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サバ缶が薄毛に効果アリ?
ダイエットに効果があるとテレビ番組で放送されてから、一時期スーパーの棚から姿を消したこともある「サバ缶」。
そんなサバ缶は薄毛にも効果があるという噂をご存知でしょうか?
今回はサバ缶が薄毛に効果があるのかどうか、調べていきたいと思います!
サバ水煮缶について
まずはサバ缶に栄養が多い理由、そしてどんな栄養が入っているのかを見ていきましょう。
サバ缶の秘密
サバの水煮缶に栄養が多く含まれるのはその作り方に秘密があるんです!
サバ缶は煮てから缶に詰められるのではないんです。
生のサバを缶に入れ、密閉してから大きな圧力釜の中で熱処理をして作られます。
家で水煮を作ろうとするとどうしても大量の水で茹でますよね。
その水の中に実は栄養が溶け出しているんです。
水溶性の栄養、サバの油に多く含まれているDHAやEPAは水の中に流れ出てしまいます。
でも、サバ缶は生のサバを密閉して作るので、溶け出したとしても缶詰の中にある水分の量のみです。
ですから、栄養を無駄にすることなく摂取できるんですね♪
サバ水煮缶に含まれる栄養
サバの水煮缶に含まれる栄養の中で髪の毛に必要な栄養は主にこの10の栄養素です。
・DHA
・EPA
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・ビタミンB12
・ビタミンE
・ビタミンD
・カルシウム
・ナイアシン
・セレン
髪の毛の育成や抜け毛、薄毛に効果のある成分を詳しく説明していきたいと思います。
DHA
DHAはドコサヘキサエン酸といってオメガ3の一種で必須脂肪酸の1つです。
このDHAは体の中で生成することができないので、食事として口から摂取するしかないのです。
私たちの普通の生活ではオメガ6が多くなってしまいます。
このオメガ6が多い状態が続くと「血行不良」「コレステロールの増加」「うつ症状」「体の炎症反応」などの症状が出てきてしまいます。
この症状が抜け毛、薄毛の原因になります。
そこでDHAを摂取すると、血液をさらさらにしてくれ、血行促進、炎症の抑制など、薄毛や抜け毛防止に効果があるのです。
EPA
EPAは血液をサラサラにしてくれる効果があります。
また、血管年齢を下げてくれる効果もあるんです。
血管に弾力が戻り、血液がサラサラになると、地肌や髪の毛に栄養が行き渡り、薄毛の予防に効果があります。
ただし、摂り過ぎると血液がサラサラになりすぎ、血が止まりにくくなりますので注意しましょう。
ビタミン類
ビタミンは薄毛に効果のある亜鉛をサポートし、亜鉛を吸収しやすくしてくれる働きがあります。
亜鉛の効果を高めるために、ビタミン類を摂取すると薄毛に効果が期待できます。
カルシウム
カルシウムが不足するとホルモンや細胞の新陳代謝のサイクルが乱れます。
女性ホルモンが乱れたり、新陳代謝のサイクルが乱れると髪の毛の生え変わる間隔であるヘアサイクルも乱れてしまいます。
ヘアサイクルを正常にするために、カルシウムは必要な栄養素となります。
ナイアシン
ナイアシンは糖質、たんぱく質、脂質の代謝を助けてくれる働きがあります。
そして、女性ホルモンを増やすために欠かせない栄養素でもあります。
女性ホルモンの減少は薄毛の原因となりますので、ナイアシンを摂取することは薄毛予防に繋がります。
セレン
セレンは主に青魚に多い成分で髪の毛の育成に必要な栄養です。
しかし、摂りすぎると薄毛の原因にもなりますのでサプリメントなどで摂取する場合は気をつけましょう。
鯖味噌缶、醤油煮缶でも効果ある?
