女性は30歳を過ぎてくると少しづつ老化が始まってしまいます。
色々な種類のアンチエイジング商品や美容エステにかかる費用も多くなっていくことでしょう。
それでも良いのですが、もっと手軽に日頃からできるお手入れをすることでアンチエイジングの効果を得ることができます。
それがこれからご紹介する「オイルプリング」というものです。
オイルプリングとはつまりオイルでうがいをするということです。
オイルプリングは遥か昔から伝えられている自然の健康法です。
Contents
ごま油でオイルプリング
今回はごま油でオイルプリングをすることをご紹介します。
オリーブオイルやココナッツオイルで代用しても良いのですが、なぜごま油なのかというとごま油には抗酸化作用が含まれた成分が非常に多く含まれているためです。
抗酸化作用とは
年齢を重ねていくとシワやシミといったトラブルが発生してしまいます。
これは体内に取り入れた酸素の一部が活性酸素に変換してしまい、肌細胞を攻撃し、細胞が酸化してしまうことです。
年齢を重ねていくと肌細胞がこの酸化による攻撃を抑える力が低下していくためシワやシミ、頭皮たるみ、お顔のたるみなどのトラブルが起きてしまうのです。
それを防ぐ作用があるのが抗酸化作用といいます。
ごま油を使ったオイルプリングは古代インドのアーユルヴェーダが始まり
抗酸化作用の高いごま油を使ったオイルプリングは古代インドのアーユルヴェーダが期限とされています。
アーユルヴェーダはご存知の方も多いと思いますが、健康と美容に非常に人気の高い伝承医学として伝わっています。
アーユルヴェーダ発祥のオイルプリングの効果としては次のようなものがあります。
頭皮トラブル毛髪トラブルを防ぐ
年齢を重ねていくとまず始まるのが白髪、抜け毛、薄毛、髪のパサつき、頭皮たるみなどです。
白髪
活性酸素が増えることで髪の毛の色を作り出すメラノサイトが破壊され髪の色素を作ることができなくなってしまいます。
白髪は老化による酸化作用も一つの原因となっています。
抜け毛や薄毛
女性は年齢を重ねていくと女性ホルモンが減少し抜け毛や薄毛を起こしてしまいますが、女性ホルモンが減少することで肌代謝(ターンオーバー)も低下していきます。
そうなると活性酸素の作用に髪の毛のサイクルであるヘアサイクルも乱れてしまい、抜け毛や薄毛となってしまいます。
頭皮たるみ
頭皮たるみも活性酸素の作用が頭皮に増えることで起きてしまいます。
頭皮が1mmたるむとお顔は1cmもたるむと言われており、さらに頭皮たるみが発生すると毛穴の形もいびつになってしまい、髪の毛に十分な栄養が行かなくなり髪の自然ダメージや抜け毛の原因となります。
こうした頭皮や髪の毛のトラブルをごま油を使ったオイルプリングでエイジングケアしていきます。
ごま油にはゴマリグナンという抗酸化作用のある成分が含まれています。
ゴマリグナンをさらに分解するとその中にはセサミン、セサモリン、セサモール、セサミノールといった4種類の成分に分けることができます。
これらの成分が体の中の活性酸素を除去することで頭皮代謝、血行を促し健康的な髪の毛を育てやすい環境に整えてくれます。
加齢による口臭トラブルや歯周病ケア
テレビCMでもよく目にかけるのですが、加齢によるお口のトラブルも実に多いです。
特に口臭や歯周病には気をつけなかれば行けません。
口の中は自分が思っているよりも雑菌が多く特に歯の間や奥歯あたりには非常に汚れやすい場所です。
オイルプリングをしっかりすることでこれらの汚れを除去し、雑菌の繁殖を抑え清潔なお口の環境を作ることができます。
ごま油には水では取り除けない毒素や雑菌、汚れを溶かして排出することができます。
またごま油によるオイルプリングで唾液の分泌量を増やし雑菌や細菌の繁殖を抑え虫歯予防の働きもあります。
オイルプリングに使うごま油の作り方と使い方
ごま油によるオイルプリングはアンチエイジングに非常に効果的です。
早速オイルプリングに興味を持った方も多いと思いますが、今度はオイルプリングに使うごま油の作り方と使い方をご紹介します。
使うごま油は白ごま油を使います。
白ごま油には焙煎油と純白油とがあり、使うのは後者の純白油の方を使います。
焙煎油はスーパーなどで販売している普通の油で茶色い色のよく目にするごま油です。
料理には最適ですが、あくまで調理用として香りも強くなっているのでこれをうがいに使うのはチョット微妙です。
一方、純白油のほうは無職透明で香りもほぼ無臭、サラサラしていてとても使いやすくなっています。
そのためオイルプリングには使いやすい作りになっています。
白ごま油を使う前の準備
白ごま油をいきなり使うのではなく一度加熱処理を行います。
そうすることで油が酸化しづらくなりオイルプリングの効果を最大限に高めてくれます。
やり方は
1 小さめの鍋にごま油を入れて弱火で温めていき調理用の温度計で90度まで温められたら火からおろします。
2 予熱で100度くらいまで上がるので、それを待ってから冷ましていきます。
人肌くらいまで温度が下がったらごま油を保存しておく容器に移し替えます。
ごま油は冷暗所で保存すると3ヶ月くらい保存が可能です。
ごま油を使ったオイルプリングのやり方
1 保存しておいたごま油を大さじ3杯程度口に含みます。
2 口の中全体にごま油が行き渡るようにしてブクブクうがいをします。
下の裏側や奥歯にもごま油が行き渡るようにしましょう。30秒
3 喉にもごま油が行き渡るようにしてガラガラうがいをします。30秒
4 うがいが終わったら吐き出してお湯で口の中をすすぎ、またうがいをします。
この工程を2回程度毎日繰り返すようにすると美容効果が徐々に現れてきます。
オイルプリングをする際の時間帯
オイルプリングをする際の理想的な時間帯は早朝や夕方に行うと良いでしょう。
その時間帯はアーユルヴェーダが推奨している時間帯です。
その時間帯に行うことが一番効果的だとされていますが、時間が合わないという方も多いと思いますので、自分の習慣に取り込みやすい時間でも大丈夫です。
一番は朝起きてすぐのほうが習慣にしやすいでしょう。
うがい後の油の捨て方
大さじ3杯程度の油なのでキッチンペーパーなど吸収性の高く少し大きなものに吐き出して捨てると良いでしょう。
油はそのまま流しに捨ててしまうと環境破壊の原因となるので気をつけましょう。
まとめ
オイルプリングは続けることに意味があります。
気づいた日だけやるのではなく毎日の習慣にすることでオイルプリングの効果を享受することができるのです。
またオイルプリングはアンチエイジングの一環として捉えるようにしてください。
オイルプリングだけをしたからと言って劇的に体の老化を抑えることができるわけではありません。
大切なのは日頃の生活習慣に加え、このようなオイルプリングを取り入れることでアンチエイジング効果が最大限に発揮されるということです。
毎日の食生活、運動、睡眠が大切で、それをすることで女性ホルモンの減少を抑え、体内の成長ホルモン、女性ホルモン、血行などを促し、オイルプリングで活性酸素を抑えることが本当のアンチエイジングとなります。
オイルプリングとプラスして生活習慣を見直し本当のアンチエイジングができれば白髪、抜け毛、薄毛、頭皮たるみなどの頭皮トラブルも防ぐことができ、さらにはお肌のターンオーバーも活性されいつまでも若々しくいることができるでしょう。