女性の薄毛

その食生活が薄毛を招く!髪に悪い食事とは

私たちの体を作っているのは、日々の食事です。

しかし、その食事の内容によっては健康を害したり薄毛を招いてしまうのです。

ではどういった食事や飲み物を摂り続けることで髪に悪影響が出てきてしまうのでしょうか。

本日は髪に多大な影響を及ぼすと言われている食生活についてご紹介していきたいと思います。

脂っぽい食べ物は危険

天ぷらや唐揚げ・スナック菓子といった、脂っぽい食べ物は頭皮に悪影響を与えると言われています。

なぜなら、こういった料理の多くは作られてから時間が経っていたり、何回か揚げ直しを行っていることが多いためです。

なぜ時間が経っていたり揚げ直しをした料理が頭皮に悪影響を及ぼすかと言うと、そういった行為によって油が酸化し、本来の成分である不飽和脂肪酸から酸化物質へと変化してしまうためなのです。

この酸化物質は私たちの血液を汚しドロドロとした状態にする作用があるため、本来であれば行き渡るはずだった頭皮への栄養素や酸素が遮断され、頭皮が栄養失調の状態に陥ってしまうのです。

栄養が不足した頭皮はパサパサと乾燥し、細胞分裂をすることが出来なくなり新しい髪の製造を中止してしまうため薄毛を招いてしまうのです。

また酸化した油はお肌や頭皮の老化を早めます。

頭皮や髪に酸化物質が蓄積することで、抜け毛や薄毛はもちろんのこと、髪のパサつきやザラつき・白髪といった髪トラブルを引き起こすと言われています。

ですから揚げ物などの脂っぽい食べ物を頻繁に摂取することは髪にとって大変危険なのです。

アルコールも髪に影響を及ぼす

お酒が好きで毎日晩酌をしているという方も少なくないと思います。

お酒を飲むことでリラックス効果や入眠効果を得ることが出来るため、1日の疲れを癒すためにお酒を飲む方も多いですよね。

しかし、アルコールは髪に影響を及ぼします。

慢性的に大量のお酒を飲み続けることによって髪に悪い影響を与えることが分かっているのです。

そのメカニズムは以下の通りです。

まずアルコールを摂取することで、私たちの体の中ではアセトアルデヒドという物質が生成されます。

このアセトアルデヒドは血液に含まれている栄養素や酵素・酸素などを押しのける働きをするため、頭皮や髪に栄養が行き渡らない状態へ陥らせてしまうのです。

また、お酒に含まれているアルコールは肝臓で分解されるのですが、大量のアルコールを摂取することで肝臓での分解が追いつかない状態になってしまいます。

すると肝臓で合成されるはずだったタンパク質がまったくつくり出せなくなり、体の中のタンパク質が不足した状態に陥ってしまうのです。

タンパク質は髪をつくり出す毛母細胞や毛乳頭といった、髪の製造に欠かすことに出来ない部位に大きな影響を与えているため、不足することで髪トラブルを招いてしまうのです。

