薄毛対策にはバランスの良い食事が欠かせません。
髪も人間の体の中で作られるもので、各種の栄養がなければできないからです。
様々な食べ物が効果があるとされてきましたが、中でも注目されるようになってきたのが、日本人の食事には欠かすことができない青魚などを含まれています。
日本人と魚
日本人は、とにかく多くの魚を食べる事で知られています。
欧米のような肉食ではなく魚や野菜を中心に食生活を組み立ててきたからです。
地政学上、周りを海に囲まれている海洋国家の日本ですので、豊富な海洋資源があったことも背景にあるでしょう。
この海洋資源である魚をうまく活かしていくことが、食生活を豊かにするポイントになるのも間違いありません。
その中で注目されるようになってきたのが、イワシやサバなどの青魚です。
高い栄養素でも注目されていますが、イワシやサバ缶などが非常に手軽で美味しいというのも重要になります。
どんなに薄毛対策になるとしても、美味しくない食事をとり続けていけばストレスがたまるでしょう。
体にストレスが溜まれば、必ず血流が悪化します。
これは体を守る防衛本能であり、ストレスを溜めてしまえば避けられません。
血流が悪化してしまえば、頭皮にも栄養が行き渡らなくなり、髪を作り出せない環境にしてしまうのです。
食べ物を美味しく食べるというのは、日々の生活を豊かにするという点でも考えていかなければいけません。
その中でイワシやサバ缶は、日々美味しい食べ方を研究されている食材です。
これが薄毛にも効果をあげてくれる食材となるのですから、日々の食事のメニューとして、上手に使っていく必要があるでしょう。
薄毛対策に繋がる豊富な栄養素
イワシはサバ缶が薄毛対策になるというのは、眉唾な話ではありません。
実に豊富な栄養素を含んでいる食材だからこそ、薄毛対策になるというのが見えてきました。
代表的な栄養素だけでもDNAやRNA、EPA、DHA、亜鉛などが挙げられます。
名前を聞いたことあるようなものもあるでしょう。
特に薄毛対策として名前をよく聞く亜鉛が含まれているのも、これらの食材を注目しなければいけないポイントです。
DNAはデオキシリボ核酸の略です。
かなり注目されるようになった栄養素ですが、記憶を良くしてくれるという研究が進んでいます。
頭を良くするために重要な栄養素であると考えられるようになったのは、日本人の子供が知能指数が高い理由として、魚を食べてきたのが考えられるようになったからです。
脳の発達をサポートしてくれる栄養素であるのがわかってきましたが、もちろん勉強していなければこの能力もいかせません。
血液をサラサラにしてくれるEPA
薄毛対策として、注目するのはEPAです。
血液をサラサラにしてくれることで知られるようになった栄養素で、血管を内側から拡張してくれる力を持っています。
成人病として恐れられている動脈硬化や心筋梗塞などの予防にも役立ってくれるので、年齢を問わず摂取していきたい栄養素です。
血液をサラサラにしてくれるというのは、薄毛対策として欠かすことができない効果になるでしょう。
頭皮には大きな血管はありません。
ほとんどが毛細血管と呼ばれるような細く小さなネットワークであり、ここに血液が流れていかなければ栄養を運び込むことができないのです。
そこで血液がサラサラになり血管を拡張してくれるようなEPAが力を貸してくれると、髪を作り出す毛母細胞に栄養が行き渡りやすくなります。
薄毛対策として非常に有効な栄養素なのが分かるでしょう。
オメガ3系脂肪酸のEPA
EPAは不飽和脂肪酸と呼ばれる種類にあたります。
エイコサペンタエン酸と呼ばれる脂肪酸が含まれており、一般的な油の分類としてはオメガ3系脂肪酸と呼ばれている種類です。
このオメガ3系脂肪酸は、人間の体の中で作り出すことができません。
それなのにもかかわらず、必須脂肪酸の一つとして必要になるのです。
つまり、外部から取り込んで来なければいけない油であるといっていいでしょう。
一般的に飽和脂肪酸と言うと、コレステロールを増やすてしまう危険性があると考えられてきました。
非常に危険な油であると思われてきたのですが、実は善玉コレステロールを活性化させてくれるため、悪玉コレステロールを減らしていけるのです。
健康的な生活をするためにも、このオメガ3系脂肪酸は重要な意味を持ちます。
このEPAを摂取するためには、実は缶詰が有効です。
なぜ缶詰がと思われる人も多いはずですが、非常に有効なEPAにも弱点があるからです。
その弱点が熱に弱いという点で、イワシやサバを焼いて食べてもあまり効果をあげられません。
せっかくのEPAを減らしてしまうだけではなく、焼きながら油を落としてしまうという状況が出来上がり栄養が減ってしまうのです。
ここから分かるとおり効率的な摂取を考えるのであれば、生で食べるのが一番と言えますが、そんなに食べ続けられるものではありません。
時期によっては刺身では難しいときもあるでしょう。
そこでつみれなどにするという方法もありますが、決して簡単ではありません。
イワシやサバ缶が有効なのは、製造の過程にポイントがあります。
魚を缶の中に閉じ込めてから加熱処理するため、EPAがしっかりと閉じ込められているのです。
つまり、この油もうまく使うことで、薄毛対策としてもEPAを効率よく摂取できると言えます。
注意しなければいけないのは非常に効率のいい摂取の仕方ではありますが、イワシやサバ缶を一人で一缶食べてしまうと、摂取量としては少し過剰です。
これだけは注意しなければいけません。
イワシやサバ缶の手軽な食べ方
サバやイワシ缶を食べる場合には、毎日少しずつ食べるというのが現実的な選択肢です。
こまめに食卓にあげるのが一番ですが、どうしても飽きてしまうのも間違いないでしょう。
そこで食べ方を考えてみなければいけません。
美味しく食べていくのが、継続していくためにも大事なポイントになるからです。
少しずつおかずにするのは簡単ですが、中身を全て温めてしまうという方法もあります。
つけている油ものがさずに温めてみると、かなり味わいが変わるからです。
ほんの少しだけ醤油を足して加熱してみると、香ばしさもプラスし食が進むようになるでしょう。
パスタにする方法も便利です。
茹で上げたパスタに、崩した缶詰を混ぜるだけで、簡単に出来上がってしまいます。
青ねぎなどを少し足してあげると食べやすくなるでしょう。
茹でたパスタがくっつきにくくするためには、茹湯の中にわずかでいいのでオリーブオイルを垂らしておきます。
これだけで茹であげたパスタがくっつきにくくなるので、後でほぐしてみるのも簡単です。
ドライのハーブなどをちょっと足すだけでも、かなり豪華な食事に早変わりします。
サバ缶などは様々な食べ方が考えられてきましたが、練りゴマとシソなどの香り野菜をプラスし、温かいご飯の上に乗せてほうじ茶をかけてみるのも方法です。
この方法は簡単なお茶漬けを作る方法で、サバ缶も半分程度で十分な味付けに早変わりしてくれます。
香ばしさを出したい時には、そのままアルミホイルに包み、オーブントースターなどで加熱してあげると違いが出てきます。
アレンジしてみることで飽きずに続けられるので、試してみると良いでしょう。
まとめ
イワシやサバは、大変豊富な栄養を含んでいます。
健康のためにも大事な食材となってくれますので、薄毛対策だけではなく日頃の健康的な生活のためにおかずとして考えてみると良いでしょう。