女性の薄毛

お母さんが薄毛に!?女性なら知りたい!私も危険?

自分のお母さんがある日から髪のボリュームが減って薄毛になってきたら、自分も薄毛になるのではないかと心配になりますよね。

薄毛は遺伝する・・・

とよく言われていますが、それは本当なのでしょうか?また、お母さん世代(更年期)に薄毛になってしまうのはどんな原因があるのでしょうか?

薄毛の遺伝についてのメカニズムや、薄毛の原因についてこの記事では徹底的に解説していきますので、お母さんが薄毛で心配な娘さんは是非参考にしてください!

更年期に多い薄毛の症状

まずはお母さん世代の方が薄毛になってしまう原因についてみていきましょう。

薄毛の症状などにも特徴があります。

それらの原因と症状を紐付けていき、薄毛は娘に遺伝するのかを徹底分析していきます!

なぜ更年期に多いのか

更年期の女性の薄毛は加齢によるヘアサイクルの乱れが原因となる場合が多いです。

更年期は45歳~55歳の世代のことを刺しますが、女性の心身の変わり目として大きな節目のある期間です。

この期間は女性ホルモンの分泌量が減少したりして心身ともに不安定になりやすいです。

女性ホルモン減少すると、髪の毛を作る細胞の働きが弱くなってしまいますので、抜け毛や薄毛の原因に。

ほかにも新陳代謝の低下による更年期の薄毛などが考えられ、これも女性ホルモンの減少が原因です。

女性ホルモンが減少するとダメージの修復が遅くなり、髪の毛が傷みやすくなったり頭皮環境が悪化したりしてしまいます。

このような原因から、更年期の女性は薄毛になりやすい時期ということが言えます。

母親世代の薄毛の症状

女性の薄毛は男性のようにM字型に薄くなったり、頭頂部の髪の毛が局地的に薄くなるような書状ではなく、全体的に薄くなっていくのが特徴的です。

抜け毛の量が徐々に増えていき、薄毛が一気に広がっていくのではなくゆっくり進んでいくのが症状の特徴です。

薄毛の症状が表れるのは40代以上に多く発症する「FAGA(女性男性型脱毛症)」の可能性があります。

FAGAにかかってしまうと、抜け毛の量や薄毛になるスピードも速く、薬での治療が必要になってしまいます。

薄毛は遺伝性?

母親が更年期で薄毛が進んでいる場合は、娘も気を付けなければいけないのでしょうか?

よく「お父さんとおじいちゃんがハゲていたらその子供もハゲになる」

といいますが、母親の薄毛は娘に遺伝するのでしょうか?

その謎について次項で解説していきます。

母親の薄毛は娘に遺伝する!?

結論から申し上げますと、母親の薄毛は遺伝します。

更年期の薄毛のほとんどがFAGAといわれているのですが、その原因となるホルモンバランスの乱れは遺伝的要素が強いです。

しかし女性の薄毛は遺伝的要素だけでなく他の影響もありますので、まずは薄毛が遺伝するメカニズムを解説していきます。

薄毛は遺伝する

女性の薄毛のほとんどがFAGAと上記で述べましたが、FAGAは女性ホルモンのバランスによる原因があると考えられています。

女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンであるテストステロンが特殊な酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変性することによって起こります。

