東洋医学では、気と血の密接な繋がりがあると言われています。
気血栄衛(気や血や水などといった生きるために必要なもの。
現代では代謝物質)の通り道として考え出されたものです。経絡に当てはめると、改善策が見つかります。
薄毛になる部分、フロント・側頭部・頭頂部・つむじ周り、目に見えるところは気になりますね。
身体の不調がわかるのは、実は身体の鏡とも言われている髪や肌に変化がでます。
抜け毛や薄毛の改善策
そこで、抜け毛や薄毛の改善策として、自身の頭皮の柔らかさや固さをチェックして、どこの部分が強張っているのか、浮腫んでいるのかを下記のa〜fに当てはめてみましょう。
その改善法はAに記載しております。
a.薄毛になる部位がもっとも多いのはフロントです。
A.それは、ホルモンバランスを司る部分だからです。
女性は生理がくると、フロントが頭痛という方もいます。それは、このためです。
解すことで、アンチエイジング・鼻炎・不眠症の改善に繋がります。
b.気づきやすいのは、頭頂部です。
A.頭頂部は、内臓(胃・小腸・大腸系)の働きがあり、解すことで、めまい・鼻炎が改善はさ、顔色が良くなり、フケや脱毛の予防にも繋がります。
c.百会(つむじ周り)は、男女関係なく薄くなりやすい部分です。
A.内臓(心臓・呼吸器系・循環器系)の働きをしている部分です。解すことで、自律神経を正常化し、ストレス解消になりやすく、冷え、のぼせの改善します。
d.後頭部は、後頭部の形がキレイな方は少なく、薄毛より白髪になる方が多い部分です。
A.後頭部は、脊柱・腰骨のツボが集中し、背骨や腰の疲れが出やすい部分です。首のつけ根は、強張 りやすいですが、後頭部は浮腫みやすく、背中から腰が後頭部から首のS字と似ています。解すことで、背中や腰の疲れが取れます。
e.こめかみから側頭部は、目を使うと強張る部分です。
A.こめかみから側頭部は、視神経が集中しているため、目の疲れ、充血・かすみ目・耳鳴り・老眼・視力の改善・偏頭痛になりやすい部分です。解すことで、目の疲れが解消し、目がスッキリします。
f.耳上部分は、目が疲れると、手がいく部分ですね。
A.目の疲れ・充血また歯痛に繋がります。EとFで口元の強張りを解します。
以上のことから、重要なことは、薄毛の部分を把握することで、内臓に負担をかけている部分も解るということです。
頭皮の浮腫みや強張りが、頭蓋骨に緩みがなくなり、毛母細胞への血流が低下するため、白髪や薄毛・抜け毛に繋がります。
因みに、薄毛は頭皮が強張わり、白髪は頭皮の浮腫みが原因なのです。
頭皮が浮腫むことで、顔まで浮腫みやすいです。
そこで、頭皮マッサージやヘッドマッサージ・頭蓋骨矯正や小顔矯正などがあります。
何故、薄毛になるのか?
身体は骨盤からできており、仙骨から脳下垂体までの背骨の中に神経が通っています。
すべて骨格は骨盤から繋がっているため、骨盤が歪んだままですと、歩いた振動が脳に伝わってしまいます。
脳が揺れては大変なので、身体は察知して首が曲がり振動を首で止めるのです。
そのことにより、内臓の位置も変わり、頭の鉢が広がりやすく、薄毛や抜け毛に繋がります。
大体、頭の鉢と骨盤の大きさは同じくらいではないでしょうか。頭の鉢だけを小さくするのが、難しいのは、ここからきてると考えられます。
薄毛をストップするには?
骨盤から骨格を整えることで、内臓の位置も正しくなり、頭の鉢が通常もっている自身の大きさになります。
薄毛・抜け毛がストップするだけでなく、内臓の働きも活発になり姿勢も良くなります。
その状態を保つことで、シャンプーの仕方やシャンプーの成分・食生活など改善法を取り入れることにより、より健康的になり、体内時計も整いやすいため、薄毛がストップする状態を手に入れられます。
十分に睡眠をとることが重要
睡眠は、身体が整ってくることで、自律神経が整いやすく、副交感神経が使えるようになります。
22時~翌2時の間が、成長ホルモンの分泌が促進され、ノンレム睡眠の質が上がり、新しい細胞に生まれ変わり始めます。
細胞は部位によって周期が違いますが、約3ヶ月で内臓までの細胞が生まれ変わります。
頭皮においては、毛母細胞や頭皮の皮膚細胞が生まれかわり、健康な毛髪が生まれ育ちます。
11時~0時に就寝し、朝は6時~7時に起床するのがベストです。
規則正しい生活リズムで十分な睡眠をとれば、薄毛の進行をストップに繋がります。
進行をストップさせるための食生活見直し
Q.食事は就寝何時間前に食べるのが理想⁈
A.食事後3〜4時間後に就寝。
寝る前に食事を摂ることで、食べ物を消化するために胃に血液が集中し、栄養や酸素が毛母細胞まで運ばれなくなります。
良質な髪に生まれ変われないのです。
その結果、頭皮は栄養不足状態になり、薄毛の原因になりやすいのですし、内臓にも負担がかけないためには、必要です。
Q.食べ過ぎには要注意?
A.腹八分目がベスト
食べ過ぎにより内臓脂肪の量が増加し過ぎると、悪玉ホルモンの働きが活発になってしまいます。
内臓脂肪から善玉・悪玉ホルモンの2種類があります。
この内臓脂肪は、体のエネルギーを蓄えるなど、生命を維持するには、とても重要な役割があります。
しかし、悪玉ホルモンが増加し過ぎると、血行が悪くなり、血圧が上昇します。
血行不良は、頭皮だけではなく、内臓にも負担がでてしまいます。
Q.薄毛を進行させる食べ物とは?
A.脂っこい高カロリーなもの
脂分が多く含まれているため、過剰に摂取し続けると、内臓だけではなく、頭皮にも皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。
それだけではなく、糖分が多い食べ物も髪の毛の成長に必要なビタミンやミネラルが不足してしまう可能性も!
さらに、ファーストフードは炭水化物や脂質がほとんどですね。
ビタミンやミネラル不足にならないためにも、日常的に食べるのは要注意です。
外食が増えると、頭皮も詰まる⁈
外食が続いてしまうと、栄養が偏りがちになるため栄養バランスが悪くなってしまいます。
また、外食には動物性の脂肪が多いため、コレステロールが溜まり健康を害する可能性にも繋がりやすいのです。
そして、脂質を過剰に摂取することで、頭皮にも皮脂が過剰に分泌されます。
その結果、頭皮が詰まりやすく、薄毛を引き起こす可能性が高まります。
薄毛予防のサポート役であるのが食べ物
骨盤を整え、胃が正しい位置になり、体内時計が整うことで、食生活が徐々に変化してきますが、食べ過ぎ・外食・ファーストフードなどは要注意です。
血流を良くして、頭皮環境を整えても栄養になるものを摂らなくては、新しい髪の毛には生えかわらないのです。
強く太い髪の毛を作るには、上記で解説したようなことを、積極的に摂取することをオススメします。
毎日の積み重ねで、丈夫な髪の毛を作り出し、内臓の負担も減らすことで、頭皮環境が整い、維持することができます。