ヘアケア

パーマとカラーどっちがダメージ大きい?薄毛女性も気になるその差を徹底解説!

パーマとカラーではどっちがダメージが大きい?

カラーとパーマ一体どちらが髪の毛への負担が大きいのかというとはっきり言ってカラーの方がダメージは大きいです。

ただしパーマはデジタルパーマや縮毛矯正といった特殊なパーマを除いた場合で、それらを含めるとどっちもどっちになります。

カラーがパーマよりもダメージしやすい理由

カラーがパーマよりもダメージが大きいのは残留アルカリといって髪の毛にアルカリが残ってしまうことが原因です。

カラー剤には1剤と2剤があり1剤には酸化染料、アルカリ剤、界面活性剤が含まれており、2剤には過酸化水素が含まれています。

その1剤と2剤を混ぜて化学反応を起こし髪の毛を発色させていきます。

カラー剤の髪の毛へのプロセスは

1 酸化染料がキューティクルを開いて髪の毛に浸透

2 同時にブリーチ作用でメラニン色素の脱色や分解をし、髪の毛の明るさを明るくする。

3 そこへ酸化染料による色味が入っていく。

というプロセスを辿ります。

髪の毛は一度ダメージすると自己修復力はないので、カラー剤で一度髪をダメージさせてしまうと髪のキューティクルを開いたところからどんどん髪の毛の間充物質が外へ流れ出してしまいます。

またメラニン色素もダメージしたままなので髪の毛のタンパク質も流しっぱなしになりダメージが大きくなるのです。

カラー剤はオシャレ染にも白髪染めにもこの脱色剤(アルカリ剤)が含まれているので、私は白髪染めだから大丈夫なんてことはなく、どちらも髪の毛や頭皮ダメージを起こします。

