ある日突然抜け毛の量が増えてきたと感じることはありませんか？
抜け毛は誰しもが毎日起こる現象なので、抜け毛自体に問題はないのですが、その本数がある一定の量を超えてくると薄毛になっている可能性があります。
この記事では抜け毛の本数がどれぐらいに達すれば薄毛と判断していいのか。
また抜け毛の状態によって薄毛の可否を判断できる方法をご紹介していきますので、抜け毛が多いと感じている方は是非参考にしてください！
Contents
抜け毛の本数が気になりだしたら薄毛？
ある日突然抜け毛の本数が多くなった気がするなら、薄毛の可能性があります。今日の朝の抜け毛の本数をチェックしてみましょう。
正常な抜け毛の本数
一般的には1日70本～100本程度の抜け毛の本数は、正常な抜け毛だといわれています。
人の髪の毛は10万～12万本あるといわれており、そのうち85％が成長期、15％が休止期および退行期にあるのです。
大体15,000本が5か月のうちに抜けると仮定すると、1日約100本という計算となります。
平均10万本といわれる毛髪のうち、1日70～100本程度の抜け毛は、髪が生まれ変わるための自然現象なので心配ありません。
抜け毛が100本以上の場合は要注意
1日の抜け毛が100本以上ある方や、抜け毛が原因で髪のボリュームが下がってきていると感じている方は、薄毛の可能性が高いです。
また、抜け毛の本数だけでなく毛が細く短くなっている場合も薄毛の症状の一環ですので、抜け毛を確認した際の判断材料にしてください。
もし抜け毛の本数が明らかに増えていたり、抜け毛の状態が異常である場合はAGAの可能性が高いですので、クリニックへの受診・治療が必要となります。
抜け毛の本数以外のチェックポイント
抜け毛の本数以外では、抜け毛の毛根の状態や、髪の毛の太さや長さなどで頭皮の健康状態をチェックすることができます。
毛根の状態
毛根の上まで白い物質が、髪の毛の周りに付着している抜け毛は要注意です。
この白いものが毛根だけの場合は、正常なのですが毛根の上まで白い場合は頭皮から分泌された脂が付着しています。
この脂は皮脂と呼ばれ誰でも分泌されていますが、抜け毛にまで付着している場合は、マズイ抜け毛である可能性が高いです。
皮脂が過剰に分泌されていたり、頭皮の状態が悪化していることを意味します。
また、自然に抜けた髪の毛は毛根が少し白っぽくなっていますが、毛根全体が真っ黒である場合はマズイ抜け毛であることが多いです。
髪の毛に栄養が行き届いている場合、毛根全体が真っ黒になることはありません。
しかし頭皮の血行不良によって栄養が行き届かない場合は真っ黒になってしまいます。
抜け毛の太さ
抜け落ちた抜け毛の毛根が細くなっている場合は、薄毛の進行途中に見られる特徴です。
成長期が短縮されているため、髪の毛は細く短く、また毛根が小さくなります。
そのため、毛根がないように見える場合も。
ヘアサイクルの段階はしっかりと経ているため先端は白いので、健康的だと思われがちですが、毛根自体が細い場合は薄毛の可能性があります。
抜け毛の毛根を確認する方法
抜け毛の毛根を確認するときは、「自然に抜けた髪の毛」を確認するするようにしましょう。
意図的に抜いてしまうと頭皮を傷つける可能性があるからです。
髪の毛は毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで育ちます。
この毛母細胞が破壊されると、新しい髪の毛が生えてこなくなります。
そのため髪の毛を引っ張って抜くのは絶対にやめましょう。
抜け毛を白い紙の上に置き、ルーペや虫眼鏡などで拡大してみると、より細かく正確にチェックできます。
健康的な抜け毛の特徴
自然に抜けた抜け毛が太くて長い状態であれば、健康的な抜け毛といえるので、頭皮環境も良好といえます。
毛母細胞の働きがしっかり行われており、元気な髪の毛が生成されています。
栄養素も十分に保管されているため髪の毛は太くて長くなるのです。
手に取って存在がしっかりわかる位に大きければ、健康的な抜け毛なので問題がないといえるでしょう。
また、抜け毛の毛根の先が白くて丸い場合は、健康的な抜け毛に見られる特徴です。
ヘアサイクルの流れに沿って毛母細胞の働きがストップし、それまで作られていら黒髪色素の供給がストップするため、先端だけ白くなります。
毛根がこんもり丸いのも、毛球がしっかり成長した証です。
抜け毛の毛根を確認してそのような状態であれば、頭皮環境は良好といえるでしょう。
抜け毛の原因
抜け毛の原因は薄毛による可能性が高いですが、薄毛の原因はジヒドロテストステロンの働きによって発症します。
薄毛の原因について理解を深めましょう。
ホルモンバランスの乱れ
毛髪には1本1本寿命があり、ある一定のサイクルに従って、成長しては抜け落ち、同じ毛根から新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返しています。
実はこのサイクルを乱す物質が存在していて、それが「DHT（ジヒドロテストステロン）」と呼ばれる男性ホルモンです。
通常、生えた髪の毛は2年～6年は維持されるはずなのに、このDHTが脱毛に関するタンパク質を生成し、一気に寿命を縮め、数か月～1年で成長が止まってしまいます。
毛乳頭の栄養不足
もう一つの原因としては、頭皮までの血流が悪く、髪の毛をはやす細胞である毛乳頭に栄養が言っていない場合も、薄毛の原因になってしまいます。
血流が悪くなる原因としては、不規則な生活習慣や食生活、飲酒や喫煙など私たちの生活にかかわる様々な特徴が隠されているのです。
しかし中には不規則な生活を送っていても全く薄毛になっていなかったり、規則正しい生活を送っているのに薄毛になってしまったりする方もいます。
抜け毛の本数を減らす方法
抜け毛の本数を減らすには、生活習慣の改善やクリニックでの治療が必要となります。
その具体的な方法について解説していきますので、抜け毛の本数が多くて悩んでいる方は、是非取り組んでみてください！
生活習慣の改善
普段から偏った食生活や運動不足、過度な喫煙、飲酒を行っている方は、そのような悪習慣はなくす努力をしましょう。
しかし遺伝や男性ホルモンの分泌量等は生活習慣のコントロールをしていても、AGAを発症し、進行する可能性もあります。
なので規則正しい生活に戻しても抜け毛の本数が増えてきたり、だんだんハゲになってきたりする場合もありますので、その点は頭に入れておきましょう。
専門クリニックで治療する
生活習慣を変えたりしても抜け毛、薄毛が深刻になっている場合は、薄毛治療専門のクリニックで治療することをお勧めします。
薄毛治療専門クリニックでは、薄毛治療を専門とした医師による診察を受け、薄毛の進行度合いによって適切な薬の処方を行ってくれます。
遺伝や男性ホルモンが原因で薄毛が進行している方でも、進行を抑制し発毛を促進する効果が期待できるのでおすすめです。
抜け毛の本数が多くなってきたら専門クリニックでまずはカウンセリング
抜け毛の本数を減らす溜めの有効な対応策としては、専門クリニックの内服薬での治療がおすすめです。
また薄毛の進行を早期に食い止めることで、発毛剤などの治療薬の処方も短く済みます。
そのため、「抜け毛が多くなってきた」「親族のほとんどが薄毛」などといった場合は、早期に専門クリニックでの受診をお勧めします。
長期的に問題視し、薄毛の特徴をつかむことで、将来のお金の損を防ぐことができますので、是非一度受診してみてはいかがでしょうか？
