寝起きに髪がパサついて広がっていたり、抜け毛が目立つのは、就寝中に枕と髪が擦れて摩擦を起こしているからだと言うのは本当でしょうか。
少なからず真実と言えますが、それら摩擦による髪のダメージは、防ぐことができるものです。
そこでお勧めしたいは、「ナイトキャップ」です。
古い洋画の登場人物や、かつておばあちゃんが被っていたような…なんて古くさいイメージがあるかもしれませんが、実は優れものなのですよ。
今回は、それをお勧めする理由をお話するとともに、ナイトキャップの使い方や選び方も合わせてご紹介したいと思います。
是非お手に取り、その効果をあなたの髪で感じてみませんか?
ナイトキャップをお勧めする理由とは?
ナイトキャップをお勧めする理由をお話しする前に、今までの寝方だと、あなたの髪や頭皮にどのようなことが起こっているかお話ししたいと思います。
仮に頭皮や髪も乾かして寝てたとしても、寝返りを打ったりすることで、髪は枕と幾度となく擦り合わさり、摩擦を起こしています。
当然、枝毛や切れ毛、抜け毛が増えてしまいますよね。
更にロングヘアの方なら、髪が絡まり合ってしまうため、より一層ダメージを深刻にさせてしまいます。
また、その人の体質や季節にもよりますが、何もケアされていない頭皮は、就寝中にどんどん乾燥していき、かゆみやフケの原因となります。
また髪も乾燥していくため、パサつきや広がりの原因となるのです。
更に、疲れたからとか、面倒だからと、頭皮や髪が生乾きで就寝するのは、とても悪影響を及ぼします。
ただでさえ、濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、ちょっとした刺激でもダメージを受けてしまいます。
そんな状態で、枕と摩擦など起こしたら大変です!
髪はより一層ダメージヘアへとまっしぐらです。
また、生乾きの頭皮は雑菌の温床です。
嫌な臭いをはじめ、かゆみやフケ、炎症を引き起こし、頭皮環境を悪化させます。
それは、髪の土台を崩壊させることになりますから、当然、健康な髪が生えてこなくなりますよね。
そこで、ナイトキャップの登場なのです。
被って寝るだけで、枕と直接接して摩擦を起こすことがなくなります。
よって、枝毛等の髪のダメージも防ぐことができますね。
更に適度な湿度環境のもと、頭皮と髪を保湿し、乾燥を防いでくれます。
もちろん、ダメージの補修効果もありますよ。
そして、髪も絡まりにくくなるので、寝癖もつきにくくなり、朝のスタイリングもスムーズになります。
お気に入りのシャンプーやトリートメントの香りもキープできるおまけつけですよ。
では次に、そんなメリット満載のナイトキャップについて、具体的な使い方をご紹介したいと思います。
ナイトキャップの使い方とは?
先にお話しした通り、髪は濡れていると非常にデリケートで、傷みやすい状態です。
そのまま寝るにしても、ナイトキャップを被るにしても、頭皮と髪を完全に乾かしていることが前提になりますね。
では、具体的な手順に入りますよ!
①前髪は意外なポイント
もちろん、敢えて前髪を作っていなかったり、長めに取っている人は、あまり神経質になる必要はありません。
パッツン前髪の人は、ここできちんと整えておきます。
横分けにしている人などは、希望の分け目でわけ、ピンで留めておくのがお勧めですよ。
②髪の長さ別に毛先を整える
・ショートヘアの場合
髪全体を整え、そっと包み込むように被るだけでオッケーです。
一番簡単ですね。
・ボブヘアの場合
毛先を内側にしたい人は、内に整えてから、髪全体をそのままの崩さないように、そっと入れ込みます。
ナイトキャップを被ったあとに、毛先が気になる人は、中に手を入れて、整えても良いですね。
毛先を外向きにしたい人は、外に整えてから、その形を崩さないようにナイトキャップを被ります。
きちんと被れば、朝ヘアスタイルを整える手間が省け、楽チンですよ!