この酵素は5aリダクターゼと呼ばれているのですが、毛包の細胞質に含まれており、ジヒドロテストステロンと結合することで、毛髪の成長を阻害。

いわば毛髪の大敵ともいえる存在でしょう。

この酵素の分泌量には個人差があり、遺伝的要素が関わっているという説が有力です。

遺伝でない可能性もある

薄毛の原因である酵素がの分泌量が遺伝すると解説してきましたが、全てのFAGAによる薄毛が遺伝による発症だとは限りません。

ほかに考えられる原因としては、環境や生活習慣による影響もあるのです。

近年の研究では親から子へ薄毛が遺伝する原因として、同じ食習慣や生活環境で暮らしていることが指摘されています。

メタボリックシンドロームやコレステロール値、喫煙の有無によって、薄毛・脱毛の有無や進行度に左右されるのです。

次項では遺伝以外で薄毛になってしまう原因について解説していきます。

遺伝以外で薄毛になってしまう原因

遺伝以外で薄毛になってしまう原因は

・食生活
・不規則な生活
・喫煙や過度な飲酒

これらの生活習慣によって引き起こされる可能性が高いです。

そしてこれらの生活習慣は育ってきた環境による影響が強いため、間接的に遺伝しているともいえるでしょう。

それぞれの原因について詳しく把握し、薄毛を予防するために原因に合った対策をとることが必要です。

食生活

栄養バランスの悪い食事や、暴飲暴食などの偏った食生活は、頭皮環境の悪化をまねき、結果的に薄毛になってしまう可能性があります。

親の食生活が乱れていると子も乱れやすくなってしまいますので、食生活の改善を母子共々する必要があります。

栄養バランスの摂れた食事を1日3食しっかり摂ることをまずは心掛ることが大切です。

不規則な生活

休みの日になると夜更かしをしたり、12時間以上寝たりすると、体内の生活リズムが狂ってしまいます。

生活リズムが狂うとホルモンバランスが乱れ、薄毛の原因に。

毎日規則正しい生活を送って薄毛を予防しましょう。

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きて朝日を浴びるだけでも自律神経が整いヘアサイクルも正常に回るようになります。

喫煙や過度な飲酒

喫煙は血管を収縮させ、血行不良になる可能性が高いです。

血行不良になると頭皮への栄養は滞り、髪の毛を作る栄養素が不足してしまいます。

結果、太くて抜けにくい髪の毛が生えて来なくなりヘアサイクルが乱れ薄毛になってしまいます。

親がヘビースモーカーならその有害物質が子にも蓄積されるので間接的に遺伝してしまいます。

また、過度な飲酒も髪の成長に悪影響をきたす恐れがあるのです。

適度な飲酒はリラックス効果があり身体にも良いとされていますが過度な飲酒は肝臓に負担をかけてしまいます。

肝臓の機能が低下すると髪を生成するためのタンパク質がうまく分解されなくなってしまうため、結果弱く細い毛が生成されてしまうのです。

薄毛になる前に

お母さんが薄毛でも自分が薄毛になるのを防ぐための対策をご紹介していきます。

また、薄毛に悩んでいるお母さんがいれば、クリニックや病院での治療を促してあげてください。

生活習慣を整える

上記でも解説してきた通り、薄毛の原因は遺伝以外にも生活習慣と密接した関係性があります。

なので生活習慣を整えておくことで薄毛になるリスクを軽減することができるのです。

普段の生活を見直していくことが薄毛予防の1歩となりますので、生活習慣が乱れがちな方は直すように心がけましょう。

クリニックに相談する

どうしても薄毛になるのが嫌、お母さんが薄毛に悩んでいる場合は薄毛治療専門の病院やクリニックへ相談しましょう。

専門の医療機関では薄毛の原因を分析し、その原因に合った予防方法や治療方法などを提案してくれます。

薄毛の進行を抑制し、失われた髪の毛を取り戻すのは生活習慣の改善では限界があります。

治療薬などを用いて治療をすれば薄毛の悩みを解決できる可能性がありますので、是非親子そろってカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

もし薄毛になってしまったら母とクリニックへ治療へ!

いかがでしたでしょうか?

この記事では薄毛と遺伝の関係性とその対策などについて解説してきました。

お母さんが薄毛ならその娘も将来薄毛になる可能性は、0ではありません。

ですが遺伝以外での薄毛の原因もありますので、その原因を把握してしっかり対策しておくことが大切です。

薄毛は治療または予防することができますので、どうしても気になる方は専門クリニックで治療・予防をし、親子で薄毛の悩みを解決しましょう!