さらにアルコールの摂取は睡眠の質を低下させます。

お酒を飲むと眠くなるため意外に感じる方も多いと思いますが、アルコールは中途覚醒を引き起こしやすいのです。

中途覚醒とは睡眠の途中で目が覚めることを指します。

この中途覚醒が頻繁に起きると睡眠の質の低下や睡眠不足の状態となり、髪の成長や修復に必要不可欠な成長ホルモンの分泌量の減少をさせてしまうのです。

しかし睡眠の質が低下することで引き起こされる症状は、それだけではありません。

睡眠が十分にとれなくなることによって、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまうのです。

女性ホルモンの分泌量が低下すると、薄毛の原因の一つだと言われている男性ホルモン・テストステロンの分泌が盛んに行われるようになってしまうのです。

また女性ホルモンの減少は頭皮環境の悪化や髪のパサつき・白髪といった髪トラブルを引き起こします。

アルコールは頭皮や髪にこれだけの影響を与えるものですから、摂取量を減らす工夫が必要になってくるのです。

糖分の過剰摂取は危険

女性は甘いものが大好きですよね。

ケーキやエクレアといったスイーツは、いつの時代も大人気です。

しかし、そういったものに含まれている糖分も、髪や頭皮に悪影響を及ぼすのです。

その理由として、糖分は健康な頭皮や髪に欠かすことの出来ない栄養素であるビタミンB1を消費してしまうことが挙げられます。

というのも、糖分が体内でエネルギーに変わるためにはビタミンB1の消費が必要になるのです。

このビタミンB1は細胞分裂などの活動に欠かすことのできない栄養素なのですが、不足することで細胞活動が鈍ったり、免疫力が低下するなどの影響を及ぼします。

また、糖分を過剰に摂取することで血糖値が上昇し血液がドロドロになることが分かっています。

すると血液とともに頭皮に運ばれえるはずだった栄養素の運搬が遮断されてしまうため、頭皮や髪の健康に必要な栄養素が行き渡らなくなってしまうのです。

頭皮が栄養失調の状態に陥ることで髪をつくり出す細胞である毛母細胞や毛根の働きが弱くなり、抜け毛や薄毛・白髪といったトラブルを引き起こすのです。

さらに忘れてはいけないのが、糖分を摂取することで起こる「糖化」です。

糖分を過剰に摂取することで、体の中のタンパク質や脂質と糖分が結びつき老化物質を合成するのです。

この老化物質はお肌のシミやしわ・くすみを引き起こすと言われおり、頭皮の老化も促進させることが分かっています。

この糖分による老化のことを「糖化」と呼んでいるのです。

また糖分は頭皮の皮脂を過剰分泌させる働きもあります。

過剰に分泌された皮脂は、頭皮の毛穴を詰まらせたり皮膚の炎症を引き起こすと言われており、薄毛を招く原因になるため注意が必要です。

スポーツドリンクなどのペットボトル飲料や現在流行しているタピオカミルクティーなどにも大量の糖分が入っているため、若い女性にも糖化の症状が見られるケースも少なくありません。

現在だけでなく将来のことを見据えて、糖分の摂取を減らすことを心がけましょう。

塩分過多も薄毛を招く

ラーメンやスナック菓子が好きで、ついつい食べてしまうという方も多いと思います。

しかしこういった食べ物の中には大量の塩分が含まれているのです。

塩分を過剰に摂取することで動脈硬化が引き起こされ、頭皮や髪の老化を促進します。

また塩分の過剰摂取によって全身の血流が悪化してしまいます。

すると頭皮や髪に栄養が行き渡らなくなり、毛根にダメージを与え薄毛や抜け毛を引き起こしてしますのです。

さらに塩分過多な食事は、高血圧の原因にもなります。

高血圧になることで血管の老化が促進され、血管の機能低下を引き起こします。

すると頭皮が栄養不足になるのはもちろん、酸素も不足した状態になり毛乳頭にダメージを与えるのです。

こういったダメージが蓄積することでヘアサイクルが乱れてしまい、本来であればまだ頭皮に残っているはずの髪も弱くなってしまい抜け落ちてしまうのです。

漬物やお味噌汁といった、一見とても健康的に見える食べ物にも意外と多くの塩分が含まれていますから、注意して食事メニューを選ぶようにしましょう。

まとめ

食生活の改善が薄毛予防のカギになります。

頭皮マッサージや育毛剤を使っても、本日ご紹介したような髪に悪い食生活を続けていては薄毛を改善することは出来ません。

頭皮や髪に十分な栄養を与え、豊かで美しい髪を手に入れるためには食生活の改善が必要不可欠なのです。

塩分や糖分、脂肪分の多い食事は避け、髪の健康に必要なタンパク質やミネラル・ビタミンをバランスよく摂取するように心がけていきましょう。