ヘアケア

薄毛女性の髪と疲労回復に効果的なお酢!お酢の使い方を紹介!

髪と体の疲れに効果的なお酢。
身体に良い調味料として知られていますね。

疲れやすい人や筋肉を使う仕事をする人には特に必要なものですね。
また髪の傷みが気になる方にもおすすめです。

酢の知識

一般的に「お酢」とは、酢酸を含むすっぱい液体の調味料のこと。

お酢といっても原料によって種類がたくさんあるため、酢にも色々な種類がありますね。
調味料として用いるのが一般的ではありますが、昔から体に良いと伝えられ、健康のために原液を水で割ったりお湯で割って飲用している人も増えています。

「酢」を英語にすると「VINEGAR(ヴィネガー)」。
VINEGARの語源は、フランス語の「vinaigre(ビネーグル)」で、これはvin(ワイン)とaigre(酸っぱい)を合成した言葉なのです。

つまり「すっぱいワイン」なのです。お酒がすっぱくなったものが「酢」になります。

漢字を見てみると「酢」と「酒」は同じ部首でありるのと同時に関連性が深いことがわかるでしょう。

歴史とは

調味料の中で、お酢は最古のものであると言い継がれています。

蓄えていた果物は自然にアルコール発酵をし始めます。
そこに菌が働いてできたのが、酢の誕生したのです。

酢の起源はとても古くからあります。
そして旧約聖書にも飲み物として登場しているのです。

紀元前5000年に、バビロニアで干しぶどうからお酢が造られた記録が残っています。
紀元前4000年には、ワインやビールからお酢を造っていました。

そして、そのお酢に野菜を漬けてピクルスを作っていたようです。

古代ローマでは、酢を水で割った清涼飲料水があったのです。
それを「ポスカ」といいました。

ギリシャでは医学者が病み上がりの患者にお酢をすすめていました。
中国でも漢方薬として重宝されてきたのです。

大航海時代15世紀~17世紀前半には、ビタミンCの欠乏によって起こる壊血病がありました。
予防のために、お酢にスパイスや野菜を漬けて食べるようになりました。

中世フランスでは、黒死病が蔓延したのです。
その頃4人の泥棒がお酢にハーブやスパイスを入れたものを食することで病に感染することなく暗躍していたのだという。

そして、捕らえられた泥棒たちは減刑になるのと引き換えに秘密のレシピを明け渡したと言われています。
それは現在、フランスの公式な薬局方であるCODEXに登録されているのです。

4~5世紀の応神天皇の頃、中国から日本に伝わってきたのです。
和泉の国、現在の大阪府南部にあたる場所で造られるようになったのがはじまりなのです。
奈良時代には上流階級の間で高級調味料として用いられるようになりました。

万葉集16巻をご存知でしょうか。

「醤酢にひるつきかてて鯛願ふ…」という歌があります。
これを略すと「酢醤油でさっぱりと鯛でも食べたいなぁ」という歌になっているのです。

宮中の晩餐会の料理に添えられたのは、四種器の調味料に醤、酒、酢、塩を入れた器だと言われています。
「養老律令」には、造酒司(ざけのつかさ)があり、お酒とともにお酢も造っていたと言い伝えられています。

江戸時代に入ると、お酢が味噌・醤油とともに庶民にまで普及し始めました。

飯にお酢を混ぜて作る「押しずし」が広まりました。
1800年代なると、酒粕を寝かせて造られる「粕酢」ができました。
握りずしに使われるようになったのです。

その頃から江戸前ずしにはなくてはならないものになったのです。
現在でも江戸前ずしの老舗では赤酢(粕酢)が使われていることが多いとされています。

お酢は疲れを取る効果がある

お酢は身体と髪の疲れを取る効果があります。
実際に、どのような効果があるのでしょうか。

身体への疲労回復効果

疲れにはお酢が役立つ理由は、疲労回復効果が高いのです。

激しい運動などで疲れてくると、体内に筋肉疲労物質の乳酸が出てきてしまい、代謝がいいと乳酸は流れてしまうのですが、流れずに疲れを感じてしまうのです。

そのようなとき、お酢を食べたり飲んだりすることで疲労回復に繋がります。

お酢を作るときに発酵させるのですが、その段階で有機酸が豊富に作り出されるのです。

有機酸は体内に蓄積した乳酸を分解してくれるので、疲労回復効果になります。

代表的なものにクエン酸がありますね。疲れを感じたときに役立つ成分になります。

髪への疲労回復効果

髪の疲れに驚くほど効果を発揮するとも言われているお酢。

通常髪は弱酸性で酸性寄りなのですが、シャンプーはアルカリ性のものが多いですね。

そうすると使い続けているうちに傷んでしまうのです。

髪はアミノ酸は必須のため、アミノ酸を豊富に含んでいるお酢は最適です。

そのため、リンスとして髪に直接使うことによって、酸性に傾けて疲れをとることができるのです。

食事でのお酢の取り入れ方

日々の疲労を溜めないために必要なことは、食事でお酢を取り入れることが大切になります。
何か一品酢を使ったものを一日のどこかで食べるといいでしょう。

そのためには、できるだけ手作りすることが大切になります。
代表的な料理として、寿司・酢豚・酢の物などがありますね。
その中でも酢の物は毎食の副菜として取り入れられるので毎日摂取しやすいです。

また、保存ができるものとして、なますやザワークラウトなら事前に作っておくことで、毎食でちょこちょこ食べられるようにしておくと便利でしょう。

さらにドレッシングもお酢を入れて手作りすれば手軽に酢を摂取できますね。

ボトルに作り置きしておけば、毎日野菜を食べるときに摂取しやすく、毎回作る手間がないため便利なのでぜひ活用ください。

酢は身近な調味料になります。
毎日の食事に取り入れやすく、それで髪の疲労回復ができるのは嬉しいですね。

また、酢の物などが食べられない人や食べない人には、なますなどの長期保存できるものがいいでしょう。
ぜひ手作りをして髪や体の疲労回復をして新しい髪がしっかりした髪質になるよう心掛けるといいでしょう。

お酢は昔からあり、自然に発酵してできるだけあって、身体にもいいものとして現在も食べ継がれているのです。
発酵食品が腸にいいと聞いたことがあるでしょう。

腸と脳は繋がっています。
頭皮を柔らかくしておくことで、腸の働きを良くしてくれますし、脳も活性化しますので、身体の浮腫みも流れるようになります。

発酵食品の効果・効能

発酵食品は何故いいのでしょうか。

それは、時間を置いて発酵させることで栄養価が高まるからです。
味のコクや深みも増しますし、美味しく食べられます。体にとって良質な食べ物と言えるでしょう。

発酵食品は、発酵させる菌の働きがさまざまありますので、菌によってビタミンやたんぱく質などあらゆる栄養素を取り込んだものによって変化するのです。

発酵食品には様々な種類によっても栄養価が違うため効果はたくさん得られるのです。

また、発酵食品には美容にもいいですね。悪玉菌をやっつけてくれる善玉菌が多いので、消化吸収を促してくれる働きがあるため、腸内環境が整います。

そうすることで、体に悪いものが食べるだけでデトックスされやすいため、美肌や美髪につながるのです。女性なら嬉しい食べ物になります。

発酵食品により腸内環境が良くなることで、髪にツヤが生まれる効果に加えて、頭皮や毛根に良質な栄養が届くので、発毛の効果も期待できるのです。