サバ缶に含まれる、髪や地肌にいい成分がわかりましたが、水煮缶ばかりでは飽きてきますよね。
味噌煮や醤油煮でも同じ効果があるのでしょうか。
サバ味噌缶とサバ醤油煮缶
ビタミンについては味噌煮と醬油煮、水煮では栄養価的にさほど違いが見られませんでした。
しかし、カロリーや糖質、脂質が水煮や醬油煮より、味噌煮のほうが多くということがわかりました。
糖質や脂質の摂り過ぎは頭皮と髪の毛によくないので、水煮の方が薄毛にはなりにくいですね。
塩分も水煮缶が1番低めなので、毎日の摂取にはやはり水煮缶が好ましいですね!
しかし、DHAとEPA については味噌に含まれるイソフラボンが酸化を防ぐ効果があるため、成分が壊れにくく、栄養価も高くなります。
これらのことを考えると、基本的には水煮缶、そして味に飽きないように味噌煮や醬油煮も時々取り入れるのがおすすめです。
サバ缶が薄毛に効果のある理由
サバ缶に含まれる栄養素とその効果から、
・DHAで血行を促進
・EPAで血液サラサラ
・ビタミンでヘアサイクルを正常化
・ダイエット効果で肥満予防
・カルシウムで薄毛対策
以上の理由からサバ缶が薄毛に効果のある理由だとわかりました。
1日にどれくらい食べればいいの?
では1日にどれくらい食べれば効果があるのでしょうか。
髪の毛のためを考えるとEPAやDHAの量がポイントになります。
それを元に考えると1日の摂取量は1/2缶となります。
2日で1缶ですね。
これなら量もさほどではなく、経済的にも続けやすいですよね♪
栄養価の高いサバ缶を選ぶコツ
野菜や果物、魚には旬のものがあります。
旬のものは栄養価は高いと言われています。
サバの旬は秋。
サバは冬の寒さに備え、秋に脂肪をたくさん溜めます。
この脂肪が「脂ののったサバ」として旨味にもなるんですね。
そして脂肪に多く含まれるDHAやEPAなどの栄養が高くなる理由です。
したがって、秋に水揚げされたサバを使用した水煮缶が1番栄養価が高いということになります。
同じお値段なら、栄養価の高いものを選びたいですよね。
でも、賞味期限は書いてあるけど製造年月日は書いてない・・・。
でも大丈夫です♪
サバ缶の賞味期限は約3年。
なので、2019年11月に水揚げされたサバの水煮缶の賞味期限は2022年の11月。
水揚げされた月は変わらないので、秋〜冬が期限の水煮缶を選べば大丈夫なんです♪
サバ缶アレンジ法
薄毛予防のためとはいえ、毎日サバ缶では飽きますよね・・・。
特に水煮缶は塩のみで味付けしてあるものが大半なので、飽きやすいです。
しかし、塩味はシンプルなのでかえってアレンジしやすいのです。
サバ缶のアレンジ法としては
・そのまま食べる
ポン酢やお醤油をかけて食べる
・スープに入れる
スープだと汁も飲めますので大変おすすめです。
お味噌汁やトマトスープにも合いますのでおすすめです。
・サラダに入れる
ツナ缶と同じ使い方が出来ます。サラダにトッピングすると食べやすくなります。
・炊き込みご飯に入れる
汁ごと入れれば出汁にもなり、栄養も余すことなく摂取できます。
鯖缶のその他の効果
サバ缶には薄毛対策のほかに、
・ダイエット効果
・しみ予防で美肌効果
・骨粗鬆症予防
・記憶力の維持
の効果もあります。
こんなに色んな効果があるなんて嬉しいですね!
まとめ
最近はトマト煮やオリーブオイル漬けなどいろんな種類があるので、ローテーションで楽しむのもいいかもしれませんね。
血行をよくしてくれたり、血液をサラサラにしてくれたり、髪の毛や頭皮だけではなく、体全体の健康にも効果があるサバ缶。
アレンジ方法も参考にして取り入れてもらえたら嬉しいです。