またカラー剤は明るくなるほど脱色作用が強いので髪のダメージも大きくなります。

カラーとパーマのダメージが大きい種類を順番に並べてみた

カラー

カラー剤にはアルカリ剤といってブリーチ作用があります。一般的なカラーの種類です。

これはオシャレ染、白髪染めにもふくまれており、髪の毛のダメージ原因となります。

ブリーチを使った施術

普通のカラー剤よりもより強力な脱色作用があるのがブリーチ剤です。

ブリーチは髪の毛を脱色しトーンを明るくするだけの目的で使われます。

そのあとカラー剤の色味をのせるようなダブルカラーという特殊なカラー施術に使われることが多いです。

どちらにしてもブリーチを使うと髪の毛のダメージは計り知れないくらい大きくなります。

また頭皮への負担も大きく脱毛の危険もあります。

ハイトーンのカラー剤

ブリーチほどではないですがカラー剤はトーンが明るくなればなるほど脱色効果が高くそれに伴い髪の毛のダメージも大きくなります。

高頻度の白髪染め

白髪染めはハイトーンのカラー剤やブリーチほどのダメージはありませんが、それでも髪や頭皮への負担は大きくなります。

特に白髪染めは施術頻度が高くなりがちなので、染めれば染めるほど髪や頭皮はダメージを受けていると思った方が良いでしょう。

パーマ

パーマ液の特徴として1剤は還元剤で髪の毛の表面を切断、間でアルカリ除去(中間処理)2剤で再結合(シスチン結合)します。

髪の毛の奥の部分までは切断しませんので髪の毛の奥まで破壊するカラー剤よりもダメージが抑えられます。

またパーマの場合は中間処理でアルカリ除去しますので残留アルカリの残り具合もカラー剤に比べて弱いです。

しかしこれは一般的なパーマによるもので、特殊パーマは別です。

ホット系パーマ

ダメージの大きいパーマとして、ホット系パーマ、いわゆるデジタルパーマなど高温熱処理を行うパーマのことをいいます。

髪の毛をパーマ液で還元(分断)しその後ロッドで髪を引っ張りながら巻いていきます。

さらにそこへ高温の熱処理を加えるわけですから、その一回にかかる髪の負担は大きくなります。

高頻度でデジタルパーマをかけると淡白変性と言って髪の毛のタンパク質が茹で卵のように膨潤し死んでしまいます。

また淡白変性を起こすと綺麗にパーマがかからなかったりカラーリングの色味が綺麗に発色しないことが起きます。

また高温で施術するので、頭皮への負担も大きなものとなってしまいます。

縮毛矯正

縮毛矯正も髪や頭皮への負担が大きいです。これもデジタルパーマと似ていてパーマ剤の中でも一番強い薬剤を使います。

強い薬剤にプラスして高温のアイロンでくせ毛を伸ばすので髪の毛だけでなく頭皮もしっかりダメージを受けます。

縮毛矯正を何年も継続してかけていると特に前髪やつむじ付近の弱い髪の毛が脱毛してしまっている方も多いです。

特殊パーマ(ドレッドや針金パーマなど強いパーマ)

特殊パーマとはドレッドやアフロなどかなり強めのパーマでこれを1回かけると1発で髪の毛は大きなダメージを受けます。

また髪の根本への負担も大きく施術中から脱毛してしまったという例もあります。

しかしこうした特殊パーマは20代くらいまでの若い方の施術が多いのである程度年齢がいった女性が施術することはかなり稀です。

カラーとパーマ一緒にやるリスク

薬機法(旧薬事法)が変わりカラーとパーマが同時に施術できなくなりました。

カラー剤やパーマ剤は基本的に医薬部外品に当たるのですが、これらを同時に使用するときは1週間以上開けなければいけないという決まりがあります。

なので、本来は同時施術はダメなのですが、ほとんどの美容室はそれを守っていないと思われます。

しかしカラーとパーマの同時施術はあまりお勧めできるものではありません。

薬機法で禁止されているからダメというものではなく、薬剤的に頭皮への負担が大きすぎるから良くないといいたいのです。

上記にも説明したようにカラー剤の頭皮や髪への負担やパーマの負担などもわかっていただけたと思いますが、お勧めしないのはそうした理由が有るからです。

もし同時施術が毎月のように頻繁的に行われると必ず脱毛をともなってしまいます。

本来綺麗になりたいために美容院で施術をするはずなのにそれが裏目に出てしまう危険があります。

カラーのダメージ対策

カラーのダメージ対策としてはやはりカラーを頻繁にしすぎないことが望ましいです。

あとはトリートメント、白髪染めをしているのなら根本から薬剤を塗布するので頭皮ダメージも考慮して育毛剤の使用をお勧めします。

カラー剤ではタンパク質が1ヶ月間抜け続けるためもしトリートメントを選ぶのであればケラチンタンパク質入りのトリートメントを使うようにしましょう。

また頭皮用としての育毛剤選びは頭皮の栄養が豊富に含まれているものが良いです。

間違っても清涼感のあるようなヘアトニックと混同しないようにしましょう。

パーマのダメージ対策

パーマの髪のダメージに関してはパーマをかけた美容室でトリートメントを購入したり、あと大切なのはパーマの取り扱い方やケア方法をしっかり美容師さんに聞いておくことです。

トリートメントの選び方は艶や保湿のためのコラーゲンが含まれているものが良いでしょう。

しかしシリコンが強めのトリートメントはパーマのダレの原因になるのでシリコンが使われているトリートメントはシリコン力が少し弱めのものが良いです。

その辺は専門的な知識も必要になるのでこの場合も担当美容師さんに聞いてみましょう。

まとめ

パーマとカラーとではどちらが髪や頭皮に負担が大きいのかと言うと残留アルカリの残るカラー剤の方が髪や頭皮に悪影響であることが言えます。

特にカラー施術ごは育毛剤などで頭皮もケアしていかないと薄毛のリスクが高まってしまいます。