女性の薄毛

女性の薄毛にはプラセンタが効果的!?意外と知らないプラセンタにも種類がある!!

『プラセンタ』という美容成分は、今や多くの方に認知されています。

「詳しくは分からないけど、名前は聞いたことがある」という方も多いでしょう。

楊貴妃やマリー・アントワネット、クレオパトラが愛用していたという有名な話もあり、古くから多くの女性に愛されてきたとても優れた美容成分です。

実はこのプラセンタは、薄毛にも効果が期待できます。

「最近頭皮が見えるようになってきた…」
「抜け毛が気になる…」
「髪の毛に元気がない…」

などの悩みがあるのであれば、もしかしたらプラセンタが効果的かもしれません。

この記事ではそんな薄毛が気になり出してきたあなたに、プラセンタがもつ薄毛への効果と、意外と知らないプラセンタの種類と特徴を解説していきます。

プラセンタとは

まず、そもそもプラセンタとは何なのか?ですが、答えは『胎盤』です。

人間を除く多くの哺乳類は、出産によって低下した体力を回復させることを目的に、子供を産んだ直後に自らの胎盤を食べ、栄養を補給させると言われています。

古くからこのような自然界での事実が確認されていることから、多くの女性が美を保つ為に使っていたという記述が残っていたり、中国では不老長寿の薬として重宝されていました。

プラセンタに含まれる栄養成分

プラセンタには数多くの栄養成分が含まれています。

アミノ酸
たんぱく質
糖質
核酸
ビタミン類

などです。

特にビタミン類は美容面においてとても重要な成分になるのですが、人間の身体はこれを体内で自ら生成することが出来ません。

お肌の主原料となるたんぱく質とアミノ酸も豊富に入っているので、美を保つ為の化粧品としては本当に適した成分ということになります。

また、アミノ酸や各種栄養成分がお肌の新陳代謝を促し、古いお肌を角質として剥がれ落として新たにお肌を生まれ変わらせる働きをします。

これを『ターンオーバー』と呼びます。

プラセンタの種類

一言にプラセンタと言っても、実は種類があります。

それは、

豚プラセンタ
馬プラセンタ
羊プラセンタ
海洋性(マリン)プラセンタ
植物性プラセンタ

の5種類です。

一般的に使われているものと、なかなか見かけないものとがありますが、それぞれの特徴を見ていきます。

豚プラセンタ
5種類のプラセンタのなかで1番多く使われているのがこの豚プラセンタです。

成分表記に『馬』や『羊』などの表記が無ければ、それは豚プラセンタです。

豚は年に2度出産し、1度に10頭ほどの子供を産むので、安定して胎盤を獲得することが出来ます。

また、安全性も高く比較的安価なこともあり、多くの化粧品に使われているプラセンタです。

馬プラセンタ
豚プラセンタの次に多い原料としてポピュラーなものが馬プラセンタです。

豚プラセンタに比べてアミノ酸の含有量が豊富(約250倍~300倍)であり、美容効果が高いのが特徴です。

ただその分、豚に比べて高価になりやすいという傾向もあります。

羊プラセンタ
羊プラセンタは抽出機会が多く、安定的に採取できるのが特徴です。

また、羊は人間の平均体重に近くアミノ酸の組成などがほぼ同じなので、人間の体に馴染みやすくなっています。

しかし、衛生面の問題があります。

羊は病気に強いため、基本的にワクチンなどの摂取をされていないことが多い動物です。

そのため安全性に疑問が残ることもあり、使用の際は品質の高いものを選ぶ必要があります。

海洋性(マリン)プラセンタ
海洋性(マリン)プラセンタは、『卵巣膜』と呼ばれる鮭などの魚類が卵を包んでいる部分のことを指します。

魚類は卵から生まれるので胎盤ではありません。

なので正確にはプラセンタとは呼べないものですが、卵巣膜の部分を海洋性(マリン)プラセンタと呼びます。

人体に摂取した時の効果としては抹消血液の循環状況の改善が見られ、肩こりや冷え性に効果的であったり、しわが薄くなるなどの効果があるということも近年科学的に証明されている注目の成分です。

植物性プラセンタ
植物は哺乳類ではないため、胎盤は存在しません。

代わりに植物には『胎座』と呼ばれる部位があり、それが胎盤のような役割を担っています。

人間が化粧品や育毛アイテムとして使ったり摂取しても、動物由来のプラセンタと同等かそれ以上の効果があると言われています。

海洋性(マリン)プラセンタと同じく胎盤ではないため、正確にはプラセンタとは呼べません。

ですが、アミノ酸やミネラルが豊富なことと、胎座には植物の成長に必要な栄養素が沢山詰まっていることから近年注目されている成分です。

飲むタイプか塗布するタイプか

プラセンタで育毛をしていこうと思った場合、

サプリメントタイプとして摂取する
育毛剤のように頭皮に直接塗布する

の、どちらかになります。

どちらを選ぶかはあなたの日々の生活環境や、髪の毛の悩みのレベルによっても変わります。

それぞれどういった状況で選んだ方が良いのかを見ていきます。

気になり出した直後ならサプリメント
薄毛に対してあなたが最近気になり出したのなら、サプリメントタイプがおすすめです。

サプリメントタイプは身体の内側からターンオーバーを促すことを目的にしている製品が多く、疲労やストレスからくる髪の毛の異常であれば、このタイプで改善が見られる可能性があります。

また、プラセンタはもともと美容成分ですから、飲んで摂取することで肌ツヤがよくなったりといった女性には嬉しい髪の毛以外の美容効果も期待できます。

ただ、経口摂取になりますので、人によってはアレルギー反応などで合わないという可能性はあります。

プラセンタ以外の内容成分の確認は必ず行うようにしましょう。

慢性的な薄毛には塗布するタイプ
気になり出してからかなりの年数が過ぎている慢性的な場合は塗布タイプがおすすめです。

既に頭皮環境が何かの影響で乱れてから時間が経ちすぎていると、サプリメントタイプでは効果が出るのにかなりの時間がかかってしまいます。

頭皮に朝、夜の1日2回、気になる頭頂部や生え際などに10プッシュ~20プッシュほど塗布し、軽くマッサージしてあげると効果的です。

塗布タイプもプラセンタの育毛以外の美容効果を期待できる製品は多く、塗布することで直接プラセンタが頭皮のターンオーバーを促してくれます。

その結果としてお顔のリフトアップや、小顔効果も期待できます。

継続することが何より大事
プラセンタに限った話ではありませんが、育毛とは長期的にしていくものです。

どんなに良いプラセンタや育毛アイテムを使ったところで、使い続けていかないとなかなか効果は期待できません。

サプリメントタイプであれば「飲み忘れ」、塗布タイプであれば「つけ忘れ」が多く起こってしまうと、それだけ効果がでるまでに時間もかかります。

また、どんな製品であっても経年劣化によって品質自体が落ちてしまうという可能性もありますので、適した使用方法をしっかりと守り継続していくことが何よりも大事になってきます。

まとめ

プラセンタは各種メディアや雑誌などによって定期的に取り上げられることの多い成分です。

その都度、新しく発見された効果やプラセンタ自体の種類が増えていきます。

成分としては本当に非常に優れているものですが、種類の違いやあなたに適した選び方が分かっていないと、なかなか効果が期待できないということにもなりかねません。

ご自分の髪の毛の状態から継続しやすいものを選んで、しっかりと髪の毛を元気にしてあげてください。