最近ボリュームがなくなってきたと感じるのですが、これって薄毛を発症しているのか?
それとも一時的なものなのかハッキリしない。
そんな時に役に立つのが薄毛のセルフチェックです。
下記にまとめているセルフチェックをしてみてチェック数で自分が薄毛か一時的な症状なのかがある程度知ることができます。
それでは早速。
Contents
女性の薄毛セルフチェック15項目
1 近い親戚に薄毛の人がいる
薄毛の影響は遺伝的なものもあります。女性の場合は父方の遺伝子が強く影響を受けると言われています。
もちろん母方の遺伝子情報ももっているのですが、薄毛の場合は父方が強くなるので、もしも父親や父方の親類に女性で薄毛の方がいれば、当人に薄毛の遺伝子情報が含まれている可能性があります。
2 以前に比べて抜け毛が増えてきた
以前と比べて抜け毛が増えたと感じるなら薄毛になる可能性があります。
特に数ヶ月間抜け毛が増えたように感じる場合は要注意が必要です。
例えばブラッシングをしてブラシに髪の毛が大量についていたり、お風呂でシャンプーをすると手にぬけた髪がこびりついたり、排水溝に髪の毛がたまったり、朝起きるとまくらに髪の毛がたくさん落ちていたりする場合は要注意です。
しかし例外として直近に出産をした場合は産後特有の抜け毛があります。
その場合は一定期間過ぎればまた髪の毛が生えてきます。
3 産毛が多くなってきた
気づくと生え際やつむじ付近に細くて短い産毛が増えてきた場合も要注意です。
産毛が増えるということは髪の毛の成長がストップしてしまっている可能性が高いです。
髪の毛の産毛の期間はヘアサイクルの中でも数ヶ月程度です。
それ以降は1ヶ月単位で髪の毛は1cmづつ伸び、伸びるごとに太く成長するのが普通です。
ですから産毛が多いと感じたら危険信号だと思って良いでしょう。
ただし、女性に多いトップのアホ毛などは薄毛とは関係ありません。
アホ毛は髪の毛の摩擦や静電気などで途中から切れてしまっているものなので、薄毛ではありません。
4 髪の毛のハリコシがなくなってきた
カラーやパーマをしていないのに髪の毛にハリコシがなくなってきたと思ったらそれは加齢によるものです。
女性は年齢を重ねると女性ホルモンが低下していきます。女性ホルモンは女性の髪の毛に大きく影響します。
女性ホルモンの分泌が減少して起きる女性の薄毛をびまん性脱毛症といいます。
また、加齢だけでなくストレスなどでも女性ホルモンは減ってしまうので注意しましょう。
5 髪質が変わった
髪質が変わるのも女性ホルモンの影響が強いです。特に女性ホルモンが減少すると代謝も悪くなります。
代謝が悪くなると頭皮やお肌のターンオーバー(皮膚代謝)も落ちてしまいます。
そうなると頭皮がたるんでしまい毛穴の形がいびつになります。
いびつな毛穴から健康的な髪の毛が育ちにくくなります。いびつな毛穴の形で髪の毛へ十分な栄養や酸素が届かなくなることが髪の質を変えてしまいます。
そうなると髪は癖毛のようにうねったり、乾燥しやすいパサついた質感になります。
そうなると十分なヘアサイクルを行えず、成長途中で断毛または抜けてしまいます。
6 生え際やつむじ付近が特に薄い
生え際やつむじ付近が薄くなる症状を女性性男性型脱毛症といいます。
どういうものかというと加齢やストレスによって女性ホルモンの分泌が減ることで女性の中にある男性ホルモンの働きが活発になります。
そうすると女性ホルモンと男性ホルモンの優位差がなくなり、女性も男性のような薄毛を発症してしまいます。
男性の薄毛は生え際やつむじが薄くなり終いには毛根自体が消失してしまいますが、女性もこのような症状になる可能性があります。
7 フケや痒みが毎日ある
フケや痒みを伴うようであれば皮膚疾患による抜け毛の可能性が高いです。
