセンタ注射の治療費はいくら?
プラセンタ注射はクリニックによって価格設定が様々です。
安いクリニックだと1回500円、ワンコインで施術してもらえる医院も。
高いクリニックだと1回1万円以上する場合もあります。
施術して貰う前に、料金をよく調べてから行きましょう。
プラセンタ注射は薄毛にどのくらいで効果が出る?
プラセンタ注射を打ったからといって、その日にすぐに毛が生えてくるわけではありません。
打ったことによって、発毛が促進され効果を実感できるまでには数ヶ月から半年はかかると思ってください。
逆に即効性のあるものではないので、それだけ安心できるとも言えますね。
プラセンタ注射のデメリット
こんな効果のあるプラセンタ注射にはデメリットなんてないのではないかと思われますが、デメリットも存在します。
過去にヒト胎盤(プラセンタ)由来製剤の注射をした人は輸血のための献血はできません。
vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の感染リスクを少しでも軽減するために決められています。
狂牛病の懸念からくるものです。
プラセンタ注射とvCJDの発生は報告されていませんが、理論上は安全が保証されていないこと、現在の技術では輸血時に検査が不可能であることから、献血ができなくなっています。
通常であれば、献血できないというだけでさほどデメリットはありませんが、子供や家族に万が一のことがあった場合に輸血してあげることができない、というデメリットがあります。
献血できないのはヒト由来のプラセンタ注射、牛や羊などの咀嚼動物が由来のプラセンタ注射ですが、緊急時などでは間違いが合ってはいけないことから、プラセンタ注射全般を拒否されることもあります。
治療する前にそうしたリスクやデメリットなどもよく考慮しましょう。
注射の部位や方法に関わらず、同じ措置となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
美容にいいプラセンタ注射。更年期障害やニキビの治療などでも使用されることもあります。
そんなプラセンタ注射が薄毛の治療にも効果的というのは嬉しいですね。
しかも、一般的にクリニックで受ける薄毛治療の中では安価に受けられる手軽さも人気の理由の1つです。
皮膚科などでも受けることができるので、薄毛が気になっている方は考慮してみてはいかがでしょうか。