・ロングヘアの場合
一番テクが必要ですよ。とはいえ、一番ナイトキャップの効果を確かめられるのもロングヘアになります。
そして後ろで一つに髪をまとめます。
毛先を内側に折りたたんでから、そのままナイトキャップを被るようにします。
ただし、ナイトキャップを被る際に崩れたなと思ったら、中に手を入れて毛先を整え下さいね。
以上になります。
きちんと整えてナイトキャップを被れば、朝、寝癖を直す必要もなく、ヘアスタイルを整える時間も大幅に短縮できますよ。
では次に、ナイトキャップの種類をご紹介しつつ、選び方についてご説明します。
ナイトキャップの選び方とは?
ナイトキャップを選ぶ際にポイントになるのは、その素材とサイズです。
まずは、素材についてお話ししますね。
何より、避けてもらいたいのは、化学繊維素材のナイトキャップです。
確かに安価で、お洗濯も楽ですが、静電気が起こりやすいのです。
髪にとって、静電気は切れ毛を発生させ、ダメージを与えてしまいます。避けるべき素材ですね。
お勧めとしては、まずは綿、コットン素材のものです。
何より肌に優しいため、乾燥肌や敏感肌の人でも、使いやすいのが特徴です。
お子さんでも気軽に使え、年齢問わず使うことができますよ。
また通気性や吸水性にも優れているため、汗をたくさんかく夏でも蒸れにくく、逆に静電気も起こしにくいので、冬でも使うことができるため、季節も問いません。
次にご紹介するシルクよりも安価なので、洗い替えに何枚か持つこともできますよ。
ちなみに洗濯や干し形は、製品表示に従って行いますが、コットン素材は洗濯機で洗えるものも多く楽です。
ただしその反面、縮みやすかったり、何度も洗濯を繰り返していると毛羽立ちやすいのが難点ですね。
もしあなたが髪や頭皮のことを一番に考えるなら、シルクがお勧めです。
某タレントさんが、昨今再びナイトキャップをブームにさせているのも、このシルク素材のナイトキャップですよね。
吸湿性が良くて蒸れないにも関わらず、乾燥もさせ過ぎない、ほどよい保湿状態をキープすることができます。
それにより、美しい髪を保つことができ、髪の補修効果も望めるのです。
こちらもまた、蒸れる夏にも静電気が起こりやすい冬でも気にせず使うことができるので、季節を問いませんね。
ただし、コットン素材より値段が高価になり、更にお手入れが面倒になります。
シルク素材のものは、手洗いが基本で、陰干しをする必要があるのです。
ただきちんとお手入れをすれば、縮んだり毛羽立つことはありませんよ。
以上より、あなたがナイトキャップに期待する効果かは何なのか?
毎日、お手入れを行うことができるのか?
問いかけて、素材を選んでみて下さいね。
次に見るべきポイントは、サイズです。
就寝中に外れないようにと、小さいサイズを選んでしまうと、頭に紐やゴムが食い込み、頭痛を起こしたり、寝起きに額にあとが残ったりします。
もちろん、逆に大きすぎれば、寝返りを繰り返すと外れてしまいますよね。
ですので、ゴムや紐で大きさ自在に調整できるものがベストですね。
また、額のゴムあとが気になる人は、その部分だけゴムが入っていないものもありますよ。
更に、容積も重要なポイントです。
特にロングヘアの人は、容積の小さいナイトキャップに、無理に髪を入れ込むと、寝起きに変なクセが付いてしまっている場合があります。
余裕のあるものを選ぶようにしましょう。
今再びナイトキャップがブームになるにつれて、デザインも様々なものが出てきました。
シンプルなものから、レースが付いているガーリーなものだったり、色も選べるようになっています。
複数枚持つ予定なら、そんなデザイン性も楽しんでみても良いですね。
まとめ
就寝中の髪を摩擦から守るために、ナイトキャップをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
まずは、何より髪と頭皮を乾かしてから寝ることが一番基本になります。
そして枕との摩擦だけではなく、乾燥も髪のダメージの大敵になることを忘れてはいけません。
ただナイトキャップならどちらも防ぐことができ、かつ適度な湿度を保ってくれるため、美髪や補修効果も期待できるのです。
是非、あなたの生活にナイトキャップを取り入れて美しい髪を目指してみましょう!