女性の薄毛

体の体温が上がれば女性の薄毛は改善できる!

女性は男性よりも基本的に体温が低い人が多いです。

体温が低いと冷え性や頭痛、肩こりなど血液の流れが悪くなり、それが長期化することで薄毛のリスクも高まってしまいます。

体温が低いと薄毛の原因にもなる

体温が低いとどうして薄毛が進んでしまうのかというと、頭皮の下は無数の毛細血管でできています。毛細血管は通常の血管よりも細くそしてもろいのが特徴です。

しかも頭皮は体の一番末端にありしかも重力と逆らう上の方にあります。

そのため体温が低いと血流が停滞してしまい、髪の毛に十分な栄養を血液から送ることができなくなってしまうのです。

髪の毛は毛細血管を通う血液から成長に必要な栄養や酸素を吸収し育ちます。

ですから体温が低いことで起きる血行不良は髪にとって致命的なのです。

そこで基礎体温を向上させ薄毛を改善、または予防することに努めることが髪にとって良い方法だと言えます。

そのためにはまず正しい体温のチェック方法から始めましょう。

正しい体温のチェック方法

1 毎日毎朝体温計を使って体温をチェックする

その際使う体温計はデジタルのものだと結構アバウトな数字が出るため、水銀を使って測る体温計か、病院でも使うような正確性のある体温計が好ましいです。

体温を測る以外にも体の部位を見ることでその日の体温が好調なのか不調なのかがわかります。

2 目の下にクマがある

目の下にクマがあるということは体が冷えている可能性があります。

3 顔色が悪い 唇の血色が悪い

唇の血色が悪いということは体温が低いために血行不良が起きていることが考えられます。

4 肩こりがひどい

肩こりも血行不良の影響をうけます。基本的に血流が悪いと体温が低いと言えるでしょう。

5 体の末端が冷える

女性は末端冷え性の方が多いのですが、手足が冷たかったり、寒さを感じるなら体温が低いと言えるでしょう。

6 朝の寝起きが悪い

明け方になると気温がグッと下がるため体が冷えやすく冷え性の方はその影響をうけやすいです。そのため寝起きが悪くなります。

薄毛にならないための理想的な体温とは

健康的な成人の体温は36.5から37.1度といわれています。特に女性は体温の影響で色々な不調が体に出てきますので自分の基礎体温が上記に満たない場合は理想的な体温に上げるような努力が必要となります。

体温を上げるためにしたいこと

基礎体温を上げるために努力することは下記のことをしていけば良いです。

1 筋トレ

正しく筋トレをすることで筋肉量が増えます。筋肉は脂肪や食事の栄養素を燃やす働きがあり、筋肉量が多くなると基礎体温も高くなります。

また筋肉は第二の心臓とも呼ばれ、血行促進にも効果的です。

まず筋トレを始めるなら体の中の大きな筋肉からトレーニングをしていくと効率よく筋肉量が増えていきます。

よくビック3と呼ばれますが、その箇所とは胸、背中、下半身です。

これらを中心にトレーニングすることでその筋肉を稼働させるのに必要な別の筋肉も一緒にトレーニングされますので効率的です。

※一つ忠告ですが、女性の筋肉トレーニングは男性のように大きな筋肉がつくことがありません。それは女性ホルモンと男性ホルモンの作用が関係しているからです。

女性ホルモンは脂肪を溜めやすく丸くしなやかなボディラインを作る作用が高いため男性のようなゴツゴツした筋肉はつきません。

もう一つ女性ホルモンは脂肪をつけやすいホルモンなのですが、脂肪は筋肉よりも低温で基礎体温を下げてしまいます。

そのせいで女性は男性よりも基礎体温が低いのですが、その脂肪は筋トレと少しの有酸素運動で調節可能です。

できれば体脂肪が20%から28%程度で抑えることが理想的です。

2 食事の見直し

食事内容の見直しも大切です。特に髪の毛に良い食事は栄養のバランスが大切です。

髪の毛の主原料はタンパク質ですが、それがミネラルやビタミンなどと混ざり合いケラチンタンパク質となります。

その合成に必要な栄養をバランス良くとることが大切です。

同時に基礎体温を上げるためにネギ類や辛味のある唐辛子なども積極的に摂取していくと基礎体温向上に良いです。

3 湯船に浸かる習慣

日本人はお風呂が大好きですが、このお風呂も基礎体温を上げる作用があります。一回のお風呂に10分浸かるだけで一時的に体温は1度あがります。

このお風呂に入る習慣は大切にしたほうが良いです。

ただしお酒を飲んでいる時などは危険を伴うためやめましょう。

4 お腹を温める

夏場でも職場の冷房などでお腹をひやしがちですが、それは基礎体温を低くしてしまう原因になってしまいます。

できるだけお腹は温めておきましょう。

今はおしゃれで装着しているのがわからない薄めの腹巻なども売っているのでそれらをフル活用しましょう。

5 よく寝る

よく寝ることは成長ホルモンの分泌や女性ホルモンの分泌を促進します。

特に成長ホルモンが分泌することでその日ダメージした細胞を修復してくれますが、その修復する間は細胞分裂が盛んに起きます。

細胞分裂が起きるということは体温も向上しやすくなりますので、一日のうちで一番体温が高くなるのは寝ている時がもっとも基礎体温が向上します。

体温が上がると体に良いことがたくさんある

このように基礎体温が向上すれば薄毛の問題も解消しそれ以外にも嬉しい効果が得られます。

1 薄毛改善

体温が上がることで血行がよくなり髪の毛の成長が促進されます。

2 自律神経が整う

体温が上がると自律神経が整うため女性ホルモンや幸せホルモンの分泌が促されストレスなどの影響をうけづらくなります。特に女性に多いメンタルヘルスの問題などがなくなります。

3 血行がよくなる

自律神経が整うと血行もよくなります。そうすると肩こりや頭痛、もちろん薄毛の問題も解消されていきますし、例えば更年期の更年期障害の症状も緩和します。

4 活動的になる

体温が上がることで体が活発に動くようになります。そのため行動力が上がり、出かけて体をうごかす、また運動をしに行くなど正のスパイラルが体に巻き起こります。

5 女性らしさが倍増する

女性ホルモンの分泌が促されやすくなりますし、血行もよくなるので肌艶の質が整い非常に女性らしさが出てきます。

特に40歳を過ぎた女性には基礎体温を上げることをお勧めします。そうするとお肌のターンオーバーもよくなり年齢も10歳くらい若くなります。

6 免疫力が上がる

基礎体温が向上することで免疫力が上がります。そうするとインフルエンザや流行りのウイルスへの免疫ができますので体そのものが強くなります。

ただし筋トレ直後は免疫力が一時的に低下してしまいますのでトレーニング後は早めにしっかり休むようにしましょう。

7 ダイエット効果がある

体温が上がると脂肪燃焼率も上がるため無理なくダイエットができます。

基礎体温が上がると基礎代謝も上がるので脂肪の減りも早くなり、しかも脂肪がつきづらい体へ変化します。

8 美容効果が高まる

基礎体温が上がると上記にも説明したようにターンオーバーが促進されるばかりか免疫力も向上し自身の美容効果がグンっと向上します。

まとめ

このように女性は男性よりも基礎体温が低く薄毛リスクが男性よりも実は高めです。

しかし日頃の生活習慣の改善によって基礎体温を向上させ女性らしさを取り戻せることができます。

ちなみに男性の薄毛は基礎体温をあげても改善はしません。その点で言ったら女性は男性よりもお得なのです。