老け髪になると、どうしても見た目の段階から、年齢が上に見られてしまう状況が出てきます。
問題は見た目だけではありません。
薄毛に繋がってしまう状況になっているのを見逃してはいけないからです。
些細なことと思うかもしれませんが、老けているどころか将来取り返しがつかない状況が生まれる可能性もあります。
老け髪の定義
老け髪というものに正確な定義はありません。
老けて見えるという客観的な話から始まった状態で、どうなれば老け髪といった決まりがあるわけではないからです。
人間の印象の9割は髪が占めていると言われています。
髪の状況によって老けて見えたりするというのはよくある話です。
男性の髪が薄くなり頭頂部が見えてきたりすると、年齢よりも上に見えたりするのは基本的なところになるでしょう。
老け髪の典型的な状態が、何本か毛が飛びさせているような状態です。
アホ毛などと呼ばれることもありますが、少しでもバサバサに見えるようになり、しまった感じがしません。
これだけでも年齢が上がったように見えるのは当然です。
髪型としてわざとまとめて粗くする場合はありますが、これとは明らかに違う状態になります。
髪を撫で付けておくだけでも違いがありますが、なぜ髪が飛び出してしまうのかと考えなければいけません。
髪の状態が悪く切れ毛が多くなるのは、頭皮の状態が悪い可能性も考えられます。
この状態を放置しておくと薄毛になってしまう可能性は否定できません。
髪の状態が荒れているのは様々な問題が隠れていると考えた方がいいでしょう。
ツヤがなくハリがない髪が老け髪に見える
つやのない髪はどうしても老けて見られがちです。
髪にハリがなく、光を反射できない状態になると艶のない髪に見えます。
パサついている状態で、どうしても年齢が上がって見えてしまう状態です。
キューティクル問題がある場合が多く、逆らった状態でつやがないように見えるのが多くの原因です。
丁寧にブラッシングするだけでも違いが出てきますが、髪が傷んでいてつやがなくなっている可能性もゼロではありません。
普段から髪のケアを欠かさずにしながら、必要な栄養素をしっかりと摂取していく必要があります。
これも薄毛につながる原因の一つであり、予想される状態となってくるからです。
状態が分かっているのですから早いうちに対処するのが賢明でしょう。
ハリのないべたついた髪も老け髪として見られがちです。
力がない髪になってしまい前髪などで張り付いてしまうと、とても老けた印象を受けます。
ボリューム感がないため、根元から髪をアップさせてあげるほうほうがいいでしょう。
この髪の状態も、裏返してみれば髪に力がないため起きています。
このまま進むと薄毛になる可能性があるため、髪を育てるという意識が必要となる状態です。
育毛剤を使ったり、適切な栄養部の摂取など対策を考えなければいけません。
傷んできている髪の状態としては広がってしまうこともあります。
あまりにも広がってしまうような状態は髪がうねっていることが考えられ、一本一本の力がなくなり地肌が見えている可能性も出てきます。
しっかりとブローして対応することが必要ですが、やはり髪に力がない可能性を考えておかなければいけません。
年齢とともに起こる状態ではありますが、早めに対応しておけば少しでも予防ができます。
紫外線の問題
老け髪になってしまう原因は色々とあります。
その中で対処しきれないものもあるのは間違いありません。
例えば加齢による問題は、全て対応できるわけではないからです。
年齢を重ねていくと共に、髪を作る能力が失われ始め、力のない髪になる可能性は十分に考えられます。
少しでもそうならないように、栄養の摂取を始め対応策を講じていく必要があるでしょう。
紫外線対策というのも重要なポイントです。
日中降り注いでいる紫外線は、肌にダメージを与えるだけではなく、髪にも影響を与えているのを忘れてはいけません。
肌よりも先に髪に紫外線があたっている状況を踏まえてみればすぐにわかります。
紫外線には物を劣化させる力があり、髪や頭皮も例外ではありません。
このダメージは細胞にまで届き深刻な状態を作り出します。
肌のようにいきなり焼けて見えるような状況が起こらないため、どうしても後手に回りやすい部分です。
紫外線対策はそこまで簡単なものではありません。
薄いものは透過してしまい届いてしまうからです。
日差しの強い時だけではなく、日傘をさしているのはかなり有効な方法と言えます。
普段から紫外線を避けているだけで、ダメージの蓄積はかなり違いが出てきます。
目に見えていない光線だからこそ、意識して避けるようにしなければいけません。
肌に日焼け止めがあるように、髪にもUVカットの能力を持ったトリートメントなどが販売されていますので利用するのも方法です。
頭皮に降り注ぐ紫外線に対しても一定の対策ができるようになりますので、老け髪になる要素を少しでもカットできます。
頭皮のマッサージで対策
栄養がうまく行き届くように、頭皮をマッサージしてあげるのも大切な対処方法です。
栄養が届かない理由を考えてみるとわかりますが、血管が収縮してしまい血液の量が足りないというのが問題点となってきます。
理由はいくつも存在しますが、その中の一つとして頭皮が硬くなり血管で広がるスペースがなくなるという状態が出てくるのです。
この状態になると、どんなに力をかけても血液の量は僅かにしかならず、栄養も届いてきません。
栄養がなくなれば髪は育ちにくくなり、自然と力のない髪へと変わっていってしまうのです。
これには年齢も関わってくるため、普段からマッサージをして頭皮がコリ固まらないようにする必要があります。
頭皮のマッサージといっても難しい方法ではなく、お風呂に入った時など体が温まっている時に、指の腹を使い全体を盛り上げていくようにします。
シャンプーをした時でも出来る方法ですので、ゆっくりともみあげて行きましょう。
過度にマッサージする必要はなく、5分程度ゆっくりと施すだけで、血流にも変化が生まれてくるのです。
このような状態を作り上げていけば、加齢で老け髪になってしまいそうな状況を少しでも防げるようになります。
成長ホルモンの減少と睡眠
栄養摂取という面も大切ですが、成長ホルモンの減少というのも加齢とともに起きる問題です。
この状態を回避するためには、良質な睡眠をとる必要が出てきます。
若いうちでも成長ホルモンの減少の影響で老け髪になるようなことが起きるのは、睡眠の問題が関わってくるからです。
髪を育てていくためにも成長ホルモンが欠かせませんが、良質な睡眠がとれていないと成長ホルモンの分泌が悪くなります。
成長ホルモンが分泌されやすい時間帯は、夜10時から明け方の2時あたりまでの時間であり、肌のゴールデンタイムとも呼ばれている時間です。
髪も肌と同じように人間の体の一部であり、この時間にうまく成長ホルモンが分泌されていないと、作り出す効率が落ちてしまいます。
効率が落ちていけば当然質も下がってしまうことになるでしょう。
成長ホルモンは体の至る場所で使われるため、分泌を促して行かなければ髪にも使われにくくなります。
若いうちでも睡眠が足りないとこのような状況が生まれてくるため、しっかりと睡眠がとれるような生活リズムを作らなければいけません。
まとめ
老け髪になってしまった状態は、薄毛と関連性があるのは間違いありません。
様々な方法で改善する必要がありますが、予防策を講じていく方が理想的です。
トリートメントなどで外部で改善する方法もありますが、作り出されている髪はどんどん伸びてきます。
内部から変わるようにしていかなければ、対応しきれなくなっていくため、日頃から気をつけておく必要があるでしょう。