抜け毛が酷くなってしまうと、ショックですし、このまま薄毛になってしまうのでは無いか?と不安になってしまいますよね。
またあまり髪が抜けてしまうと抜け毛を見る事がストレスに思えてしまうという人も少なくないのでは無いでしょうか。
そんな増えてしまった抜け毛ですが、遺伝的な抜け毛と急性の抜け毛に別れるため自分は大丈夫だと思っていてもある日突然抜け毛が始まってしまうという事もありますので、しっかりとケアを行っているという人も多いのでは無いでしょうか。
しかし抜け毛は一種の病気だとも言われており、風邪やインフルエンザの様に病院へ行くと男性の場合には治療薬を処方してもらう事ができます。
では女性は?というと、現在女性の抜け毛についての研究が進んでいないため、薬の投与が認められていないのが現状です。
特に20代や30代の女性の抜け毛は立派な病気ですので、薬を処方してもらい難いとしてもしっかりとケアをする事が大切です。
今回は女性の抜け毛がどんな病気なのかご紹介します。
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脱毛症
20代30代の女性に近年増えているのが脱毛症という病気です。
一日に抜け毛が100本程であれば自然現象の範囲ですが、それ以上に抜けている様ならば、脱毛症という病気の可能性があります。
脱毛症とは、加齢による抜け毛の増加ではなく、基本的に女性ホルモンが充実している20代や30代の女性の抜け毛が増えてしまう病気であり、脱毛が起こるタイミングによって様々な呼び方があるようです。
特に女性に多いのが休止期脱毛症といいう物で、出産やピルの服用によってホルモンのバランスが崩れてしまう事が原因で起こってしまう脱毛症です。
この脱毛症の怖いところは一気に髪が抜けてしまうため、地肌が見えるほどに薄毛になってしまうという事です。
更に地肌が見えてしまうと、外に出るのもおっくうになってしまいますし、そのまま鬱や引きこもりになってしまうと言う女性も多いようです。
しかしこの休止期脱毛症は基本的に症状が出始めてから6か月くらいで回復する事が多く、心配する必要はあまりありません。
しかし中にはそのままエストロゲンの分泌量が減少したままになってしまう事があります。
この場合ホルモンバランスの乱れによりだんせいがた脱毛症(AGA)になってしまっている可能性があります。
男性性脱毛症は病院で治療が可能だとされていますので少しでもおかしいと感じた場合には早めに病院を受診するようにしましょう。
脱毛症を引き起こす理由は様々
脱毛症を引き起こしてしまう原因は1つではありませんので、なかなかその原因が特定しにくい様です。
特に女性の場合には様々な事が原因で脱毛症になってしまう為病院へ言っても直ぐには治療をしてもらえない事が多くあります。
脱毛症を予防改善するには、自分の脱毛症の原因が何なのかという事をある程度理解する必要があり、予防においては脱毛症になってしまうリスクを回避する事が最も重要だと言えるでしょう。
そこで休止型脱毛症になってしまう原因を少しだけご紹介します。
休止型脱毛症の原因1・・・ダイエット
痩せて綺麗になりたい!女性なら誰しも1度は考えた事では無いでしょうか。
確かに細身の綺麗な女性は素敵ですが、極端過ぎるほど細いのもちょっと病的で怖いなって気もします。
しかしダイエットを頑張っている女性の中には過度なダイエットや、断食によるダイエットを行ってしまう女性も少なくはありません。
無理なダイエットや過度なダイエットという物は栄養バランスの乱れや鉄分の不足と言う物を引き起こしてしまうため、抜け毛に繋がりやすいとされています。
というのも、髪の毛に必要な栄養分は血液によって運ばれますが、鉄分が不足すると運ばれる血液は減ってしまい、運ぶことができる栄養も減ってしまうため髪の毛をしっかりと育てる事が難しくなってしまいます。
また、髪の原料である栄養が体内にダイエットが原因で補充されなければ、いくら血液が沢山あっても運ばれるという事はありませんので、断食や絶食等の無駄なダイエットを行ってしまうと、髪の栄養不足により脆く弱い髪が育ってしまうばかりか貝の毛の修復不足により、健康な髪の毛の寿命まで短くなってしまい、抜け毛が増え髪が育たないという事から薄毛へと進行してしまいます。
休止型脱毛症の原因2・・・牽引性脱毛症
女性の清潔感のある髪型というと、多くの男性が想像するのは1つに結んだ所謂ポニーテールでは無いでしょうか?
しかしこのポニーテールは髪の毛をずっと引っ張ってしまうため、抜け毛の原因を作ってしまうという事があるのです。
なぜ結ぶ程度の引っ張り具合いで髪の毛が抜けてしまうの?ありえないでしょう、という人も中にはいるかもしれませんね。
しかし元々髪の毛はそんなに頑丈にはできていませんし、髪の根っこである毛根もそれほど強くありません。
そのため一定の弱い力であってもずっと引っ張られているうちに、毛根の耐久値が0になってしまい髪の毛が抜けてしまうという事が起こってしまいます。
良く同じ髪形をしてると髪が抜けてしまう何て話を効聞いたりしますが、あながち嘘では無いのかもしれないですね。
休止型抜け毛の原因3・・・髪の炎症や傷
脱毛症の原因の中でも比較的原因が特定されやすいのが、炎症や傷になって抜け毛が増えてしまうという物です。
特にフケや赤みといった目に見えてわかる炎症が出ている様な場合には、原因を特定できますので、病院での適切な治療が早急に開始されます。
炎症が起こってしまう原因としては、シャンプーの洗い残しやカラーやパーマのやりすぎによる物、シャンプー時の洗い方が原因で傷がついてしまい炎症になる物等様々です。
そのためなぜ炎症が起こったのかという事はなかなか特定できませんが、抜け毛の原因は炎症や傷なのでその炎症を抑える治療により改善する事が可能です。
女性の抜け毛や薄毛は意識次第で防げる?
女性の抜け毛の原因の多くは生活習慣や食生活であることが多く、ちょっとだけ意識を変える事で予防する事ができます。
特に食生活においては、エストロゲンの分泌が悪くなって抜け毛が増えるのであれば、日頃からエストロゲンの代わりをしてくれると言われるイソフラボンを多く摂取すると良いでしょう。
因みにイソフラボンは大豆製品に多く含まれる栄養素ですから、豆腐を食べるだけで補充できます。
また髪を結んでいる事が多い人は、髪型をいったんショートに変えると結ぶ事が無くないますので、牽引性脱毛症とは無縁となるでしょう。
炎症についても、シャンプーをしっかり洗い流す事は大切で、パーマやカラーも頻繁に行わないといった様に一つ一つ原因となりそうな物に対策を立てて行くだけでずいぶん抜け毛を予防できます。
しかしこの対策を行わず病院へ行ったとしましょう。
そうすると、多くの場合には治療の必要なしや生活習慣の見直しをしましょうと言うような、形の診断しかされませんので、直ぐに治療という形には正直なり難いというのが現状です。
抜け毛意外に症状がある場合には直ぐに病院へ
抜け毛だけではなかなか治療が進みませんが、他に便秘や発汗の減少・無気力感や体重の減少といった物が現れた場合には、脱毛症ではなく何かしらの疾患に夜脱毛が起こっている可能性がありますので、直ぐに病院で治療を受けましょう。
特に喉(甲状腺)が傷む等の症状の場合には甲状腺の疾患が考えられますので、速やかに内科を受診してくださいね。