ベタついたフケが多くでて、常に頭皮や髪がベタつく、また痒みと痛みを伴って髪が抜ける症状であれば脂漏性脱毛症。
カサカサの乾燥したフケが大量にでてしかも痒みを伴う抜け毛があれば粃糠性脱毛症と呼びます。
いづれにしてもこうした症状の場合は早めに皮膚科で診断してもらいましょう。
8 アトピー体質である
アトピー体質の方は円形脱毛症を発症する可能性が高いです。
円形脱毛症の患者さんの4割にアトピー素因を持っている方がいるという報告があります。
ですから、ごっそり髪の毛が抜けてしまってなおかつアトピーがある。
そして抜けたところが円形状になっていたり、完全に髪の毛がなくなっていたらそれは円形脱毛症です。
9 ストレスを感じる日が多い
ストレスを感じる日が多かったり、またストレスを溜め込んでしまうと血行が悪くなります。
頭皮には無数の毛細血管があり、髪の毛はそこから流れる血液から栄養や酸素を吸収し成長します。
ストレスは自律神経を乱し血行を悪くします。特に毛細血管は損傷を受けやすいためストレスによる抜け毛は後々深刻になる場合があります。
ひどいと円形脱毛症になり髪の毛が急になくなったりするので要注意です。
またストレスが高い状態で生活をしていると頭皮の柔軟性もなくなり、硬い頭皮環境になります。
そうなると健康的な髪の毛は生えづらくなります。
10 貧血を起こしやすい
貧血は女性に多いです。女性特有の生理などによって貧血気味の方は多いでしょう。貧血も薄毛の原因となってしまいます。
上記でも話してますが髪の毛は血液から栄養などを吸収し育ちます。
しかし貧血が起きると、体は生命維持に必要な臓器から優先して血液を送るため髪の毛への血流は一番後回しになってしまいます。
その間栄養を失った髪の毛は弱り、抜け毛を大量に出してしまいます。
11 バランスよく食事、睡眠、運動をしていない
人が活動する上で基本となる栄養、睡眠、栄養はバランスよく摂り、行う必要があります。
ようするに規則正しい生活習慣が抜け毛、薄毛予防には大切です。
12 喫煙、飲酒がある
タバコやお酒も過度に摂りすぎると血行や臓器に悪影響です。
13 ダイエットをしている
過度なダイエットは体を飢餓状態にしてしまいます。そうなると少ない栄養をできるだけ生命維持のために活用しようと体が働きかけます。
髪の毛は生命維持にはあまり関係ありませんから、薄毛を発症しやすくなります。
14 出産の経験がある
先にも少し触れていますが、出産は女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンを急激に減少させてしまいます。
女性の髪は女性ホルモンが強く影響するため急な女性ホルモンの減少が髪の毛に抜け毛という形で影響を与えてしまいます。
この抜け毛、薄毛のことを産後脱毛症とよびますが、この症状は数ヶ月もすれば女性ホルモンがまた分泌され始め症状は改善していきます。
ただし、急な女性ホルモンの減少は髪質を変えてしまう恐れがあります。
15 年齢が40歳を超えている
女性は40歳を超えたあたりから加齢によって女性ホルモンが減り始めます。
40代半ばでは急激に減るためその影響で更年期障害も発症することがあります。
それに伴い女性の薄毛を発症してしまいます。
まとめ
以上15の項目で3個以上当てはまるものがあればそれにあった薄毛治療をお勧めします。
薄毛治療は専門のクリニックをはじめ、皮膚科、セルフ治療(育毛剤)などもあります。
びまん性脱毛症や女性性男性型脱毛症の治療には保険がききませんが、皮膚疾患が原因で髪の毛が抜ける症状は保険が適用されます。
育毛剤などは根本的な薄毛治療に使うというよりは頭皮ケアのために使います。